幌向運河歴史ルート
ルートは幌向運河沿いを少し歩いた後、一度運河沿いを離れるが、やがて幌向運河と千歳川(江別川)との合流点に至る。そこには町民憩いの場「親水公園」が広がっていた。帰りのルートはひたすら運河沿いを歩くルートだった。
※ 私はマップ上の赤い印のルートを確実に辿った。
運河沿いをしばらく歩くと、ルートはいったん運河沿いを離れアスファルト道路に出る。
※ 往路です。運河を左手に見ながら運河沿いの道を辿ります。
マップによると「幌向原野の泥炭層」のところへ案内するらしい。すると水田地帯を横切るように並ぶ防風林沿いを歩くルートに入った。
防風林の横は排水溝が掘られていたが、そこを良く見るとそれは明らかに泥炭の地層だった。長い年月をかけてヨシやスゲ、コケモモなどが積み重なって泥炭層を造ったという。
※ 防風林が一直線に並んでいるのも典型的な農村風景です。
※ 写真でお分かりでしょうか?層状に土(泥炭)が重なっています。
防風林を歩いていて一つ気付いたことがあった。防風林沿いに付いている道路が途中で途切れていたのだ。マップ上ではそのまま進むことになっていたので、私はそのまま進んだが、そこは畑の脇道という感じで畑の持ち主の私道のように感じた。このことが後から一つの話題となるのだが…。
※ この写真のルートが問題になっているルートのようです。
防風林を抜け、農産物加工場とか乗馬クラブの脇を抜けて進むと、やがて運河と千歳川の水を調節するポンプ場に着いた。ポンプ場のある堤防を上がると千歳川が大きく蛇行するところが目に入ってきた。
※ このポンプ場で運河の水を千歳川に排水するんじゃないでしょうか?
※ 大きく蛇行する千歳川の流れです。
そして運河を広く沼状にした「親水公園」に至る。そこには高さ21mの「ふきの塔」や「なんぽろ温泉ハート&ハート」、そして親水公園を巡る木道などが整備され町民の憩いの場となっているようだ。
「ふきの塔」は南幌町開基100年を記念して建てられたそうだが、なぜ「ふき」なのかについては分からないのだが、あるいは南幌町はふきの名産地なのかもしれない。それにしても、「ふるさと物産館」の展望台といい、「ふきの塔」といい、山などの高いところがない町だからろうか、塔が好きな町のようである。
私は財布を忘れたために「なんぽろ温泉」の名物「キャベツ天丼」を食べそこねたのが恨めしかった…。
※ この姿からは「フキ」をモチーフとしているとも思えないのですが…。
※ 食べ物の恨みは恐ろしい!キャベツ天丼、キャベツ天丼…。
ここまでで全コース15キロのおよそ3/5くらいだと思われる。約2時間を要していたが、ここで初めて15分の休みをとった。
※ 運河を広げた「親水公園」です。
帰路はひたすら運河沿いのルートである。往路は時おりルートに自信が持てないところもあったが、帰路は安心である。
往路で見た運河は流れの岸辺もきれいだったが、千歳川に近い部分は川岸の部分に柳などの木が繁茂しており、流れが淀むのではと思ったのだがあるいは手入れの手が十分でないのかもしれない。
そうしたところではサギが獲物を狙っている姿をたくさん見かけたが警戒が強く近くでカメラに収めることはできなかった。
※ 千歳川に近い運河の川岸には徐々に木が繁茂しているようでした。
※ カメラに収まっていないと思っていたサギの姿が写真の奥の方でかすかにその姿を捉えているのが分かりますか?
運河沿いを5キロも歩いただろうか、南幌町の市街地の端に辿り着いた。そこからは舗装道路をスタートした「ふるさと物産ビューロー」を目ざした。その途中に「旧幌向駅逓」の建物が現存されているところがあるのだが、以前見物していたのでパスした。
※ 右手に幌向運河、中央に農道、左でに白樺林が一直線に伸びています。
※ 現存している「旧幌向駅逓」の建物です。
ところで、私が歩いた南幌町のフットパスルートは、このフットパスを提唱している空知総合振興局のHPでは「準備中」となっている。つまり、一度は振興局からマップも発行されたのだが、振興局としては私の歩いたルートは現在公認していないということだ。
そのことが不思議だったので、ルートを歩き終えた後に南幌町役場へ行って聞いてみた。正式にはルート作成の責任者は「NPO法人ふらっと南幌」なのだが、たまたま窓口に詳しい方がいらっしゃって、その人が言うには「ルートの一部に民有地が入っていて、たくさんの人が押し掛けたために所有者からの苦情があり正式ルートから除外した」とのことだった。但し、今回の私のように「個人的にマナーを守ったうえで歩くのであれば問題はない」とも言っていただいた。
※ 運河横には昔運河の流れを制御するために使われた機械が説明書きとともに残されていました。
フットパスの発祥地イギリスでは、ルートの中に私有地もけっこう含まれていると聞くが、歴史の浅い日本ではまだまだ理解を得ることが難しいことと、フットパス利用者のマナーも問われているのだと思われる。
フットパスルートとして南幌町のルートはルート上に舗装道路も少なく、自然が豊かな魅力的なコースと映ったのだが、なかなか悩ましい問題が横たわっているんですなぁ…。
《フットパスウォーク実施日 ’13/05/21 距離約15㎞》
ルートは幌向運河沿いを少し歩いた後、一度運河沿いを離れるが、やがて幌向運河と千歳川(江別川)との合流点に至る。そこには町民憩いの場「親水公園」が広がっていた。帰りのルートはひたすら運河沿いを歩くルートだった。
※ 私はマップ上の赤い印のルートを確実に辿った。
運河沿いをしばらく歩くと、ルートはいったん運河沿いを離れアスファルト道路に出る。
※ 往路です。運河を左手に見ながら運河沿いの道を辿ります。
マップによると「幌向原野の泥炭層」のところへ案内するらしい。すると水田地帯を横切るように並ぶ防風林沿いを歩くルートに入った。
防風林の横は排水溝が掘られていたが、そこを良く見るとそれは明らかに泥炭の地層だった。長い年月をかけてヨシやスゲ、コケモモなどが積み重なって泥炭層を造ったという。
※ 防風林が一直線に並んでいるのも典型的な農村風景です。
※ 写真でお分かりでしょうか?層状に土(泥炭)が重なっています。
防風林を歩いていて一つ気付いたことがあった。防風林沿いに付いている道路が途中で途切れていたのだ。マップ上ではそのまま進むことになっていたので、私はそのまま進んだが、そこは畑の脇道という感じで畑の持ち主の私道のように感じた。このことが後から一つの話題となるのだが…。
※ この写真のルートが問題になっているルートのようです。
防風林を抜け、農産物加工場とか乗馬クラブの脇を抜けて進むと、やがて運河と千歳川の水を調節するポンプ場に着いた。ポンプ場のある堤防を上がると千歳川が大きく蛇行するところが目に入ってきた。
※ このポンプ場で運河の水を千歳川に排水するんじゃないでしょうか?
※ 大きく蛇行する千歳川の流れです。
そして運河を広く沼状にした「親水公園」に至る。そこには高さ21mの「ふきの塔」や「なんぽろ温泉ハート&ハート」、そして親水公園を巡る木道などが整備され町民の憩いの場となっているようだ。
「ふきの塔」は南幌町開基100年を記念して建てられたそうだが、なぜ「ふき」なのかについては分からないのだが、あるいは南幌町はふきの名産地なのかもしれない。それにしても、「ふるさと物産館」の展望台といい、「ふきの塔」といい、山などの高いところがない町だからろうか、塔が好きな町のようである。
私は財布を忘れたために「なんぽろ温泉」の名物「キャベツ天丼」を食べそこねたのが恨めしかった…。
※ この姿からは「フキ」をモチーフとしているとも思えないのですが…。
※ 食べ物の恨みは恐ろしい!キャベツ天丼、キャベツ天丼…。
ここまでで全コース15キロのおよそ3/5くらいだと思われる。約2時間を要していたが、ここで初めて15分の休みをとった。
※ 運河を広げた「親水公園」です。
帰路はひたすら運河沿いのルートである。往路は時おりルートに自信が持てないところもあったが、帰路は安心である。
往路で見た運河は流れの岸辺もきれいだったが、千歳川に近い部分は川岸の部分に柳などの木が繁茂しており、流れが淀むのではと思ったのだがあるいは手入れの手が十分でないのかもしれない。
そうしたところではサギが獲物を狙っている姿をたくさん見かけたが警戒が強く近くでカメラに収めることはできなかった。
※ 千歳川に近い運河の川岸には徐々に木が繁茂しているようでした。
※ カメラに収まっていないと思っていたサギの姿が写真の奥の方でかすかにその姿を捉えているのが分かりますか?
運河沿いを5キロも歩いただろうか、南幌町の市街地の端に辿り着いた。そこからは舗装道路をスタートした「ふるさと物産ビューロー」を目ざした。その途中に「旧幌向駅逓」の建物が現存されているところがあるのだが、以前見物していたのでパスした。
※ 右手に幌向運河、中央に農道、左でに白樺林が一直線に伸びています。
※ 現存している「旧幌向駅逓」の建物です。
ところで、私が歩いた南幌町のフットパスルートは、このフットパスを提唱している空知総合振興局のHPでは「準備中」となっている。つまり、一度は振興局からマップも発行されたのだが、振興局としては私の歩いたルートは現在公認していないということだ。
そのことが不思議だったので、ルートを歩き終えた後に南幌町役場へ行って聞いてみた。正式にはルート作成の責任者は「NPO法人ふらっと南幌」なのだが、たまたま窓口に詳しい方がいらっしゃって、その人が言うには「ルートの一部に民有地が入っていて、たくさんの人が押し掛けたために所有者からの苦情があり正式ルートから除外した」とのことだった。但し、今回の私のように「個人的にマナーを守ったうえで歩くのであれば問題はない」とも言っていただいた。
※ 運河横には昔運河の流れを制御するために使われた機械が説明書きとともに残されていました。
フットパスの発祥地イギリスでは、ルートの中に私有地もけっこう含まれていると聞くが、歴史の浅い日本ではまだまだ理解を得ることが難しいことと、フットパス利用者のマナーも問われているのだと思われる。
フットパスルートとして南幌町のルートはルート上に舗装道路も少なく、自然が豊かな魅力的なコースと映ったのだが、なかなか悩ましい問題が横たわっているんですなぁ…。
《フットパスウォーク実施日 ’13/05/21 距離約15㎞》