イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人間とは何かなぁ?(傾聴力 2/10)

2018-04-28 | 第一章「意識と知覚」

 人間とは何か?この問いかけは恐らく、人類の歴史とともに始まったくらい古いと思う。私は5000年前の縄文時代の小説を書いたが、その中でジャン・ボテロ著「最古の宗教 古代メソポタミア」の中の人間創造神話などを学んだ。旧約聖書の創世記にも影響を与えた神話だと思うが。人が神(多神教の神だが)の不死性を継承していることがほのめかされている。この神話は文字として残されているが、同時代の縄文時代中期の日本にも不死性を有する魂の思想があったのではないか。

 北海道の入江遺跡で発見された20歳代の女性の骨は、ポリオを患っていたようで明らかに世話をされて生き抜いたようだ。先日その骨(レプリカ?)が上野の国立博物館で展示されていて、感動しながら拝見させていただいた。こうした福祉の文化の背景に、魂に関する思索があることは間違いないと思う。

 ちょっと脱線をしたが、人間には神仏と関係をもつ霊性があり、尊厳があるという考え方は現代にも大きな影響を与えているが、自分のこころを整理する上で魂を考えるとストレスが違ってくる。心の中に湧き起こる見神欲といったらよいか、神仏を求める欲求を変と決めつけず、伝統宗教等の人類の知恵をいただき再考し、肯定的に捉えていくのはどうだろうか。

 以上のような魂や霊性の話は、実際に生きる上でも大きな影響を与えるが、目に見える身体の話も面白い。現代は魂や霊性を忘れるところがあるが、身体についても忘れがちだ。特に、私たちが五感・体感をもつ存在であることはどうだろうか。私たちは物事を知覚するが、それは五感・体感を通して行われる。当たり前のことだが、私など昔はどこまで理解していたのだろうか。視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚。昨年の夏頃から仏教の極楽と地獄。キリスト教の天国と地獄に興味を持っているが、どれも当たり前だが、五感・体感の世界と密着している。そして、つくづく思うが五感を本当に楽しませることを意識することは、健康に生きる上で大切だと。バラの匂いを嗅いだり、自然の中で小鳥の声を聴いたり、絶品の料理を楽しんだり、豊かな芸術品を楽しんだりすることを意識すると、人生が変わってくるようだ。頭でつくった世界は五感・体感の世界の前では空しい。

 そして、もう一つは生育史である。生き甲斐の心理学を学ぶと、日々の生活の中で過去の生育史がとても影響を与えていることが分かってくる。そして、まあ、いろいろあった様々な経験を、できるところから肯定的に解釈しなおしていくと、変なストレスはどんどん無くなり、ストレスの風が吹くと風車(かざぐるま)がくるくる回るように、思考・感情・行動が連動して回り、ストレス曲線が幸福曲線に変わっていく。

 こうして、魂、身体、生育史の3つの観点から人間である自分を見直し、肯定的に捉えていくと、傾聴力も違ってくるのではないだろうか。

 写真は、この冬に奈良・薬師寺に行ったときの写真。私はカトリック信徒ではあるが、奈良に行くと何かが落ち着く感じである。 

傾聴力 2/10

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