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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

神都 伊勢

2006-07-06 00:00:36 | かみのやしろ

(三重県伊勢市 1990年7月5日の日記から)
 祖先縁の地、伊勢を訪れた。
先ず教育委員会の岩中氏のお話しを聞き、続いて大正12年に宇治山田郵便局の電話分室として建設されたものを、昭和60年に市郷土資料館として開設されたこの資料館では、伊勢市の原始から近代までの歴史を見学した。
 そして豊受大神宮(外宮)・土宮・風宮・多賀宮の順に拝した。
続いて皇大神宮(内宮)へ向かい、五十鈴川に架かる宇治橋を渡り、五十鈴川の清流で身心を清め、正宮を拝した。
この日は秋篠宮殿下・紀子さまが、伊勢神宮への結婚報告前日の日で、警備がやや厳重であった。
 神都前で参拝客によって栄えた、赤福餅舗に寄り、お伊勢まいりの楽しみの一つというものを感じた。また店内には“五十鈴蔵”があり、そこには神宮神事の様子をミニチュア人形で表現していた。
赤福から少し歩いたところにある、猿田彦神社を参拝し、近くにあるお伊勢まいり資料館を観覧、ここではお陰まいり、参宮道中などを和紙人形で再現し、パノラマ方式で展示されていた。
 続いて倉田山にある神宮の博物館「神宮徴古館・農業館」を訪れ、装束神宝・祭典資料・考古歴史資料・慶光院上人資料・遷宮奉賛品・農林水産資料等を見学した。
 最後に、薬医門をくぐり、明治40年に開設された神宮古文書、各学術図書等27万冊所蔵されたいる神宮文庫を訪ねた。
以前書簡で我が家祖先の資料の有無を神宮司廳の矢野氏に問い合わせをし、文庫担当の石井氏から書簡が返ってきた。そこで今回更に詳しいことを知るために石井氏にお会いし、関係資料を調べて頂いた。
 今回の伊勢市訪問の目的は、第一に伊勢参宮、そして祖先が住した地を調べることと、伊勢地方への散策範囲拡大等、沢山のことを含んだ第一歩であった。

(関連記事:神都伊勢平成二十五年 伊勢宮川 終詣 伊勢本街道

コメント (2)
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