関数をe-Learningでどのように導入するかを考えている。ブラックボックスとして導入するのが最近の導入法なので結局はブラックボックスで導入することになるだろう。
しかし、そう思ってはいるが、遠山啓著「数学入門」下でどう書いてあるかとちょっと読んで見ている。この本では関数をまだブラックボックスでは導入していない。しかし、関数の導入への話がなかなか見事なので感心している。
遠山啓著「数学入門」下によれば、変化をする対象を捉える数学はルネッサンスの時代の新しい数学であったという。
商品がつくられて売られるようになるためには封建領主との争いが不可欠だった。冒険商人(marchant adeventurer)のインドへのルート開拓やその他のことがあって、航海術の発展のために天文学が進み、戦争のための火薬の合成によって化学が進み、大砲の弾道の予測の必要から物理学が進んだという。
デカルトは方程式の複素解を現実的なものとは考えなかったという保守的な一面もあるが、たとえば、xという文字で表される数に変わる値をとる数、変数を考え出したという点では画期的であった。