発行する時期が来た。7巻3号と4号はおよそ準備ができている。もっとも私はいつもはやとちりをするほうなので、実際の発行は来週半ばにしたいと考えている。
7巻5号も6月中に発行する予定ではあるが、こちらのほうは私が書いているエッセイがまだ書き終わっていない。それが書き終わらないと発行できない。
「数学・物理通信」は数学者の N さんと私とが編集して発行しているメールで無料配布のサーキュラーである。物理に関するテーマは少なく、数理物理的な話と数学プロパーなテーマが多い(注1)。
それを手に入れるには私に個人的にメールをくれて、発送先のリストに入るか、それとも名古屋大学の谷村さんのサイトにアクセスされるかのどちらかである。
谷村さんは「数学・物理通信」が発行されるとほとんど直ちに彼のサイトにリンクして載せてくれている。掲載が遅れたこともないわけではないが、 そのときは谷村さんがたまたま外国旅行中であった。
こういう理由があるとき以外はほとんど1日か2日以内に、おそくても1週間以内に載せて下さるので、彼のサイトを通じていろいろ連絡を下さる方もある。それは結構、込み入った要望であったりする(注2)。
私自身も自分のホームページをもちたいは思っているが、いろいろな事情で実現していない。そういうことで、この機会に谷村さんに改めて感謝をしておきたい。
(注1)無料のメール配布のサーキュラーというのはお金がほとんどかからないし、投稿原稿があってもそれに対して原稿料は払わないので、商業的なものではない。ただし、こちらも購読料をとったりはしない。こういうシステムは、なかなか優れたアイディアであると自画自賛している。
数学者の A さんは「数学・物理通信」に投稿された論文をもって、ある国際会議に出かけて発表されたと事後にメールで連絡を頂いた。これはこのサーキュラーの使い方の一つではあろう。もちろん誰にでもできることではないが。
もっとも私の発送先のリストに入っている方か、それらの方からの推薦とか紹介があった方に投稿を制限している。それ以外の投稿をまったく受け付けないわけではないが、掲載の可否は共同編集者 N さんと私との二人の編集人たちの独断と偏見によることが多い。それですでに論文の掲載をお断りしたことが数回ある。
(注2)あるときは W 大学の学生が自分の卒論か修士論文の指導と閲読を共同編集者の N さんに頼むという要望であった。