渡辺恒雄あとつぎ宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【岡田克也】3つ巴区で「維新の票が、与党・自民党を食っている調査はある」「名前を明示した情勢調査では、メディアの比例で投票したい政党より好調で、自民党と立民党の獲得議席逆転も」

2024年06月18日 22時26分27秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]週例記者会見を栄する岡田克也・立憲民主党幹事長、きょう2024年6月18日、衆議院第二議員会館で、宮崎信行撮影。

 岡田幹事長は記者会見で、次の衆院選で「自民現職、立憲元職、維新新人、参政新人」といった「自立維3つ巴構図」の選挙区が過半数となったとの筆者の問いに答えて、「一概に言えず、候補予定者にもよるが、(野党同士だとして)一方的に(維新が)立憲とぶつかるということではない」「関西エリア以外は、多くの選挙区で自民候補(予定者)と立憲の候補(予定者)が競っている」とし、知名度にもとる維新の新人が立憲の票を食っている調査は少ないと示唆しました。

 政党支持率アップしていることについて、「大変ありがたい話だと思います。我々の自力かどうかっていう問題がありますので、なおしっかり努力してもらいたいと思います」としました。「比例で投票したい党」のメディア調査と関連して、各党の候補予定者の名前を具体的に明示した党独自の情勢調査では、より接戦になっているとし、立憲の獲得議席が自民の獲得議席が上回ることも「不可能ではない」と述べました。

 比較的立憲の基盤があるとする神奈川県で、会見に先立つ常任幹事会で、神奈川3区(現職は自民中西健治氏)の中村武人県議が公認されました。これに関連して神奈川新聞記者が「菅義偉、河野太郎、小泉進次郎、牧島かれん各氏の選挙区で立憲の擁立がない」と指摘。岡田幹事長はそのうちの選挙区で具体的な手続きが進んでいるところがあると語りました。きょう決まった3区は名乗りを上げた人が現職を含んで2名となりました。スガさんの2区では、れいわ新選組が三好りょうさん、参政党が平本こうじろうさんの両新人を公認内定しています。

 以上です。
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政治資金規正法改正案「確認書」委員会可決、あす10時全部成立へ 午後3時の党首討論で解散迫る 

2024年06月18日 22時04分32秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]馬場伸幸・維新代表のご地元を取材する筆者。

 政治資金規正法改正案が委員会を通過し、あす10時からの参議院本会議で政府提出と議員提出主要法案がすべて成立することになりました。

 あさって都知事選告示で、小池ゆり子、蓮舫両有力候補予定者がきょう公約を発表しました。おとといの沖縄県議選での自民候補全勝で自民内でも踏みとどまる勢いも出始めました。

【参議院政治改革特別委員会 きょう令和6年2024年6月18日(火)】
 「政治資金規正法改正案」(213衆法13号衆議院修正)を自公の賛成多数で可決すべきだと決めました。これまで政治資金収支報告書の「代表者」「会計責任者」の前者に押印が不要で、政治家が刑事に問われず秘書がトカゲのシッポきりになってきましたが、後者が前者に説明書を書面で出し、後者が「確認書」を毎年出すことになりました。その一方、政党から個人への脱法的な「政策活動費」を合法化する内容となりました。

 維新が出した「13号」の修正案は否決され、維新は原案に反対する衆参で違った投票行動になりました。「政党助成法廃止など共産2案」(213参法1・2号)「国民民主党対案」(213参法11号)は採決されず、今国会の会期終了で廃案になると思われます。

【参・事務総長室】
 維新が単独で「岸田総理大臣問責決議案」を提出しました。「おおさか維新と次世代の党分裂」よりも、党の内外の国政に与えた影響が収束しません。

【衆議院本会議】
 共産党の笠井亮さんの衆参通じての25年在職表彰があり、「院議を持って表彰していただき、ありがとうございます」「私は被爆2世。比例代表で、東京で、日本共産党を応援するみなさんと連れ合いに感謝したい」と語りました。自民、立憲の議員と違い、モーニング姿でなく背広姿でした。なお、公明党は25年表彰は辞退しています。
 「情報監視審査会の年次報告」が了承されました。
 「令和2、3、4年度決算承認」について、小川淳也決算行政監視委員長が10分前後にわたる報告をしたうえで、自公などの賛成多数で承認されました。

【参・総務委】
 包括的な指示権を盛り込んだ、第33次地制調答申を受けた2年連続の抜本改正「地方自治法改正案」(213閣法31号)が可決すべきだと決まりました。

【参・内閣委】
 「日本版DBS法案」(213閣法61号)は院の内外の論争はとくにないまま、可決すべきだと決まりました。
 衆の「地域・こども・デジタル特別委」に対応して、参には「地方創生・デジタル社会形成特別委」がありますが、「こども」は内閣委のようで、谷公一・衆地こデジ特別委員長が登場。「こどもの貧困解消のための改正法案」(213衆法22号)を可決すべきだと決めました。
【参・農林水産委】
 「漁業法改正案」(213閣法49号)を可決すべきだと決め、「農政の憲法国会」の幕を閉じました。
【参・経済産業委】
 「消費生活用製品安全法等の改正法案」(213閣法36号)を可決すべきだと決めました。
【参・外交防衛委】
 上川陽子外相の伊サミットと二国間会合の報告。
【参・財政金融委】
 植田日銀総裁の半期報告。
【参・法務委】【参・厚生労働委】一般質疑。

 以上です。
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