イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

原発問題など眼中になし!(あなたとわたし 10/10)

2011-04-20 | 第八章「魂と聖霊」

 今回の大震災は、福島原発の問題を引き起こし、多くの日本人に様々な不安を湧き起こしている。勿論、わたしもその中の一人であり、孫は大丈夫かなど、一時はうろうろとストレスの階段を登って行った。

 これは私だけの現象ではなく、海外から来ていた留学生や職業人までいろいろ影響を与えているようだ。一時避難で西日本に移動した人、一時帰国した人、引っ越しや仕事を考えた人・・・

 チェルノブイリの被害が700Kmまで及ぶ大規模なものだっただけに、現在の汚染範囲は今のところ違うとは言え、原発問題を心配になるのは当然である。今はただ、放射能の拡散はそれほどではないようであり、いち早く事態が何とか収束することを祈るばかりである。

 さて、わたしも不安を掻き立てられてきたが、最近はだんだん落ち着きを取り戻してきた。

 そして、昨日は、近くの多摩動物公園に立ち寄った。小雨の中、人の少ない園内を見学したが、いつも以上に、動物に元気づけられた。

 いつものように、さっと首を回すシロフクロウ(太極拳のスワイショウをいつも何故か思い出す)、ビックリするほど元気に動き回るコアラ(動き回る姿を見たのは今回初めてであった)。アムールトラの親子も元気そうであった。オオカミも、サイも、ツルも、・・・・

 原発問題など、全く眼中にない動物達!その動きは無駄なく優雅・・・・・

 たまたま、午後は都心で≪生き甲斐の心理学≫の勉強会があり、同志の皆さまと楽しく勉強した。その中で、この動物達のお話をさせていただいた。今ここで生きている動物。我々人間も、何か動物達に学ぶところがあるのでは・・・

 U先生や勉強仲間のみなさんとの会話の中、自分一人では到達できない(ロジャースの6条件が満ちているためか)、悟りのようなものを感じてしまった(心理学の良質の勉強会は、それ自体が悟りの場のような働きをする)。

 考えてみれば、生命40億年の歴史の中には、隕石が衝突し300メートルの津波が襲い殆どの生命が絶滅した時期もある。そうした困難の後、誕生した人類も何回も氷河期を乗り越えて今に至るが、それは地球の他の生命も同じである。植物も動物も・・・

 そんな、大きな流れの中では、今回の原発問題はどんなものなのだろうか?ただ、結果は判らないが、とにかく、人も動物も、無駄なく優雅に行動すればいいのだろう。何も深刻ぶる必要は無いのかもしれない。

あなたとわたし 10/10

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何となく怒り易い人が多かった18日(きのう)!(あなたとわたし 9/10)

2011-04-19 | 第八章「魂と聖霊」

 最近、東日本大震災の影響、まだまだ予断を許さない原発の影響もあるのか、何となくギスギスしている雰囲気が気になる。


 さて、ストレス(暗い感情)は日々馴染み深い友達のようであるが、それは、ある特徴をもっている。


 ストレスは、健康であれば、それが一つのバネになるものだが、放置していくと、階段状にアップグレードして行く。それを、意識すれば幸福曲線に向けることもできるのに・・・である。


 暗い感情は万とあるが、それを生き甲斐の心理学では5つに分類する。次の5つであり。右に行くほど高くなる。


 不安、怒り、身体症状、ウツ、錯乱


 自分が今どの段階にいるのか?これを意識化するだけでも、意外に自分を安定させることができる。堪忍袋の緒が切れたという言い回しがあるが、堪忍袋のレベルを意識すると、それだけで安定させる何かがある。


 そして、生き甲斐の心理学を身につけてくると、そのストレスを自問自答で解消することもできる。勿論、自分で解決が無理なら(身体症状を越えると)、厳選した専門家の門をたたくのが良いかもしれない。


 


 話は戻るが、何となく、昨日はいつもと違うストレス(例えば、怒りやすくなっているとか、眠れないなどの身体症状・・・)を自分や周りの人に感じた。


 そして、夕方近くになると、本当にヘンだと思った。ふと、次の日曜日がイースター(復活祭)であることに気づき、今日、18日は満月かなという考えが浮かんだ。そこで、おもむろに右のブックマークにもある暦のページを調べると、満月!


 ≪満月、新月≫の日に人は不安定になるようだ。そうした事例を統計的にあらわした資料も見たことがある。U先生にそうした参考文献を見せて頂いてから、月の動きを気にするようになった。大切な人間関係を悪化させるより、時には月のせい! ・・・のがスマートかもしれない。


あなたとわたし 9/10


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信頼感が原点:カンガルー(有袋類)を観ながら考える!(あなたとわたし 8/10)

2011-04-18 | 第八章「魂と聖霊」

 昨日は、NHKスペシャルで、オーストラリアの有袋類についてワクワクしながら観た。昨年の夏にNHKスペシャルで学んで以来久しぶりに鑑賞した。

 有袋類は多摩動物公園に立派なエリアがあり、コアラ、ワラピー、カンガルー、ウォンバットなどをじっくり鑑賞できる。オーストラリアという厳しい環境を生き抜いた動物だけに、これらの動物は何か独特のものを感じる。

 有袋類は、胎盤で子供をお腹の中で育てる人間を始めとする哺乳類とは違い、受精後かなり早い段階で生まれて母親の袋の中で育てられる。哺乳類の歴史の中ではかなり古い段階で、有袋類と有胎盤類は分化している。そして、おのおの独自に進化し、昔は肉食の有袋類のトラなども存在したようだ。

 以前のテレビを見ての受け売りであるが、有袋類は子供を袋で育てるために、厳しい環境の中では母が子供を捨てて生き残るということができ、その点有胎盤類より環境に適応しやすいという。反対に、有胎盤類は生死を共に母子一体で過ごす期間が長いので、脳の発達が促進されるという。

 そんな知識を持って、時どき動物園をのぞく。有袋類と有胎盤類は何が違うのだろう・・・有袋類を体感で味わう!

 さて、発達心理学、宗教心理学、臨床心理学、そして生き甲斐の心理学でお馴染みのエリクソンの8つの人格形成論というのがある。8つの人格形成の段階があるが、その第一番目は0-2歳の希望の段階である。この時期に基本的信頼感とか不信感が芽生える。

 しかしながら、実際は誕生までの胎内に居る時。母は子と運命共同体として過ごす。それは、心(成育史)にどのような影響を与えたのだろうか?とても神秘的である。

 心理療法やカウンセリングでカウンセラーとクライアントの関係で重要なのは、信頼である。カウンセラーがクライアントを傲慢に何かしようとしても殆ど上手くいかない。普通の人の日常でも同じである。信頼しないで、何も始まらない。人は信頼されて、初めて自由に個性が発揮できたり、自然治癒したりする。

 また、わたしの年になってくると、信頼してこそ信頼され、そこに豊饒な人間関係が形成されることも味わえるようになる(遅く気づいたのかもしれないが)。

 カンガルーの優雅な跳躍や、群れてのんびりしている微笑ましい姿をみると、サムシング・グレイト(神仏でもいいが)は何故有袋類を作られたかを考えてしまう。サイコロを転がして有袋類を作ったとは思えない。

あなたとわたし 8/10

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不思議な光、自動販売機!・・・神秘を考える。(あなたとわたし 7/10)

2011-04-17 | 第八章「魂と聖霊」

 東日本大震災の影響で節電が叫ばれ、夜道の景色も随分変わった。その中で、やはり自動販売機が強烈である。不要なライトを消灯し、LEDのライトなのだろうか光が点滅している。とてもシュールである。売り物を表示するのではなく、ただ存在を誇示するだけの不思議な点滅・・・

 同じモノでも状況が変わると、変わる。そして解釈も様々に変わる。諸行無常!

 中国の文化革命の時、信号の色が問題になったという。赤を止まれでなく、進めと解釈すべきだという意見がでて、一時信号機が消えたという。

 生き甲斐の心理学を勉強すると、人が解釈する仕組みをいろいろ勉強する。解釈により、人はストレスを感じたり、逆に幸福になったりする存在からだ。こころの治療は解釈の再検討といってもよい。

 さて、今日の朝は、自分の信じる神についていろいろ想いを馳せた。ツイータのつぶやきに、考えさせられたからである。私の信じるカトリックの神は三位一体の神である。幼いころ母に連れられて、修道会に初めていったことを思い出す。そして、十字を切ったのだが、この時母も修道女も≪父と子と聖霊の御名によりアーメン≫と唱えた。カトリックの神は三位一体なのだ。しかし、この意味を真剣に考える人は意外に少ない。

 中学校までは教会に行っていたが、高校生になると、神を素直に信じることが出来なくなった。何か、重苦しく、遠くの神のように感じた。そして、大学を卒業してからは、不可知論者に近かったかもしれない。

 そして、中年のある時期、悩み多かったころ、NHKテレビの宗教の時間に、ある神学者が、キリスト教の神で聖霊を論じることが少ない・・・という話をくいいるように観たことを思い出す。その後不思議な体験を経てカトリックの神を信じるようになったが、恐らく自分の神の解釈が、変わった結果でもあろう。

 三位一体の神は、単純ではない。人間の限りある知力や認識では完璧には捉えられないという説が一番納得できる。そして、多くの文化(ケルトや南米、東洋)でも信仰されてきたという歴史があるのも、納得できる。単純に一神教というのはどうだろうか。恐らくそういうくくりではすり抜けてしまうだろう多様性を秘めているのだと思う。

 キリスト教ではこれから一週間、祈りの時である。そして、来週は復活祭となる。

あなたとわたし 7/10

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≪役割≫を考えると観えることがある!(あなたとわたし 6/10)

2011-04-16 | 第八章「魂と聖霊」

 20年前に父が亡くなったが、亡くなる数日前に、「この本は良かった、中国の文化革命は本当に悲惨だったんだ。よかったら読むか?」と父から本を貰った。亡くなる直前の2カ月は、様々な思い出がある。癌の治療と、会社の経営問題という2つの重い課題の中で、読んでいた本は「上海の長い夜」(チェン・ニエン著 原書房)で、一時話題になった本であった。

 本というものは、不思議である。何か自分の準備が整っていない場合は、一時間も読まないうちに読めなくなってしまう。ただ、大切だということは判っており、手元に大切に残し、機会があれば再読しようと思う。「上海の長い夜」もそんな本の一つだった。

 父は60歳台で亡くなった。私も還暦となり、その時の父に近くなってきた。もう一つ、去年の終わりごろから、ベルリンの壁、東西冷戦の時代の裏側に興味が湧いて来たこともある。そんなこともあり、ふと手にとった「上海の長い夜」を読み始めている。結構長い小説であり、また、読みたい本も他にもあるので、読み終えるのは何時になるだろう。

 ただ、父が私に何かを託そうとして渡した本なのだから、何かを読みとらなければならないと思う。父は自分が父であることをきっと意識していたのだろう。それは、この年齢になってくると、昔より判ってくるようだ。

 そして、沢山ののうがきを語るでもなく、さりげなく「よかったら読むか?」は、≪役割≫を熟知していた人の言葉だと思う。

 U先生の生き甲斐の心理学(84ページ)に次の一節がある。

≪(3)役割遂行の上手な人:さりげなく、静かに、黙々として周囲の人に気づかれないように、心の負担をかけずに振舞う人が居ます。その結果、人々が心から感謝して、誰がしてくださったのだろうか、と探すけれど、判らない、これが最良の役割遂行です。≫

あなたとわたし 6/10

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