田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

台風の余波か 強い東からの風が木々草花をゆらす

2012年09月17日 | 日記

9月17日(月) 敬老の日  雲が多いが陽が昇るにつれ青空が広がる  残暑

昨日の熱射病事件は朝になっても未だ続いていた。其れにも増して、ベッドから降りたトタンに脹ら脛から大腿部、足の裏側の筋肉が悲鳴を上げた。そして、立ち上がると腰と背中の中間の筋肉に痛みが走る。こう言うことを口にすればMから返って来る言葉は耳にタコができるほど知っている。

車で出入りする度に注視していた錦木の植え込みを除きにいった。秋の花としてコシオガマとノコンギク、今年はどちらが先に花が咲くのか確認したかった。白樺レストランの脇にあるノコンギクは一枝二輪だけ濃い紫の花を見つけたが、あとはまだ硬い蕾だ。朝陽から午前中一杯陽が当たる錦木の根元、ここでもコシオガマの方が先に花を開いている。数カ所で咲き出していることから確実に、ノコンギクは後から花を開くようだ。

コシオガマはゴマノハグサ科とされていて、ヨコから花を見ると、ゴマの花を小さくしたように見える。正面からシベを見ると虫が中へ入り込むとすんなり外へ出さないというように釣り針のモドリがついたようなシベの姿がすごい。今日は風が強いから虫の姿は少ないが次には、虫が中で暴れる姿を見てみたい。

 

秋に花を開く花としては園芸種だが、デュランタがある。この花は蝶が好きだ。キアゲハ、カラスアゲハ、今日はミドリヒョウモンが来ている。強い風に振り回されながらもしっかりと捉まり蜜を吸い続ける。ヒョウモンチョウは表の翅を見ると種類が判りにくいが、裏の紋様を見るとミドリヒョウモンの特徴の3本の縞模様が見えた。俺が手をだしても逃げることはせず爪の先に移動してきた。彼の手指の力強さを指先で感じたが、風の強さをモノともせず密を吸い続けることに納得する。

春から夏にかけて姿が少なかったベニシジミ、キュートな顔つきと機敏ながら人を恐れることはない蝶だ。秋になって翅色が少し濃くなり、姿が多くなった。爪草も一頃より衰えたが、蝶を休ませる葉は充分にある。しっかりと葉に足は着け、前の二本の足を触角と同じように細かく動かしている。これから晩秋まで低いところに止まり上空を通過する仲間を追いかける姿が見ることができるだろう。戦う蝶としてこのキュートな姿からは想像ができない。

秋そのままの花としてシュウメイ菊がある。庭にも白とピンクがあるが、ピンクの方が優勢のようだ。白い花の株は増えていないが、ピンクの株は僅か一本だけ花茎を伸ばしているのもある。種がこぼれ芽が出るのは色つきものだ。しかし、中途半端な薄桃色や白地にピンクの斑入りなどの花は姿を見せないことから、優勢的な種の保全には白は弱いようだ。また、この花に来る虫はカナブンやカメムシだけ蝶は花に止まることは少ない。しかし、たまにヒカゲチョウが姿を隠すように葉に止まっているのを見かけることがある。

 

まだまだ秋の入口 10月末までは充分に錦の山々を楽しめそうだ。

 

 

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遅ればせながら ジャガイモ掘り 熱中症か

2012年09月17日 | 日記

9月16日(日)  晴れ  猛暑  風は涼しいが   午後は 。。。

昨夜から雨が降らないことを祈りながら、ジャガイモ堀の計画を立てた。ケイカクと云ってもそれほど大層なことでなく、鍬でキズを着けた芋を直ぐに洗い、アルミホイルに包んで焚き火にくべることだ。これで美味い昼飯となれば最高と目論んだ。

朝飯を片付け生ゴミを堆肥作りの段ボールに入れてから、畑にでた。今年は3種類の芋を撒き、既にトウヤは収穫をした。これは澱粉質が高いものと思っていたが男爵よりも少ないのではないだろうか?来年はマリモ(エニワ)という種類を作って見たい。これは澱粉質が高く、工業用澱粉採取用として育てられているそうだが、食用としての商品名が「マリモ」とされている。来年を語るほど畑作業をシッカリしているわけではなく、単に食い意地が張っているだけなのだ。

三本鍬とプラスチックの収穫コンテナを持って畑に向かった。風は涼しいが猛暑、まずは一畝を掘って、焚き火を始めた。三畝がキタアカリ、次の三畝が男爵となっている。初めの畝ではネズミに喰われているものなく一安心、形も大きすぎず適当な大きさが良い。小さく親指の先くらいのものは、これは丸ごとスープに入れたり、生のまま油で素揚げにする。そして甘辛のタレにニンニクの擦ったもを上に振りかけると最高のつまみになる。俺は酒を口にすることはないが、このテの肴は大好物だ。

 

畑全体が草で覆われていたが、半月ほど前にビーバーで地面すれすれ刈払った。草の種類は蓼が多く繁茂して中にはアカマンマの花を開いている。この根を引き抜くと下に芋が姿を表す。浅い所でできた芋は野ねずみの格好の食材として狙われる。下の写真のようにジャガイモ原型がわからないくらい囓られた芋もある。ネズミの種類はハタネズミ、小さく見た目も可愛い。冬になるとボイラー室の隅に入り込み段ボールの隙間を住処にしていたこともあった。ネズミが食うと云っても僅かな数、毎年春には沢山の芽をだしたジャガイモの処分に困るくらいなので、僅かなおすそ分けは許すことにしている。

三列の畝を堀上げると既に昼飯時は過ぎていた。昼休憩ということでMが飯を持ってきてくれたが、食欲がない。添えてあるフルーツに手を出したがダメだ。そのうちに眼の前がぼーっとしてきた。7年前に救急車に乗ったときと同じ状況を思いだした。生あくびがでる。下屋のコンクリートの上に直に寝転ぶと冷たさで心地がよい ・ ・ ・ 

その後、家に入りヌルいシャワーを浴びてベッドにヨコになった。あのときも記憶がないが、ベッドで嘔吐や失禁をしたらしい。今回は救急車の世話になるわけにはいかない。残る三列のジャガイモは何れ、霜が降りる前に掘れば良い。 

コメント (2)
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