物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

部活

2015-09-28 12:27:06 | 日記
部活とは大抵スポーツのクラブであろうか。

ところが、この部活が好きな人もあろうが、指導をする先生の時間が部活で時間をとられて小学校とか中学校・高校の先生にとっても頭の痛いことらしい。

他の国は知らないが、少なくともドイツには学校の先生が指導するいわゆる部活はない。サッカーのクラブとかはもちろんドイツでもあるのだが、そのクラブは学校とは関係ない人がコーチとして指導をしているのが普通である。

だから、日本の学校の部活はとても変な制度というか習慣である。もっとも日本ではそれが変な制度であるとも思われてないのだから驚きである。

他にもPTAのありかたとか部活とか先生も保護者も変に時間をとられてしまう。この点の批判というか反省が朝日新聞紙上でもあるが。

今も雑談会を一緒にやっている、Nさんと数十年も昔に大学内で勉強会をしていたことがあるが、そのときに日本の経済で特異なことにマイホームを建てるとか購入するとかに大きな経費を費やすことと、子どもの教育費がかかることが日本の経済の際立った特徴だとNさんから聞いた。

そういういえば、もちろん最近では土地付きの自宅を持つ人もヨーロッパでもあるが、それでも土地にあまり執着をしないのが、普通である。また大学の授業料はヨーロッパでは無料が長く続いていたし、いまでも無料のところも多い。だから、もちろん親の仕送りで大学に通う学生もいるが、奨学金をもらって大学へ通う学生が多い。

部活から変な方向に走ってしまったが、そういう傾向にある。

これは私なんかもちょっと反省しなければならないが、本を自分で買うというようなところも日本人の特徴かもしれない。

MEGAと言われるマルクスとエンゲルスの全集が刊行されているが、それを多く購入するのが日本人だと聞いたことがある。日本人の学者がこのMEGAを購入しなければあまり全世界では売れないのだという(注)。

マルクスがロンドンに亡命?していたころ、やはり毎日大英博物館に通って『資本論』の執筆したとか聞いた覚えがある。

大体、本は図書館で借りて読むのが普通なのであろうか。

またまた部活からと遠く離れた話題となった。

(注)MEGAが何の略なのかは詳しいことを知らないが、Marx-Engels Gesammt Aufs"atze の略だろうか。Aufs"atze は Abhandlungenかもしれない。またはArbeitenか。

上に挙げたどれも正しくなかった。MEGA=Marx-Engels-Gesammtausgabeの略らしい。

矢沢永吉さん

2015-09-28 12:11:25 | 日記
金曜の夜だったかにNHKのSongsで矢沢永吉さんの放送があった。1968年に18歳で音楽をするために広島を離れて上京したという。

私と比べてほぼ10歳違いだが、私が大学院を出てヒロシマを去ったのが、やはり1968年なのでほぼ同時代の広島の空気を吸っていたことになる。

歌が好きでそれが仕事となっているという永吉さんは俺には音楽しかないのかと思った時代もあったそうだが、それでもいまでは少なくとも一つ自分が楽しめることがあるのだとむしろ肯定的に捉えるようになっている。

ライブの全国ツアーを何回もされているらしい。松山にも来られたことがあるらしいが、私はあまり関心がなかったので、行ったことがない。

パワフルなパフォーマンスでご自分が一番楽しんでいるのだとか。もっとも背中の背骨が損傷をしておられるのだとかいう。ところがいざ舞台となるとそのことを忘れてパフォーマンスしてしまうらしい。

ずっと以前だが、やはりテレビで彼のインタビューを見たことがある。そのときにはお金がほしいと言われていた。これはやはり回顧の場面で20歳前後のころにはそう言われていたとのことであり、そのことを懐かしんではおられたが、ちょっと恥ずかしそうでもあった。

いまではも押しも押されもせぬロック界の大御所であろうか。若いときには60歳を超えてまでツアーしているとは想像もできなかったらしい。この分では70歳を超えても全国ツアーをでくきるのではないかと思った。

相互作用

2015-09-28 11:51:03 | 日記
相互作用といえば、物理学の専門用語でもあるが、ここではそういう意味では使わない。

昨年だったが、お隣に新しい家族が引っ越してきてその次男の J 君が大の虫好きで、かつメダカとかの生物好きであった。その影響で妻がメダカを飼うようになったり、最近は蚕というのか青虫を毎朝見ている。7匹大きなのがいるとかで、見て見てと毎日やかましい。昨日は断ったのだが、今朝は仕方なく見にいった。

大きな蚕かなにか知らないが、西表アサガオにとりついている。葉をぜんぶ食べられるのではないかと心配しながら、いつ蝶か蛾になるかと期待しているらしい。

まるで自分の子どもを自慢しているようだと思う。

要するに大人が子どもに影響をあたえるだけでなく子どもも大人に影響を与えているということだ。そういうことを私は相互作用というのである。

英語ではこの相互作用はinteractionというのだが、ドイツ語ではdie Wechselwirkungという。子どもと大人かのどちらかだけの影響というのは本質的にない。大きいか小さいかは別にして、お互いが影響を及ぼしあっているのである。