先日、エピジェネティックスの研究で日本国際賞を受けたアメリカの医学者だったかのインタビュー記事を新聞で読んだが、昨日の朝日新聞にこのエピジェネティックスと関係する、記事が出ていた。
獲得形質の遺伝はないということが1960年代初めには確立したのだが、細胞レベルでそれとは違う実験が報告されている。
昨今の報道で新聞も誤った報道をするということがわかったので、この報道も用心してかからねばならないが、どうもこれがエピジェネティックスとの関係で昔の獲得形質の遺伝が否定されたことが覆るということではないが、新しい事実が現れて来ているのかもしれない。
飯尾先生がいつだったか遺伝子が働くスイッチが入ったり、切れたりすると言われていたが、ヒストンに巻き付いていたDNAがゆるむと遺伝子のスイッチ入るのか切れるのかして、それまで遺伝しなかったものが遺伝子したりするらしい。
自然は不思議なものであり、それを人間はなかなか汲む尽くすことができない。
それで、一度否定された獲得形質の遺伝も細胞レベルでは、場合によって、ある意味ではありうるのかもしれない。昔もちろん否定されたことのそのままではないだろうが。
最近はこのことに注目をしている。
女性は出産するとき脳下垂体後葉からオキシトシンが分泌されます。これは「愛着ホルモン」で子を慈しむようになります。
ところがが子どもの時に親に愛されなかった人はそのレセプターが少ないために我が子に対する愛情が少なく虐待することもあります。
ですから「親の因果が子に報いる」というわけです。色々なことが分かってくるものですなあ。
もうひとつ。線虫では雄は雌を求めますが雌は餌を求めます。何やら今の世相を暗示しているようですね。
コメントまたまた有難うございます。
そうなんですか。それは困ったことになりましたね。
それにしてもなんでもわかってくることがいいものかどうか疑問に思えないでもないですが、それが前もってわかっていると対策の立て方もまたあるわけですね。
すべて物事がわかってくることが悪いわけでもないのでしょうか。