与党・民主党を集団離党した小沢一郎さんが党首をつとめた「国民の生活が第一」は「日本未来の党」を経て「自由党」に改称されましたが、ことし解散しました。残余財産9・2億円が「国民生活会議」に寄付されていたことが、おととい金曜日に公表された、政党交付金使途報告書で分かりました。
このような動きは、筆者・宮崎信行は7年前に予測し、このブログに書いていました。
このような動きは、筆者・宮崎信行は7年前に予測し、このブログに書いていました。
受け皿の「国民生活会議」は、おととし、総務省から東京都選挙管理委員会に移管。そちらの政治資金収支報告書は再来月、都選管で出ます。
「自由党」の担当者は、元参議院議員、元政党職員、元秘書。「国民生活会議」は元秘書の元衆議院議員でした。但し、国民生活会議の会計責任者は元秘書の元衆議院議員のままですが、代表者は私の知らない人物にかわっています。
2003年のときは11・5億円だとされましたが、2019年は9・2億円。小沢さんが使うというよりも、側近たちの人件費になるのだと考えられます。9・2億円あれば一生食べていけますからね。但し、自由党と、国民生活会議の担当者の名前が変わっていることから、口封じされないか懸念は残ります。
また、名前を出すのもなんですが、2012年に、小沢さんが、加藤学さん、三宅雪子さんらから集団で離党届を集めて、当時の与党・民主党輿石東幹事長兼参議院議員会長と面談。この際報道では「消費税増税法案の修正を求めている」となっていましたが、実際には「この離党届分だけ分派として政党交付金のたまり金を人数分だけ分けろ」と交渉していたのです。輿石さんは、参議院側の会派常任役員室に呼び出すなどして、小沢さんの要求を突っぱねました。それで、小沢さんらは「国民の生活が第一」を結党し、除籍されたことになります。輿石さんファインセーブでした、すばらしい。
その後の、政党交付金のたまり金ということになります。小沢さんが大きな借金を抱えているということはないと考えます。
この当事者たちは、宮崎が1990年代からお世話になった人たちですが、当然、私を敵だと認識しています。ある元衆議院議員は「宮崎さん、その説はお世話になりました」とやくざなようなことを言う。一方で、亡き羽田孜先生のご家族からは、「その元衆議院議員が、麻布十番で奥さん(側近元議員の娘)ではない女性と二人で、焼き鳥を食っていた」との情報提供でのアシストも受けてきたところです。
こういうことをするためだけに、「消費税増税反対」と言っていたのです。小沢さんは年末で勤続50年で政権交代ある政治のシステムを作り続けてきました。側近たちもそうです。
2012年前半の政局で、小沢さんが本気で消費税増税に反対していると勘違いしてしまった、小沢チルドレン、小沢ガールズ、小沢信者の問題は深刻なことでした。私なんかは、悪魔チルドレン、悪魔ガールズ、悪魔信者だと思っていますが。私はもはや普通選挙のしくみを再考し、制限選挙に戻すべき(男女制限選挙)ではないか、とまで思っています。