新緑の萌木色が眩しい野幌森林公園を歩いた。朝から一日中、森の中を歩きフィトンチッドに癒され、心地良い時間を過ごした。
※ この鮮やかな萌黄色!!あなたのパソコンでもきれいに見えますか?
5月13日(日)「野幌森クラブ」が主催する「森一周ウォーキング」に参加した。
これまで何度か野幌森林公園を訪れていたが、私が体験した遊歩道は北側半分に限られていた。今回はぜひ南側の遊歩道も体験したいと思い参加した。
※ スタート&ゴール地点に立てられた「野幌森クラブ」の幟です。
結果として今回も南側を体験するとは叶わなかった。主催者に伺うと、スタート地点の大沢口とは対極にある南側のトド山口にある休憩施設が何者かに焼かれて利用できない状態となったために断念したとのことだった。断念!?
それでもコースは北側半分の遊歩道の外縁をなぞるように巡り歩いた。
※ こんな感じで森の中を巡り歩きました。
歩くペースは約3キロ/hとゆったりしたペースだったが、リーダーを務めた80歳は超えているのではないかと思われる方のペースが速からず遅からず、見事のペース配分で私たちを導いてくれた。
※ 向こうに見えるのは野幌森林公園の中で最も大きな「瑞穂の池」です。
面白いと思ったのは、この種の催しの場合には歩きながら森林内の動植物ついて説明してくれるのが普通なのだが、今回はそうしたことがほとんどなかった。つまりあくまでウォーキングが主目的のイベントだった。
それはそれで納得できるのだが、ほとんど説明がないのもまた寂しい思いをしたのも事実だった。(人間は勝ってである)
※ リーダーの方が唯一教えてれた「ヒトリシズカ」の花です。
※ こちらは私でも判別できます。「ニリンソウ」です。
※ こちらも有名な「オオバナエンレイソウ」です。この二つの花は今が盛りで園内のいたるところで見ることができました。
午前9時にスタートし、午後3時のゴールまで30分の昼食休憩と、3~4か所での10分の小休止を除き歩き通しの6時間、約15Kmのウォーキングだった。
※ リーダーが発見した「エゾサンシヨウウオ」です。少し弱っていたようです。
参加者はクラブの引率の方以外は、アトランダムに集まった人たちのためお互い見知らぬ人同士とあってあまり会話も進まず、ひたすら歩き続けるものだった。
しかし、反対にそれが良かったようにも思う。ひたすら周りを観察し続け、森の音に耳を傾けながらのウォーキングとなったから…。
コンクリートの上を歩く街中ウォーキングよりは数倍も心地良いものに感じられたのもそうしたせいだと思う。
※ 銘木(?)「昭和の森のクリ」です。樹齢800年、樹高18mと表示されていました。
野幌森林公園内にも生息し始めたというエゾシカを見ることはできないかと目を凝らしながら歩いたが、目にすることはなかった。
エゾシカにとって美味しい新芽がたくさん芽吹く今は森林の奥深くに潜み、十分な栄養を摂っているんだろうと思った。
近いうちにぜひ南側の遊歩道も体験したいと思う。