一の沢ダム → 定山渓大橋(ゴール)
いよいよスノーシューを脱ぐときがきた。昨年2月6日、石狩川との合流点の豊平川河口から遡行を開始し、合せて5日間を費やした「冬の豊平川河畔を遡る」旅は2月25日、目的の定山渓温泉に辿り着き私のプロジェクトの完成とした。
一の沢ダムのダム部分を見ると、大きなプール状になっていた。
ある知人が定山渓の川でカヌーで遊んだと聞いていた。私の定山渓市街地付近の豊平川のイメージは底が浅くところどころ岩も出ていて、とてもカヌーなど無理ではないかと思っていたが、一の沢ダム付近であればカヌーも十分に可能と思われた。
※ 一の沢ダムに堰き止められてできたプール状の水溜りです。
一の沢ダムを過ぎると住宅も増え始め、川を見ながらのトレッキングが徐々に困難になり始めた。
それでもできるだけ川から離れないように努めながら歩いた。
やがて定山渓の市街地の端に架かる「錦橋」が見えた。錦橋に通ずる道路を渡り、さらに豊平川沿いを歩いた。川を見ると一の沢ダムで堰き止められているため砥山ダムの上流と同じような光景が見えた。
※ 定山渓温泉街の端に架かる「錦橋」です。
※ 錦橋の近くから撮った豊平川の様子です。
川沿いのトレッキングはここまでだった。川沿いに住宅が増えたこと、さらには川に流れ込む沢が頻繁に現れたことで私は路上に追いやられてしまった。
そして気づくと国道沿いに建っている閉館してしまった「北海道秘宝館」のところに出てしまった。もはやこれまで、私はスノーシューを脱ぐことにした。
※ スノーシューを脱ぐことになった閉館中の秘宝館の前です。
そして道路上を歩き、定山渓温泉街の中央に架かる「定山渓大橋」のところから豊平川沿いに降りて、今回の「冬の豊平川河畔を遡る」プロジェクトのゴールとした。
豊平川はわずかに間にすっかり様相を変え、水量も少なくところどころに岩が顔を出す川に変身していた。
※ 水量が少なく岩が顔を出している定山渓大橋付近の豊平川の流れです。
※ 「定山渓大橋」をバックにして我が愛機を写してこのプロジェクトを終えました。
石狩川との合流点の河口から定山渓まではたしてどれくらいの距離があるのだろう?私の地図上の計測では50キロ内外かと思うが、苦しくも楽しい50キロだった…。
明日の投稿でその50キロを振り返ってみたいと思う。
《トレッキング実施日 ‘12/02/25》