連日の札幌日大の話題で恐縮だが、本日の代表決定戦 対東海大四高との戦いは実力どおりといおうか、札幌日大が6対2のスコアで危なげなく勝利した。しかし、札幌日大はいろいろと課題が見えた一戦でもあった…。
本日10時から円山球場において春の高校野球の全道大会進出をかける札幌支部Aブロックの決勝戦が札幌日大と東海大四高の間で行われた。(札幌支部はDブロックまである)
私は試合の全てを見なくてはと思い、試合開始の9時までに着かねばと息せき切って駆け付けたのだが、なんと着いてみると試合開始は10時とのこと、ガックリであった。
※ 今日の観戦は私にしては珍しくネット裏最上段からの観戦だった。
さて、試合だがスコアだけを見ると6対2と札幌日大の完勝のように見える結果だが、内容的には決してそうではなかった。
まずは全道大会進出を決めた札幌日大に祝意を表した上で、同チームの更なる成長を願い、その課題を私なりに明らかにしてみたい。
※ 春の支部大会でもこれだけの観衆が集まる。大学野球がこれくらい注目を集めたらと思うのだが…。
一点目は投手力の弱さである。本日先発したエース白崎は東海大四に本塁打を含め実に13安打も打たれた。準決勝戦でも尚志学園に札幌日大投手陣は16安打を喫した。見方によれば、それだけ打たれながら良く凌いだとも言えるが、簡単に打たれ過ぎである。
白崎は準決勝でリリーフした際はボールに勢いを感じたが、今日はまったくボールに威力がなかった。(疲れか?体調不良か?)ボールの威力からいうと、準決勝で先発した宮崎の方が優れているよう見えるが、投手陣の整備が急務のように思われる。
二点目に守備陣が気になった。記録上は遊撃手の2失策ということだが、記録には表れない細かな綻びが随所に見えた。(春の大会ということで割り引かねばならないが)
札幌日大の守備で最も気になったのが、二遊間の守備である。ランナーが出塁すると、守備位置が極端に変わるのである。二塁手、遊撃手ともにランナーを気にするあまり二塁寄りになるのだ。そのため、三遊間、一二塁間が大きく空いた守備陣形を取ることになる。私が観戦した2試合ではその影響は直接表れなかったが、相手が北海や北照のような試合巧者であれば必ずや突かれる点のように思われた。
そして、特にランナーが二塁々上にいる場合には、二塁手、遊撃手ともに牽制に意識がいってしまっていて、肝心の守備が疎かになるのではと思われるほどである。本日の試合で遊撃手が二つの失策をしてしまったのは、まさにそのためだったように思われる。
※ 日大応援席の上段に掲げられた激励幕です。
昨日私は現在の札幌日大のチーム力をせいぜい全道レベルというところで、甲子園を狙えるレベルではないと評した。レギュラーの体格も良く、勝負強いバッティングも魅力である。上記2点が修正されてくると、「あるいは?」の期待も抱かせるチームに成長するであろう。
さて、私が注目する選手Mこと、三番レフト松田進吾選手だが、本日の打撃成績は四球、右前安打、右飛、投ゴロ、三振という内容だった。第2打席の右前安打は満塁からの2点タイムリーである。第3打席はアウトになったとはいえ痛烈なライナーを放ち存在感を見せた。また、第5打席で三振した際は捕手後逸により一塁に生きると、二盗・三盗を決め足の速さも見せつけた。
彼自身本日の成績4打数1安打1四球では全く満足できないだろうが、いつか爆発するのではという期待を抱かせてくれるに十分だった。
さて、全道大会に駒を進めた札幌日大だが、27日から春の北海道王者を決める戦いが待っている。札幌日大高のさらなるレベルアップと健闘を期待したい。
本日10時から円山球場において春の高校野球の全道大会進出をかける札幌支部Aブロックの決勝戦が札幌日大と東海大四高の間で行われた。(札幌支部はDブロックまである)
私は試合の全てを見なくてはと思い、試合開始の9時までに着かねばと息せき切って駆け付けたのだが、なんと着いてみると試合開始は10時とのこと、ガックリであった。
※ 今日の観戦は私にしては珍しくネット裏最上段からの観戦だった。
さて、試合だがスコアだけを見ると6対2と札幌日大の完勝のように見える結果だが、内容的には決してそうではなかった。
まずは全道大会進出を決めた札幌日大に祝意を表した上で、同チームの更なる成長を願い、その課題を私なりに明らかにしてみたい。
※ 春の支部大会でもこれだけの観衆が集まる。大学野球がこれくらい注目を集めたらと思うのだが…。
一点目は投手力の弱さである。本日先発したエース白崎は東海大四に本塁打を含め実に13安打も打たれた。準決勝戦でも尚志学園に札幌日大投手陣は16安打を喫した。見方によれば、それだけ打たれながら良く凌いだとも言えるが、簡単に打たれ過ぎである。
白崎は準決勝でリリーフした際はボールに勢いを感じたが、今日はまったくボールに威力がなかった。(疲れか?体調不良か?)ボールの威力からいうと、準決勝で先発した宮崎の方が優れているよう見えるが、投手陣の整備が急務のように思われる。
二点目に守備陣が気になった。記録上は遊撃手の2失策ということだが、記録には表れない細かな綻びが随所に見えた。(春の大会ということで割り引かねばならないが)
札幌日大の守備で最も気になったのが、二遊間の守備である。ランナーが出塁すると、守備位置が極端に変わるのである。二塁手、遊撃手ともにランナーを気にするあまり二塁寄りになるのだ。そのため、三遊間、一二塁間が大きく空いた守備陣形を取ることになる。私が観戦した2試合ではその影響は直接表れなかったが、相手が北海や北照のような試合巧者であれば必ずや突かれる点のように思われた。
そして、特にランナーが二塁々上にいる場合には、二塁手、遊撃手ともに牽制に意識がいってしまっていて、肝心の守備が疎かになるのではと思われるほどである。本日の試合で遊撃手が二つの失策をしてしまったのは、まさにそのためだったように思われる。
※ 日大応援席の上段に掲げられた激励幕です。
昨日私は現在の札幌日大のチーム力をせいぜい全道レベルというところで、甲子園を狙えるレベルではないと評した。レギュラーの体格も良く、勝負強いバッティングも魅力である。上記2点が修正されてくると、「あるいは?」の期待も抱かせるチームに成長するであろう。
さて、私が注目する選手Mこと、三番レフト松田進吾選手だが、本日の打撃成績は四球、右前安打、右飛、投ゴロ、三振という内容だった。第2打席の右前安打は満塁からの2点タイムリーである。第3打席はアウトになったとはいえ痛烈なライナーを放ち存在感を見せた。また、第5打席で三振した際は捕手後逸により一塁に生きると、二盗・三盗を決め足の速さも見せつけた。
彼自身本日の成績4打数1安打1四球では全く満足できないだろうが、いつか爆発するのではという期待を抱かせてくれるに十分だった。
さて、全道大会に駒を進めた札幌日大だが、27日から春の北海道王者を決める戦いが待っている。札幌日大高のさらなるレベルアップと健闘を期待したい。