11月6日(火) 曇り 雨 晴れ 暖かな一日
雨上がりの暖かな陽射しのなか、積み上げた薪の雨避けにブルーシートを被せてある。このところの寒さから湿り気を持ったあたたかい空気に誘われてか、テントウムシが幾つも飛んで来ては再び飛び立っている。彼らは越冬地を探しながら飛び交っているのだろう。
彼らのは外側は硬く椀型になったままで広がるようだが、中の薄い膜のようなを大きい。しかし、上手にたたむことで根を開くときに絡まないようになっている。
どこから飛んでくるのかは判らないが、カメラを構えた俺の頭や手にバスパスと当たる。ブルーのシートを空と間違えて飛んでくるのか、☆の形や数がことなるテントウムシが次から次へと押しかける。そういう季節の流れをシッカリと記憶しているカマキリは飛んできたテントウ虫を捕まえるのは難しいようだ。数回の失敗の上にやっと一匹が捉まった。もう一つは危ういところで難を逃れた。やっと一匹を捕まえたところで、俺がレンズを近づけるとドケとでも言いたげに頭を横に振った。
山裾集落を囲む山の落葉松も色づき始めた。今年の黄葉は順調に色変わりが進んでいるようだ。黄金色の針の雨が降ると直ぐにグレー一色の冬色に変わる。雪が降ると景色にモノクロームの彩りを添えてくれるがしばしの待ちとなる。俺が辺りを一巡して来ると未だ、カマキリはテントウムシを狙っている。腰をくの字に曲げ ・ ・ ・
カマキリの恐さを知ってか近くにくるとテントウ虫は根を広げる