物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

私の人生の10曲(4)

2014-06-21 13:08:05 | 日記・エッセイ・コラム

「私の人生の10曲」もすでに10曲をすでにすぎているから、看板に偽りありだが、続けてみよう。

どうもドイツ語の歌が1曲も思い出せなかったのが不思議だ。

それで、昔のドイツ語のテクストをとりだしてみるといろいろいい曲はある。

Das gibt's nur einmal,

Das kommt nie wieder,

das ist zu sch"on, um wahr zu sein.

という有名な歌詞があるのは映画「会議は踊る(Der Kongerss tanzt)」の主題歌Das gibt's einmalである。

最後の文は初級文法で学ぶような典型的なum zu構文である。

他にもベートベンの第九の合唱An die Freudeの、

Deine Zauber binden wieder,

was die Mode streng geteilt.

alle Menschen werden Br"uder,

wo dein sanfter Fl"ugel weilt.

は音楽音痴の私でも覚えていて、この箇所はコーラスについて歌うことができる。この副文ではドイツ語らしく定動詞が後置となっている。またgeteiltとweiltと韻を踏んでいる。

weilenという動詞はあまり日常用語として聞いたことはないが、eine WeileとかいうときのWeileとの関係語なのであろう。

最近では各地で第九を歌う会がある。松山にはその会がないが、隣町の松前町にはあり、年末にはこの合唱をコンサートで聴くことができる。

そのプログラムのパンフレットにはその有名な箇所にはカタカナのフリガナまでしてあって、会場の参加者もその部分を一緒に歌うことができるようになっている。

一緒に歌う経験をした人がこのコーラスにつぎの年に参加して舞台の上で歌ってほしいとの意図が込められている。

シューベルトの冬の旅の中のGute Nachtは亡くなった友人のH君が好きでときどき口ずさんでいたが、有名な箇所は

Das M"adchen sprach von Liebe, 

(ダス メートヘン シュプラハ フォン リーベ)

Die Mutter gar von Eh',-

(ディ ムッター ガル フォン エー)

である。


2 コメント

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”会議は踊る”は懐かしい歌ですね。 (飯尾寛治)
2014-06-22 11:26:39
”会議は踊る”は懐かしい歌ですね。

私の知っているドイツの歌は、旧制松山中学の音楽教師のY先生が色々な外国の歌を教えてくれましてね、その中にDie Fahne hoch(旗を高く)というナチの歌がありました。

昔ノルウエー旅行から帰る機中で知り合ったドイツ青年が来たときに口ずさんだら制止されました。

Heute wollen wir ein Lieder singenで始まるU-Boot乗員の歌は今でも歌えますが困ったものです。オソマツ。
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飯尾先生 (あおやま)
2014-06-23 12:23:15
飯尾先生

コメント有難うございます。

そういう例はいくらかありますね。

私が挙げた曲でもいま「愛国行進曲」などはNHKとかのテレビで放送したら、非難がたくさんくるでしょう。だから、私も恐る恐るあげたのです。

確かに私が覚えた初めての曲ではありますが。

余計なことですが、Die Fahne hochは旗を高くということかなと思ってカッコのなかに訳としてつけておきました。
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