9月17日(月) 敬老の日 雲が多いが陽が昇るにつれ青空が広がる 残暑
昨日の熱射病事件は朝になっても未だ続いていた。其れにも増して、ベッドから降りたトタンに脹ら脛から大腿部、足の裏側の筋肉が悲鳴を上げた。そして、立ち上がると腰と背中の中間の筋肉に痛みが走る。こう言うことを口にすればMから返って来る言葉は耳にタコができるほど知っている。
車で出入りする度に注視していた錦木の植え込みを除きにいった。秋の花としてコシオガマとノコンギク、今年はどちらが先に花が咲くのか確認したかった。白樺レストランの脇にあるノコンギクは一枝二輪だけ濃い紫の花を見つけたが、あとはまだ硬い蕾だ。朝陽から午前中一杯陽が当たる錦木の根元、ここでもコシオガマの方が先に花を開いている。数カ所で咲き出していることから確実に、ノコンギクは後から花を開くようだ。
コシオガマはゴマノハグサ科とされていて、ヨコから花を見ると、ゴマの花を小さくしたように見える。正面からシベを見ると虫が中へ入り込むとすんなり外へ出さないというように釣り針のモドリがついたようなシベの姿がすごい。今日は風が強いから虫の姿は少ないが次には、虫が中で暴れる姿を見てみたい。
秋に花を開く花としては園芸種だが、デュランタがある。この花は蝶が好きだ。キアゲハ、カラスアゲハ、今日はミドリヒョウモンが来ている。強い風に振り回されながらもしっかりと捉まり蜜を吸い続ける。ヒョウモンチョウは表の翅を見ると種類が判りにくいが、裏の紋様を見るとミドリヒョウモンの特徴の3本の縞模様が見えた。俺が手をだしても逃げることはせず爪の先に移動してきた。彼の手指の力強さを指先で感じたが、風の強さをモノともせず密を吸い続けることに納得する。
春から夏にかけて姿が少なかったベニシジミ、キュートな顔つきと機敏ながら人を恐れることはない蝶だ。秋になって翅色が少し濃くなり、姿が多くなった。爪草も一頃より衰えたが、蝶を休ませる葉は充分にある。しっかりと葉に足は着け、前の二本の足を触角と同じように細かく動かしている。これから晩秋まで低いところに止まり上空を通過する仲間を追いかける姿が見ることができるだろう。戦う蝶としてこのキュートな姿からは想像ができない。
秋そのままの花としてシュウメイ菊がある。庭にも白とピンクがあるが、ピンクの方が優勢のようだ。白い花の株は増えていないが、ピンクの株は僅か一本だけ花茎を伸ばしているのもある。種がこぼれ芽が出るのは色つきものだ。しかし、中途半端な薄桃色や白地にピンクの斑入りなどの花は姿を見せないことから、優勢的な種の保全には白は弱いようだ。また、この花に来る虫はカナブンやカメムシだけ蝶は花に止まることは少ない。しかし、たまにヒカゲチョウが姿を隠すように葉に止まっているのを見かけることがある。
まだまだ秋の入口 10月末までは充分に錦の山々を楽しめそうだ。