11月26日(月)雨 時間が経つほどに気温が下がる 午後には陽が射したが
朝方まだ暗いうちに鹿の雄叫びで眼が覚めてから寝付けない。じっと眼を閉じたまま上目づかいで物を見ようとしても寝つけない。大分経ったようなので起きてしまったが、外は暗闇のまま時計を見ると4時少し過ぎたころだった。
ストーブの残り火が僅か、直ぐに薪を入れ扉を開いたまま炎を眺めながら明るくなるのを待った。AlgoはMのベッドの中、Salaは自分のベッドで毛布にくるまっている。明るくなった頃に朝飯には、昨日友だちが持ってきてくれたスペインの家庭直伝のジャガイモと人参のオムレツを切り分け、トーストに添えた。ボリューム満点の朝飯だが少々重すぎた。
午前中はMの頼みで郵便局、JA、八十二銀行等の通帳を持たされ、俺が一番苦手なATM操作で現金を引き出し振り分けて別の講座に入れる。メモ書きのとおりに操作をするが、3番目の機械では通帳を受け付けない。2回やってもだめであきらめて車に戻って見ると、別の銀行の通帳だった。土砂降りのなか車から降りて今度は言うことを聞いてもらったが ・ ・ ・ 日頃ノーテンキに過ごしていると社会に適応しない人間になっているのを検めて知ることとなった。
野暮用を済ませて家に戻ると1時を過ぎていた。簡単な昼飯を整えてみたが、食欲がわかない。朝から気温は上がらず下がる一方のようだ。雨は小雨になり西に傾いた太陽が雲の間から顔をだした瞬間、僅かに虹が現れた。
Mも大分良くなったのか痛み止めの薬は飲まないで済むという。ベッドからでるまでは時間がかかるが、立ち上がると楽になったようだ。家の中をすり足で歩いてリハビリに励んでいる。夕方にはストーブの廻りを掃除してるとSalaがゆっくりと歩いて来てドサリと横になって動かない。Algoは晩飯のセッティングをしていると美味そうな匂いに誘われテーブルにアゴを載せて若しや届くのではとモガく。
何気ない一日 これが至福なのだろうか