第2回北海道JCフォーラムは午前から五つのフォーラムを分散開催してきたが、最後にメインフォーラムとして全参加者を一堂に集めて新旧仮面ラダーを演じた藤岡弘氏と渡部秀氏を招いてのフォーラムとなった。
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午後2時30分から行われたメインフォーラムは「未来(あす)を切り拓く道しるべ」と題して、元祖ヒーロー藤岡弘氏と、平成のヒーロー渡部秀氏が、日本の道徳を呼び起こすことをねらいとするものだった。
フォーラムは第1部が藤岡氏の講演、第2部がJC北海道の渡辺会長に司会によって藤岡氏、渡部氏が答えるトークセッションの2部構成だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ca/ec8adc02b34dbba4fb4b97ccee0f03b4.jpg)
※ 元祖仮面ライダーの藤岡弘氏
第1部の講演で藤岡氏は、前置きなしでいきなり次のように切り出した。
自分は世界100数か国を旅し、多くの国が一瞬に滅びるところをたくさん目撃してきた。日本は今国家存亡の危機であると…。
しかし、具体的にどこの国が、どのように滅びていったかについては全く触れないのだ。
そして、家族を大切にしない、伝統・文化を破壊するような国民は日本を滅ぼすという。
藤岡氏の言いたいことは分かるように気もするのだが、あまりにも論が荒すぎて、しかも現在の日本が国家存亡の危機であるとの現状認識にはとてもついてゆくことができなくなり、私は途中から話を聞くのを止めてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/95/a2aa997c96e1aef6d9f5e1c301f669e8.jpg)
※ 平成の仮面ライターの渡部秀氏
第2部のトークセッションはJC北海道の会長である渡辺泰弘氏が論を整理しながら二人に質問するのだが、ここでも藤岡氏の独壇場だった。渡部氏は言葉は悪いが添え物的立場だったように思われる。ここでの藤岡氏の主な発言を紹介する。
自らが武道家を名乗っていることもあり「公」を大切にする武士道の精神性を強調した。私利私欲に走るのではなく、心を大切にしたい。戦後は道徳心が軽視されてきた。
教育勅語は日本の教育の原点である。
道徳教育の基本は家庭にある。家庭で受けた教育がその人を決める。子どもは親の本気度を見て育つ。
国を、郷土を、先祖を想う心を育てなければならない。
自己中心主義は日本を滅ぼす。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3a/7f09fd93e903ec445bbd265c3b75e2e0.jpg)
※ トークショーの司会を務めた北海道JC会長渡辺泰弘氏
こう紹介してくると、藤岡氏が主張していることはやや極端には映るが一つの考え方として理解できる。しかし、その背景や理由を排してその主張だけ唐突に述べる話し方は多く理解を得ることができるのか疑問が残った。
私はこのJCフォーラムのレポートにあたって自らの思いや考えは封印してきたが、昨日のレポートでその人選に疑問を呈した。その人選の最も?との思いを抱いたのがこのメインフォーラムにおける藤岡弘氏の人選である。
青年会議所が基本的にどのような考えをもった団体であるかということは私もおおよそは承知していたし、今回渡されたパンフレット類においても彼らの基本的な考え方が明示されていたのは主張がはっきりしていて素直を受け取ることができる。
その上でなお人選には疑問が残るのだ。一方的な考えだけを聞くだけで果たして幅広く、強靭な考え方が醸成できるのだろうか? ましてや今回は一般市民に開かれたフォーラムである。その人選にもう少し慎重になってほしかったと思うのは、私の勝手な思いだろうか?
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午後2時30分から行われたメインフォーラムは「未来(あす)を切り拓く道しるべ」と題して、元祖ヒーロー藤岡弘氏と、平成のヒーロー渡部秀氏が、日本の道徳を呼び起こすことをねらいとするものだった。
フォーラムは第1部が藤岡氏の講演、第2部がJC北海道の渡辺会長に司会によって藤岡氏、渡部氏が答えるトークセッションの2部構成だった。
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※ 元祖仮面ライダーの藤岡弘氏
第1部の講演で藤岡氏は、前置きなしでいきなり次のように切り出した。
自分は世界100数か国を旅し、多くの国が一瞬に滅びるところをたくさん目撃してきた。日本は今国家存亡の危機であると…。
しかし、具体的にどこの国が、どのように滅びていったかについては全く触れないのだ。
そして、家族を大切にしない、伝統・文化を破壊するような国民は日本を滅ぼすという。
藤岡氏の言いたいことは分かるように気もするのだが、あまりにも論が荒すぎて、しかも現在の日本が国家存亡の危機であるとの現状認識にはとてもついてゆくことができなくなり、私は途中から話を聞くのを止めてしまった。
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※ 平成の仮面ライターの渡部秀氏
第2部のトークセッションはJC北海道の会長である渡辺泰弘氏が論を整理しながら二人に質問するのだが、ここでも藤岡氏の独壇場だった。渡部氏は言葉は悪いが添え物的立場だったように思われる。ここでの藤岡氏の主な発言を紹介する。
自らが武道家を名乗っていることもあり「公」を大切にする武士道の精神性を強調した。私利私欲に走るのではなく、心を大切にしたい。戦後は道徳心が軽視されてきた。
教育勅語は日本の教育の原点である。
道徳教育の基本は家庭にある。家庭で受けた教育がその人を決める。子どもは親の本気度を見て育つ。
国を、郷土を、先祖を想う心を育てなければならない。
自己中心主義は日本を滅ぼす。
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※ トークショーの司会を務めた北海道JC会長渡辺泰弘氏
こう紹介してくると、藤岡氏が主張していることはやや極端には映るが一つの考え方として理解できる。しかし、その背景や理由を排してその主張だけ唐突に述べる話し方は多く理解を得ることができるのか疑問が残った。
私はこのJCフォーラムのレポートにあたって自らの思いや考えは封印してきたが、昨日のレポートでその人選に疑問を呈した。その人選の最も?との思いを抱いたのがこのメインフォーラムにおける藤岡弘氏の人選である。
青年会議所が基本的にどのような考えをもった団体であるかということは私もおおよそは承知していたし、今回渡されたパンフレット類においても彼らの基本的な考え方が明示されていたのは主張がはっきりしていて素直を受け取ることができる。
その上でなお人選には疑問が残るのだ。一方的な考えだけを聞くだけで果たして幅広く、強靭な考え方が醸成できるのだろうか? ましてや今回は一般市民に開かれたフォーラムである。その人選にもう少し慎重になってほしかったと思うのは、私の勝手な思いだろうか?