9月4日(火) 曇り 霧雨 午後からは 曇り 風もなく穏やか
昨日の同じ草刈りで一日を過ごした。草刈りは燃料タンクが空になると休憩することにしている。燃料を継ぎ足してからしばし、休憩、裏山に登り切ると9月になって花が勢揃いしたツリフネ草が目に入る。しかし、ここでも黄花ツリフネ草は姿を見せなくなった。気候の変動か、道普請のために道路の拡幅作業が進められたためかは定かでない。
夜は、毎年恒例の行事「人権学習会」が集会所で開かれた。午後7時開演、俺は時間に合わせて出かけたが、既に全員が集まっていた。挨拶のあと直ぐにビデオが写されて30分くらいは芝居仕立てのDVや外国人差別などが話題の中心だが、布団を叩く音と階上の部屋の物音がもめ事に発展することまで盛り込まれていた。この集会は一戸1名の参加とされているが、夫婦や家族で観る方が意味があるのだろう。しかし、ビデオを観て何を感じたか、この町での現状はどうなのか?など話し合えばもっと有意義な学習会になると思うが難しそうだ。
役場の人が帰ったあとは、集落のことが話題になった。次の日曜日に行われる、公園の整備と道普請、9月下旬に行われる地区の祭り、此処までは俺に直接は関係ないことだが、次の話題“農地水保全管理”に話が移ると、皆の話しっぷりが熱くなった。山裾集落では農道のコンクリート舗装など希望しているが、地区は主として「有害鳥獣進入防護柵」の保守を第一候補にしている。農地水の仕組みを説明しなくては次の役の人が育たないことなどが話題となった。農地水保全管理については、農水省や長野県のHPを見ながら説明をすれば、誰もが仕組みを理解できると思う。この集会所にはネット回線が引かれていない。そんな話をすると、ネットの仕組みが分からないと言う声が上がった。
この町のネット回線は電話線かケーブルテレビの回線を利用するようになっている。また、一般的にドコモやauのフレッツと称する光回線は利用できない。ケーブルテレビは町が51%出資する民間会社、蓼科ケーブルビジョンが経営している。また、この会社が独自にやっているわけではなく、長野電算と言う会社、JANISという回線を利用している。ネットのことを詳しく説明すると、メールとHPの閲覧があるが、携帯のメールと何が違う?などと言われると厳密には分からないが、アドレスから見れば、docomoやauと同じ、janisa.が会社名となる。sas.とdia.がjanisの前に着く、また、初期の契約者は何も付かないのもあるそうだ。sas.とdia.の区別はわからないが、また後ろに書き表すのはac.やgo. ne.or.などがある。俺の場合はsas.janis.or.jpとなるのだが、この前には@が付、更に@の前には固有名、ハンドルネームが付けられる。俺も若い頃はニックネームや固有の意味の無い文字を並べたが、それを忘れると大変なことを“自覚”するようになって、今では苗字と集落の名前の二つを使っている。集落の名前は地域作りで「個人ではないよ」の意味からハンドルネームとして受けが良いのを知った。
メールアドレスに拘って書いてしまったが、本題は、「避難所には情報通信回線は必要」ということだ。もっとも今では携帯電話やスマートフォンが流通しているので其方に任せる方がよろしいとの意見もある。読み返して見るとムリヤリに話題の方向を変えたように思うが、俺的には目的をはぐらかすことではできない。 ノダァ~(古ッ)