安倍政権が誕生以来、憲法改正論議がかしましい。このほど開催された「北海道JCフォーラム」においてもテーマの一つとなった。フォーラムの様子をレポートしてみたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/15/6f9ba4536d84d8efbd944a16c58e5417.jpg)
昨年に引き続き、第2回の北海道内の青年会議所の連合体が主催する「北海道JCフォーラム」が5月6日(月・祝)札幌コンベンションセンター(白石区東札幌6条1丁目)で開催され参加した。昨年は主としてエネルギー関連のフォーラムに参加したのだが、今回は私たちにとってよりデリケートな憲法、領土といった問題を語り合うフォーラムに参加した。
参加したフォーラムは国民主権フォーラム「未来への約束~あなたとつながる新しい憲法~」というテーマのもと、パネリストとして◇丸山 和也 氏(参議院議員 自民党)と◇一色 正春 氏(元海上保安官)、コーディネーターとして ◇岡田 信弘 氏(北大大学院教授)が登壇した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/e9/6807aea17f9c6288c53ba50d6a4df4ad.jpg)
憲法改正について三氏の立ち位置は、一色氏が一刻も早く憲法改正に踏み切るべきだとの立場であり、丸山氏は憲法改正論者であるがしっかりと論議を重ねながら憲法を改正すべきと唱えた。一方、岡田氏は国民が憲法を知り、考えることは大切だが、じっくりと憲法について国民が論議することが大切であるとの立場と映った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c8/ea9f30571fac0aaff8011b0eb9deb6df.jpg)
三氏は多方面にわたり発言したが、その中で印象的な発言を紹介してみると…、
丸山氏は、国家の柱ともいうべき憲法が日本の現状との間でひずみが大きすぎるのではないか。憲法が日々の暮らしに関わっていることを国民は気付いていない。そうしたこともあり、一番大事なもの(憲法)を一番粗末にしてきたのが日本である。
また、領土問題に関して日本はこれまであまりにも事なかれ主義に陥ってきた。中国は日本を試している。気概を示す必要があるとした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ac/09a6a7769518583e94ac54dcc73a187e.jpg)
一色氏は、3.11大震災に関し、国政に想定外があってはならない。非常事態に対処できる憲法でなければならないとした。そして国防に関してはより鮮明に、日本の領土・生命が奪われて良いのなら憲法改正についてじっくり検討してよいが時間がないのではU
いかと主張した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/92/3c46c113d5e74ca530b8540d30f4ca28.jpg)
岡田氏は、その立ち位置からして二人のパネリストの発言を諌める立場に終始していた。
例えば、竹島問題で日本が武力行使をしたなら日本の青年の命が失われるとした外務官僚の発言を紹介したり、一色氏が「国家・国民・領土があってこその憲法である」と発言したのに対して、「個人の人生があっての国家ではないか」と発言するなど二氏とは違う立場から発言していた。
その他にも三氏はたくさんの発言をされたのだが、全ての発言を再現することは難しい。
憲法改正論議が急激に高まってきた要因は、憲法改正が持論の安倍政権の登場だけではなく、尖閣諸島問題が大きくクローズアップされてきたことも大きな要因と思われる。
この問題について私自身の思いや考えはあるが、この場においては敢えて封印し、今後も機会あるごとにさまざまな意見に耳を傾けてみたいと思っている。
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昨年に引き続き、第2回の北海道内の青年会議所の連合体が主催する「北海道JCフォーラム」が5月6日(月・祝)札幌コンベンションセンター(白石区東札幌6条1丁目)で開催され参加した。昨年は主としてエネルギー関連のフォーラムに参加したのだが、今回は私たちにとってよりデリケートな憲法、領土といった問題を語り合うフォーラムに参加した。
参加したフォーラムは国民主権フォーラム「未来への約束~あなたとつながる新しい憲法~」というテーマのもと、パネリストとして◇丸山 和也 氏(参議院議員 自民党)と◇一色 正春 氏(元海上保安官)、コーディネーターとして ◇岡田 信弘 氏(北大大学院教授)が登壇した。
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憲法改正について三氏の立ち位置は、一色氏が一刻も早く憲法改正に踏み切るべきだとの立場であり、丸山氏は憲法改正論者であるがしっかりと論議を重ねながら憲法を改正すべきと唱えた。一方、岡田氏は国民が憲法を知り、考えることは大切だが、じっくりと憲法について国民が論議することが大切であるとの立場と映った。
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三氏は多方面にわたり発言したが、その中で印象的な発言を紹介してみると…、
丸山氏は、国家の柱ともいうべき憲法が日本の現状との間でひずみが大きすぎるのではないか。憲法が日々の暮らしに関わっていることを国民は気付いていない。そうしたこともあり、一番大事なもの(憲法)を一番粗末にしてきたのが日本である。
また、領土問題に関して日本はこれまであまりにも事なかれ主義に陥ってきた。中国は日本を試している。気概を示す必要があるとした。
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一色氏は、3.11大震災に関し、国政に想定外があってはならない。非常事態に対処できる憲法でなければならないとした。そして国防に関してはより鮮明に、日本の領土・生命が奪われて良いのなら憲法改正についてじっくり検討してよいが時間がないのではU
いかと主張した。
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岡田氏は、その立ち位置からして二人のパネリストの発言を諌める立場に終始していた。
例えば、竹島問題で日本が武力行使をしたなら日本の青年の命が失われるとした外務官僚の発言を紹介したり、一色氏が「国家・国民・領土があってこその憲法である」と発言したのに対して、「個人の人生があっての国家ではないか」と発言するなど二氏とは違う立場から発言していた。
その他にも三氏はたくさんの発言をされたのだが、全ての発言を再現することは難しい。
憲法改正論議が急激に高まってきた要因は、憲法改正が持論の安倍政権の登場だけではなく、尖閣諸島問題が大きくクローズアップされてきたことも大きな要因と思われる。
この問題について私自身の思いや考えはあるが、この場においては敢えて封印し、今後も機会あるごとにさまざまな意見に耳を傾けてみたいと思っている。