11月4日(日) 晴 快晴 冷え込む朝も 躰が慣れた 夕方寒さが増した
朝の紅い太陽が顔を出すと障子に夏のなごりの野の花が写しだされる。初冬の我が家に見られる風物詩とでも云いましょうか。鉢に植えられた草木、霜よけに軒の奥へと移される。草と光が見せる芸術品、これを早起きの三文の徳と申しましょう。
日乃出前から置きだしてスタンバイしたのは影絵を見るのが目的ではなく、朝の寒さをストーブで温ためると云う健気な志しでもない。恒例の“ふれ愛むら”に出陣する高揚した心の表れだろう。8時半前に会場に着きテントの設営など等準備万端となったところで町長の挨拶で開会式となった。
会場は町内はもとより近隣市町村の養護施設や障がい者就労支援施設からの参加してくれている。パンを作っている団体、シクラメンの栽培をしている施設などいろいろ。我が町社協はバザーで販売する商品から選りすぐりのモノを選んで今日に託した、強敵は向かいのテントの小学生。彼らは立科小学校5年生。バイタリティー溢れる若さには負けられないと、彼らに手足におもりをつけ、眼鏡で視野を狭く ・ ・ ・ 高齢者疑似体験に誘う作戦が功を奏し、福祉バー以上に持ち込んだ商品はホボ完売。
昼までが物売りの最盛期、午後は“おじさんたち”が薪で炊いたトン汁これも無料奉仕で振る舞われ、300杯はでたのだろうか、大鍋は2時を過ぎる頃には底が見えていた。腹も膨らみ午後のプログラムは高齢者の童謡唱歌を歌う会の出演で秋空に歌声が響いた。また最後の取りは小学生の合唱と振り付けのある歌声、賑やかな一日が終わり、福祉の町は近隣市町村とも共に明日に向かおうと幕を下ろした。
連日のイベントお疲れさまでした。