猫に小判とはまさに今回のコンサートにおける私のような立場を云うでしょう…。一人(正確には二人)の作品を深く掘り下げた今回のようなコンサートは私には無縁と思えるものだったのですが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e8/7c4b3596f60532fdfbcc00682149195a.jpg)
※ コンサートの写真撮影はもちろんNGです。したがってコンサート前にステージを一枚撮りました。
19世紀のドイツの代表的な作曲家ロベルト・シューマンとその妻で作曲も手がける名ピアニストであったクララ・シューマンの作品だけを演奏するコンサートが4月27日(金)夜、時計台ホールで開催されました。
知人から誘いがあってこのコンサートことを知り、出かけてみることにしました。
演奏はソプラノが河口しほりさん、ピアノが小泉香織さんという札幌市内でプロ活動を展開している方です。
手渡された栞によるプロフィールによると、二人は大学の同窓で声楽と楽器演奏と道は違えど同じ音楽の道を歩む者として交友を深めているようです。
今回はどちらかというと、河口しほりさんの方が主導したコンサートだったようです。というのも、河口さんは大学時代からシューマンの歌曲を研究対象として研鑽を積んできたと栞にありました。
河口さんはソプラノ歌手らしく堂々とした体躯(河口さんのために注釈すると、スマートさを伴った体型ということを申し添えます)から約1時間半の長丁場を素晴らしい歌声で歌い切りました。
披露した作品は、ロベルト・シューマン作曲の「リーダークライシス」作品39と、ロベルトとクララが共同で創り上げた「愛の春」作品37,12という二つの作品ですが、曲数としては全19曲でした。(アンコールを入れると21曲)
私は河口さんがドイツ語歌詞を翻訳したものを見ながら懸命に作品を理解しよう努めたのですが無理でした。素養がないということの典型でしょう…。
クラシックの場合はその様式に伝統があって、そこを踏み外すことは難しいのだと思います。だから河口さんの歌も私にはどの歌も同じように聴こえてきてしまうのです。河口さんの表情を伺うと限られた中で歌の内容を懸命に表現していることが良く分かったのですが…。
と私にとっては猫に小判的なコンサートではあったのですが、コンサート自体は関係者から注目されていたコンサートだったのでは、と思わされました。時計台ホールの会場が満杯になるほどの盛況だったのはその表れのような気がします。
伴奏を務めた小泉さんもソロ演奏でシューマンの曲を2曲演奏しましたが、安定した演奏が際立ちました。小泉さんのプロフィールを伺うと相当の研修歴があり、数々の賞も獲得されていて、その音にも納得させられものがありました。
今回のブログタイトル名は「シューマンを聴く」ではなく、「シューマンを聴かされた」とした方が相応しかっただろうか…。
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※ コンサートの写真撮影はもちろんNGです。したがってコンサート前にステージを一枚撮りました。
19世紀のドイツの代表的な作曲家ロベルト・シューマンとその妻で作曲も手がける名ピアニストであったクララ・シューマンの作品だけを演奏するコンサートが4月27日(金)夜、時計台ホールで開催されました。
知人から誘いがあってこのコンサートことを知り、出かけてみることにしました。
演奏はソプラノが河口しほりさん、ピアノが小泉香織さんという札幌市内でプロ活動を展開している方です。
手渡された栞によるプロフィールによると、二人は大学の同窓で声楽と楽器演奏と道は違えど同じ音楽の道を歩む者として交友を深めているようです。
今回はどちらかというと、河口しほりさんの方が主導したコンサートだったようです。というのも、河口さんは大学時代からシューマンの歌曲を研究対象として研鑽を積んできたと栞にありました。
河口さんはソプラノ歌手らしく堂々とした体躯(河口さんのために注釈すると、スマートさを伴った体型ということを申し添えます)から約1時間半の長丁場を素晴らしい歌声で歌い切りました。
披露した作品は、ロベルト・シューマン作曲の「リーダークライシス」作品39と、ロベルトとクララが共同で創り上げた「愛の春」作品37,12という二つの作品ですが、曲数としては全19曲でした。(アンコールを入れると21曲)
私は河口さんがドイツ語歌詞を翻訳したものを見ながら懸命に作品を理解しよう努めたのですが無理でした。素養がないということの典型でしょう…。
クラシックの場合はその様式に伝統があって、そこを踏み外すことは難しいのだと思います。だから河口さんの歌も私にはどの歌も同じように聴こえてきてしまうのです。河口さんの表情を伺うと限られた中で歌の内容を懸命に表現していることが良く分かったのですが…。
と私にとっては猫に小判的なコンサートではあったのですが、コンサート自体は関係者から注目されていたコンサートだったのでは、と思わされました。時計台ホールの会場が満杯になるほどの盛況だったのはその表れのような気がします。
伴奏を務めた小泉さんもソロ演奏でシューマンの曲を2曲演奏しましたが、安定した演奏が際立ちました。小泉さんのプロフィールを伺うと相当の研修歴があり、数々の賞も獲得されていて、その音にも納得させられものがありました。
今回のブログタイトル名は「シューマンを聴く」ではなく、「シューマンを聴かされた」とした方が相応しかっただろうか…。