田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌Cafe紀行 №117 中国茶 楼蘭

2012-05-20 23:45:15 | 札幌Cafe紀行
 以前から一度は訪れてみたいと思っていた中国茶系のカフェだったが今回初めて訪れることができた。初めての中国茶の体験は興味深い発見がいろいろとあった。 

          
          ※ ホテルの一回部分にある「楼蘭」です。外見はごくあっさりとした感じです。

 藤巻健史氏の講演会の後、オヤジ三人で中国茶を試してみることになった。
          
 カフェ「楼蘭」は札幌の狸小路の西の端に位置するホテルの一階にあった。
 店内の造りはそれなりに中国をイメージする造りにはなっているものの、コテコテの感じではなく、どちらかというとあっさりした造りである。
 そして店もそれほど大きくはなく、スタッフ一人できりもりしていた。

       ※ 「楼蘭」の店内の様子です。そこはかとなく中国を感ずることができる雰囲気です。

          
        
          

 メニューを見て驚いた。中国茶と一口で云ってもその種類は多彩である。大きく分けただけでも、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶・花茶とある。メニューにはそれぞれの種の特徴を説明してはくれているが、あまりにも種類が多くどれを選んだらいいのか見当もつかない。

          
          ※ メニューの一部です。その種類の多さに驚いた!

 私たちは率直にスタッフに尋ね、一見さんにお勧めの茶を聴いた。
 そして私は青茶の一つ「大紅袍(ダーホンパオ)」600円をオーダーした。「大紅袍」について、メニューには次のように説明されていた。「福建省産 数ある武夷茶の中でも「茶王」の異名を持つ銘茶 濃厚な花のような香りがあります」

          
          ※ これが中国茶を楽しむ一式です。一番茶を茶壺に出したところです。これを左の小さな茶わんに移していただきます。

 やがて、茶葉と湯が入った急須や茶わんなどのセットが運ばれてきた。そしてスタッフがその淹れ方を説明してくれた。
 まずは茶葉からお湯の中に出たエキスを出し切るために、急須を逆さにして茶壺に移す。茶を出し切ったところで、茶壺から中国茶独特の小さな茶わんに移して賞味するといった具合である。

          
          ※ 湯を入れた急須を写真のように逆さにして茶壺に移します。

 また、茶葉を二煎、三煎するためにテーブル上にはアルコールランプで熱せられた湯が用意されている。

          
          ※ ご覧のようなお湯が各テーブルに用意されています。

 さっそくいただいてみる。う~ん…、花のような香り?? 一見さんにその香りを感ずるだけの舌と感性は持ち合わせていないようだ。ただ、濃厚な味はなんとなく感ずることができた。
 スタッフによると中国茶の場合、4~5煎までは十分楽しめるとのこと、私たちも5煎まで楽しませてもらった。

          
          ※ お茶請けに頼んだ中華まんじゅうです。

 せっかくの機会だったので、お茶請けに「蔬菜包(シューツァイパオ)」(380円)という中華まんじゅうをオーダーした。メニューには次のような説明があった。「一晩煮込んだ豚の角煮が入ったオリジナルの中華まんじゅう(2個)」これが予想外(と言っては失礼!)に旨かった!! (なお、セットとしてもお茶請けのドライフルーツが付いてきた)

          
          ※ 店内には中国茶の即売コーナーもありました。

 中国茶…。なかなか面白い!
 時間があるときに、友人たちと連れ立ってゆったりと時を過ごすのも悪くはない。
 
【中国茶 楼蘭 データー】
札幌市中央区南3条西9丁目46 ホテルテトラスピリット1F
電  話 011-231-3918
営業時間 11:30 ~ 21:00       
定休日  月曜日
座 席  25席
駐車場  無
入店日  ‘12/05/17