先日、北海道内のJC(青年会議所)が一体となって大型のフォーラムを開催した。多彩なゲストを招き、時の課題をテーマに同時多発的に数々のフォーラムを行った。私はそのうち二つのフォーラムに参加した。
これまで札幌JCが開催する講演会やフォーラムはあったが、北海道内のJCが一緒になって開催するのは初めてということなのか、5月20日(日)札幌コンベンションセンターで開催されたフォーラムは「第1回北海道JCフォーラム」となっていた。
同時多発的という言葉を使ったが、具体的には…。
◇エネルギーフォーラム「私達が創る 北海道の灯(あかり)」
◇領土領海フォーラム「どうなる北方領土!凛然とした北海道創造に向けて」
◇国民主権確立フォーラム CHANCE TO CHANGE「憲法サミット in Hokkaido」
以上三つが同時に行われ、私はエネルギーフォーラムに参加した。
本日はそのフォーラムについてレポートしたい。(もう一つのフォーラムは明日に)

※ フォーラムのコーディネーターを務めたご存じ田原総一郎氏です。
エネルギーフォーラムは、田原総一郎氏をコーディネーターとし、エネルギーアナリストとして名高い朝比奈一郎氏、風力発電を積極的に進める苫前町長の森利男氏をゲストスピーカーとして行われた。
エネルギーというと、それはもう原発問題であることは言うまでもない。
この問題に対して、田原氏を含めた3名のスタンスは原発に頼るエネルギー政策からの脱却を目指さねばならないということでは一致していたようだ。
その中で、朝比奈氏は日本にとってエネルギー問題は国の安全保障上の問題として、日本が原発を導入せざるを得なかった背景を説明した。(すなわち、日本は石油に頼らざるを得ない中で歴史上何度も国の危機を体験したという意味において…)

※ 登壇した2名のゲストスピーカー。左が朝比奈氏、右が森氏です。
そして朝比奈氏の言葉で印象に残ったのは、原発なき社会を目指すためには総力戦が必要であると強調した点である。
その総力戦とは、一つには火力発電の燃料確保のため石油はもとより、石油以外の燃料(天然ガス、メタンハイドレートなど)を確保する問題。二つに再生可能エネルギー(自然エネルギー)の効率化と拡大を図る問題。三つに節電、省エネの技術開発をより進めるという問題。こうした問題に総力を挙げて取り組まなければならないとした。
一方、森氏は自身の町で取り組んでいる風力発差電をはじめとした再生可能エネルギーの拡大を進め、原発に頼る現状から徐々に切り替えていくべきと主張した。ただ、森氏は小さな自治体の首長という立場のためか国全体のエネルギー政策を考えるという視点にはやや欠けるように思われた。つまり現状において再生可能エネルギーの占める割合は1%程度である。そうした現状でいったいいつになったら再生可能エネルギーが主要な電力と成り得るのかという点についての展望を持ち得ていなかった。

※ フォーラムを聴き入る参加者たちです。
田原氏は言う。今や原発反対の声は国民の70%に上っていると…。(ということは、田原氏は言及しなかったが、国民の声はすでに結論が出ていると言わんとしたのだろう)
したがって、問題は原発廃止に向かってどのような工程表を作成していくかということが今後の課題になってくると思われると述べていたが、私も問題はそこに移ってきたように思っている。
これまで札幌JCが開催する講演会やフォーラムはあったが、北海道内のJCが一緒になって開催するのは初めてということなのか、5月20日(日)札幌コンベンションセンターで開催されたフォーラムは「第1回北海道JCフォーラム」となっていた。
同時多発的という言葉を使ったが、具体的には…。
◇エネルギーフォーラム「私達が創る 北海道の灯(あかり)」
◇領土領海フォーラム「どうなる北方領土!凛然とした北海道創造に向けて」
◇国民主権確立フォーラム CHANCE TO CHANGE「憲法サミット in Hokkaido」
以上三つが同時に行われ、私はエネルギーフォーラムに参加した。
本日はそのフォーラムについてレポートしたい。(もう一つのフォーラムは明日に)

※ フォーラムのコーディネーターを務めたご存じ田原総一郎氏です。
エネルギーフォーラムは、田原総一郎氏をコーディネーターとし、エネルギーアナリストとして名高い朝比奈一郎氏、風力発電を積極的に進める苫前町長の森利男氏をゲストスピーカーとして行われた。
エネルギーというと、それはもう原発問題であることは言うまでもない。
この問題に対して、田原氏を含めた3名のスタンスは原発に頼るエネルギー政策からの脱却を目指さねばならないということでは一致していたようだ。
その中で、朝比奈氏は日本にとってエネルギー問題は国の安全保障上の問題として、日本が原発を導入せざるを得なかった背景を説明した。(すなわち、日本は石油に頼らざるを得ない中で歴史上何度も国の危機を体験したという意味において…)

※ 登壇した2名のゲストスピーカー。左が朝比奈氏、右が森氏です。
そして朝比奈氏の言葉で印象に残ったのは、原発なき社会を目指すためには総力戦が必要であると強調した点である。
その総力戦とは、一つには火力発電の燃料確保のため石油はもとより、石油以外の燃料(天然ガス、メタンハイドレートなど)を確保する問題。二つに再生可能エネルギー(自然エネルギー)の効率化と拡大を図る問題。三つに節電、省エネの技術開発をより進めるという問題。こうした問題に総力を挙げて取り組まなければならないとした。
一方、森氏は自身の町で取り組んでいる風力発差電をはじめとした再生可能エネルギーの拡大を進め、原発に頼る現状から徐々に切り替えていくべきと主張した。ただ、森氏は小さな自治体の首長という立場のためか国全体のエネルギー政策を考えるという視点にはやや欠けるように思われた。つまり現状において再生可能エネルギーの占める割合は1%程度である。そうした現状でいったいいつになったら再生可能エネルギーが主要な電力と成り得るのかという点についての展望を持ち得ていなかった。

※ フォーラムを聴き入る参加者たちです。
田原氏は言う。今や原発反対の声は国民の70%に上っていると…。(ということは、田原氏は言及しなかったが、国民の声はすでに結論が出ていると言わんとしたのだろう)
したがって、問題は原発廃止に向かってどのような工程表を作成していくかということが今後の課題になってくると思われると述べていたが、私も問題はそこに移ってきたように思っている。