田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

コラボという名の 俄シェフと云っては失礼だが

2012年02月11日 | 日記

2月11日(土)  雪   晴れ  風は冷たいが春を感じる

朝陽が顔をだしても雪は止まなかった。雪が降ると云うほどのことはないが、昨日までに溶けた道もうっすらと白くなっている。

明日のイベントでプレゼンテーションするパワーポイントのスライドに文字を書き込むのだが、発表する当事者は「写真の説明書きを入れてください」とだけ云って、あとは当日 ・ ・ ・  書いては直す作業も出かける時間になんとか終わった。

たてしなエコ・クラブの仲間F君が上田のコラボ食堂で一日シェフをすることで仲間と向かった。昼定食が30食限定で予約をしないと食いっぱぐれるという触れ込みだった。

会場に着くと店は客で満席、僅かに空いた席にすわりシェフの手さばきを覗き込む。F君は将来自分で店を開きたいと聞いたことがある。どんな料理が出て来るのか楽しみだが、メニューには肉を使わない「野菜だけで彩る華やかチャイニーズ」《はじまる飯店》となっていた。

イベント的な一日シェフを謳っているコラボ食堂、HPで見ると「地域の食文化を伝える」「農家の想い」「安全・安心・おいしさ」「地産地消」を頭にだしている。http://ueda-collabo.com/

兎に角、なれないシェフとしては次から次にくる客へ急いでださなければならい料理に負われていたようだ。厨房の配膳台で鍋から器に盛るのも、イソガシでのご愛敬か、客席のカウンターに中華鍋を持って来てしまう慌てようだった。

 

メインの料理はともかくとして、デザートとしてだされたチョコレートは彼の相方Fさんの手作りのもので、トッピングのドライフルーツの配色がにセンスが見えた。甘さの中にも苦みが効いているチョコレート、コーヒーと紅茶を選ぶことができた。

F君は仲間内では料理好きでとおっておいるが、こう言う店で昼定食を出すのは初めてだろう。甘いデザートの反比例ではないが、辛口で表すと、折角のチャンスに色気がないのが残念だ。「豚がどっかに行っちゃった酢豚」としゃれっ気のコピーは良いのだが、豚肉の代わりに豆腐をつかっている。今の時期は野菜が少ないが、ピーマンやパプリカを使えば彩りは美しくなる。主菜の皿が白いので余計に茶色一色なのは旨味がない。また、店屋の定食となると主菜・副菜・添えが必要だろう。添えは根菜類のサラダが役目を果たしていた。味は?と聞かれれば確かに、酢豚的になっているが、今一パンチが足りないように感じた。また、信州ならではの漬け物がなかったのは残念だろう。昼定食800円と云えばサラリーマンには高値の華なのだから。

特筆すべきものはご飯は美味かった。彼が自ら無農薬有機で育てている田圃で取れた米だ。惜しいのは銀シャリに精米してあったが、玄米が難しければ五分づきの方が味が濃いのではないだろうか。

次回は3月10日だというが、町であるイベントの主催者側なので上田に行くことはできないのが残念だ。

 

コメント
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