17日に京都南座で前進座の新春公演を見た。出し物は「出雲の阿国」である。松山市民劇場のみなさんとご一緒をしてのバス旅行である。
なかなかの見ものであった。阿国は歌舞伎の創始者として知られている。16時の開演であるが、その少し前に南座に着いた。その前に加茂川畔の阿国の像を見てから劇場に入った。
踊りを中心にした劇であるので、日本舞踊を俳優さんたちがどう演じるかが関心であった。俳優さんたちは踊りの専門家ではないはずだが、結構上手で感心をした。後で交流会でテーブルに来られた俳優さんたちによれば日舞を習うことが一つの必須事項になっているとのことであった。
俳優さんたちによれば、どの日本舞踊のお師匠さんも厳しくて怖いくらいだとのことであった。俳優というのは演劇をすることで日ごろの糧を得ているわけだが、なかなか厳しい修行である。舞台の歴史的背景を勉強したり、日舞を練習したり、狂言を習いに行ったりするらしい。芸には限りがない。