物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ITと教育

2008-11-01 11:45:10 | 受験・学校

昨夜、NHKの教育テレビで音楽をやっているかと思ってつけてみたら、アメリカのITの教育への普及の実態と討論の番組を見た。

わたしはある人と共同でe-Learningのコンテンツをつくっているのだが、そういうちゃちな話ではなくもっとITが教育に入り込んでいるという話らしい。

これにはコンピュータ会社(SUN)や出版社(Wilely)やその他の企業が乗り出してきている。

Sparknotes, CliffsnotesとかCurrkiとかいうようなものがあるらしい。こういうものが無料で使えるということになると教育の世界が変わってしまう。

もちろん、通常の学校教育の場もその必要性はなくならないのだが、先生の学生への宿題もインターネットで検索してそこから資料を取り、コピーアンドペーストしてレポートでも簡単にできてしまう。

先生の方もそういう安易な学生のやり方に対してその対策は講じてはいるが、それを十分に見破ることは難しいという。

特に難しいのはいつも数学とか物理のような学問のIT化ではあるが、それらもいつかは出来上がってしまうかもしれない。

e-Learningに関して以前から有名なのは金沢工科大学であって、ここは何十年か前から入学生の学力不足をe-Learningとそれを補助する教員たちで補ってきているはずだ。

また、数学のe-Learningでは私の知っているのは高知工科大学の数学の先生の作ったシステムが完備している。これはまだ発展途上であって、将来はもっとすぐれたものになるだろう。

私もいくつかのアイディアをもってe-Learningのシステムをつくろうとしているが、なにせほとんど一人でつくっているので、仕事が遅々として進まない。いい協力者が欲しい。