同じ(または似た)発想に出会うというのは前に「小さい秋見つけた」という歌を話題にしたときに触れたが、先日NHKの歌の番組を見ていたら、ちらっとちょっとした歌の文句に出てきたのにそういうのがあった。
それは「いつまで待っても来ぬ人は死んだ人(またはこと?)と同じこと」とかいうのである。これはこの歌の歌詞を作った人が知っていたのかどうかしらないが、フランス語のことわざにA quitter, c'est un peu mourir(ア キテ―、セ タン プー ムリ―ル)というのがある。つたない訳だが、訳して見ると「別れ、それはちょっとした死である」とでもなろうか。
同じ発想が東洋と西洋とに別々に出てきても不思議はないが、ひょっとしたら前に述べた歌の作詞者はフランスのことわざを知っていたのかもしれない。それをちょっとした歌の文句に使ったのかもしれない。これをアイディアの剽窃とはいうまい。
明日は日曜日なので、ブログはお休みするが、明後日には「生け花とflower arrangementとの違い」について妻から聞いた話を書いてみよう。どうもどこかに記録をしておかないとこの頃はすぐに忘れてしまうので、前もって予告しておく。