物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

学力テストと実際の学力

2015-09-19 16:32:31 | 日記
今日、皮肉な話を聞いた。愛媛県の小学生の全国学力テストの順位が9位とかになったというので、県知事がもっと上位を目指してほしいと発言したとか。

ところが実際にその学力テストの実情を知る、教育関係者によると学力テストの成績をよくするためには結局過去の学力テストの問題をくり返し試験的にやらせば、学力テストの点数は上がるのだが、実際の学力はガタンと落ちてしまうという。

これは極端に言えば、答えを教えるということをするようなものであり、学習内容に立ち入ってそれの説明をする暇がないという結果だそうである。

県知事としては学力テストの順位が上がれば、自分が知事をしている県の小学生の学力が上がったと単純に考えているのだろうが、現実はまったくの逆効果しかない。

こんな実情をわざわざ県知事に進言する県知事の側近はいないので、どこの学校だって校長先生は自分の小学校や中学校の先生方を鞭打って過去の問題をテストするというように要請するという。その結果はテストの点は確かに上がって、学力が上がったようだが、実はその学力テストの点数をあげるために時間を費やしてしまい、本当の学力はガタンと下がるのだそうである。

こういうことは形骸主義の最たるものであろう。

(2015.9.23付記)秋田県が小学校と中学校の部門で学力テストが1位であることは知られているが、これが高校に進んで高校の学力テストの順位が40数位だとかだと聞く。

もし、本当に秋田県の小学生と中学生の学力テストで学力がついているのであれば、高校で全国1位ではなくてもベストテン入りはしていてもおかしくなかろう。ところが暗に相違して全国の下位に低迷しているようなら、学力テストの順位がほんとうの学力を示していないことは確かであろう。

こんなことを聞くまでは私も学力テストの成績がほんとうの学力を示していると思っていた。