田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

日本の名峰 富士山を目ざして

2013-06-27 20:00:08 | 北海道低山紀行 & Other
 世界遺産登録に沸く富士山だが、その山開きの日に合わせて長い間の念願だった富士山に登ることにした。ちょっとした喧騒状態の中での登山となりそうだが、その喧騒さえも楽しみながら登ってこようと思う。 

 本日はこれで三度目の投稿になる。

 実は明日から「富士山登山」のために東京に行って来ることにした。
 なんだか世界遺産登録に合わせたみたいに思われそうだが、まったくあの騒動は私の中では意識していなかった。
 以前からずーっと知人からも誘われたりして「いつか一度は…」と思っていたのが、たまたま重なっただけのことなのだ。
 今回、私は北海道からのツアーに参加せず、東京発着のツアーに応募した。その方が、ただ富士山に登って帰ってくるより、併せて東京の空気も少し味わってこようと考えたからだ。
 したがって、明日28日、29日は東京の下町を巡り歩き、30日東京発のバスで富士山の吉田口に向かい、7月1日の富士山山開きの日の夜明け(朝焼け?)に山頂に立つツアーに参加することにした。

 富士山とはベタな選択だと自分でも思うが、ふだんから登山を楽しんでいる者として日本で最も高所に一度は立ってみたいという思いは避けがたいものがあった。
 テレビなどで見る、あの登山道での喧騒状態のような様子は艶消しだがどうしようもない。あの喧騒もまた楽しんでこようと思う。

 心配は天候だが、こればかりはどうしようもない。「雨天決行」と旅行社からは連絡が来ているが、できれば晴れてもらいたいと思う。しかし、こちらも降れば降ったで、その状況を楽しんできたいと思っている。

 いずれにしても、これから数日はまた簡単な内容の投稿しかできないと思うけれど、目にしていただければ幸いです。
 これまでの旅同様、帰宅してから詳細をレポートしようと思っている。
 それでは行ってきます!

札幌都心に聳える大通山に登る

2013-06-27 17:04:20 | 北海道低山紀行 & Other
 入山料500円を支払い、私は札幌都心に聳える大通山に敢然と挑戦したのだった!
 

 大通山?「そんなもん、どこにあるんじゃい!」と突っ込まれそうですが、もちろんそんな山など存在しない。
 と、ここまで来ると、賢明なるあなたは「ははぁ~ん」とお気付きであろう。大通山 =札幌テレビ塔である。
 テレビ塔では例年、年に何度か取り付け階段を自分の足で登るイベントを開催している。それが今年は6月22日、23日の両日開催されることを知った。名付けて「真 階段のぼり」というそうだ。
 今年は初めて1階部分から登ることが可能になったとのことだ。(これまでは3階からだった)地上90mの展望フロアまで453段の階段登りである。

                         

 以前から話のタネに一度は、と思っていたが天候不順のために中止になったりして体験したことがなかった。
 6月23日(日)午後、天候も良かったので念願を叶えることにした。

               

 一階のところで参加料500円を支払い、楽屋裏のような階段口に導かれる。ふだんはけっして足を踏み入れることができないところだ。もちろんそこはふだんは工事業者やメンテナンス業者しか使わない場所である。階段口で係の女性に記念写真を撮ってもらって、いざ出発!

                                        

 当初は赤色の階段が続く。この部分がいわば外部取り付けのようになっていて足元から下が直接見えるため1番怖いと言われているらしい。
 やがて3階のスカイラウンジの部分となるため内部階段となる。剥き出しの配線などがいかにもテレビ塔の裏側拝見的なイベントである。
 3階までで101段だそうだが、一般のビルだと5階分くらい上がったことになるとか、まだまだこれからである。このあたりから階段の色は真っ白にペインティングされていて、それが頂上まで続いていた。

          
          ※ 登り始めは写真のように開放感のある(別の意味では怖い)階段を登ります。

          
          ※ むき出しの配線などが覗き見気分を味わわせてくれます。

         
 私の先を行く者、続いてくる者、そして上から下りてくる者と、けっこうな人たちが「真 階段のぼり」を楽しんでいた。階段のぼりを終えた後、受付のところで聞いてみると、午後1時半過ぎで参加者は400人を超えているとのことだったので、あるいは総計では500人を超える人が楽しんだのかもしれない。

          
          ※ 中間付近の階段は写真のように金網に囲まれていてやや安心感があります。

 階段登りは山を登るときも最もきつい上りである。ゆっくりゆっくり歩を進めたが、それでも体は汗にまみれてくる。眺望が良くなるにつれ、吐く息は荒くなってきた。

          
          ※ 階段の横をエレベーターの箱(黄色のもの)が音もなく滑り上がっていきます。

 どれくらいの時間がかかったろうか。(時間は測っていなかった)「はい!ここがゴールです!」と係の方から声をかけられ、認定証を渡されて無事に展望フロアまで上がった。
 展望フロアは階段のぼりの人、エレベーターで上がってきた人で、けっこう混雑していた。

          
          ※ 会社が企画したイベントです。こうした気配りがいいですね。

          
          ※ 狭い展望フロアはご覧のように混み合っていました。          

 札幌市内には近年高層ビルがたくさん建ち、かつての突出感はなくなったといわれるが、それでも90mからの眺望はなかなか見応えがあった。
 展望フロアからそれぞれ東西南北の方向を写真に収め、上がってきた階段を下って一件落着となった。

          
          ※ 展望フロアから見た東方向です。

          
          ※ こちらは西方向です。正面が大通公園ですね。

          
          ※ 南方向です。整備された創成川公園が見えます。

          
          ※ 北方向です。JRタワーなどが聳えています。

          
          ※ 展望フロアの真下に創成川公園の白いサークルブリッジが見えます。

          
          ※ 近くにある北海道四季劇場の屋根にはライオンのイラストが描かれていました。 



黒松内フットパスコースを往く 3

2013-06-27 13:11:18 | フットパスウォーク & トレッキング
 黒松内に設けられた4つのフットパスコースの中で、この[西沢コース]は私から見ると残念ながら最も魅力のないコースのように映った。砕石砂利を敷いた農道、そして道の両脇に高く生い茂るイタドリが視界を遮りと…。 


西沢コース(約10Km + 4Km)

 この[西沢(にしのさわ)コース]は歌才自然の家がスタートで、そこから10Km先の黒松内町特産物手づくり加工センター「トワ・ヴェール」がゴール地点のワンウェイコースである。ゴール地点から黒松内町役場まで戻らねばならないがその距離が4Kmくらいある。

          
          ※ コースの最初は写真のような自然いっぱいの中を往く。

 ここからスタートする際もまた歌才自然の家の職員に伺い、場所を確かめてからスタートした。
 スタートした直後は森林公園内の散策路なので気持ち良いウォーキングができる。すると間もなくブナ北限の里くろまつないを紹介する「ブナセンター」にいたる。ちょっと覗かせてもらったが、ブナの展示だけでは限りがあるらしく、木工や陶芸、食品加工などの工房を兼ねた施設のようだった。

          
          ※ 森林公園内に建っていた「ブナセンター」の建物です。

          
          ※ 「ブナセンター」の前にブナの盆栽が展示されていました。

 ブナセンターからは舗装路となり、しばらく行くと農道に出る。ここからは一部を除いてコースは砕石砂利を敷いた農道だった。実はこの砕石砂利の道は人が歩くには最も適していない道だと私は思う。なにせ足元がゴロゴロとして気をつけないと足を挫きかねない。て大して変化のない退屈な、そして辛いウォークとなった。

          
          ※ コースはJR函館本線を跨いで続きます。

 興味深い看板が立てられていた。
 それは北海道が設置した河川名の表示板にフットパスコースのことが触れられていたのだ。おそらく黒松内町からの働き掛けがあったものと想像されるが、非常に珍しい看板ではないだろうか。(私はこの後、この種の看板を黒松町内で何度も目にすることになる)

          
          ※ 河川の名前を示す看板に「フットパス西沢コース」という表示が見えます。

 砕石砂利のコースが淡々と続く。周りは畑地や牧草地であるが、あまり手入れが行き届いているとは言い難く、牧歌的な風景を楽しむという気にはなれなかった…。また、時にはコースの両側にイダドリやササが高く生い茂っていて視界を遮られてしまうところも多かった。

          
          ※ このような砂利道の農道が延々と続きます。

          
          ※ その農道のかなりの部分がこのように高いイタドリやササが沿道を覆っていました。

 途中で農家に人と出会った。その方は私を見て「フットパスですか?」と声をかけてきた。この一例だけで判断するのは早計だが、黒松内では「フットパス」がかなり町民の方々に浸透しているのではないかと思わされた。

          
          ※ コースもかなり後半です。遠くにゴールのトワ・ヴェールの塔ががかすかに見えます。

          
 歩き続けること2時間余り、遠くにゴールになるトワ・ヴェールの三角屋根が見えてきた。見え始めてから遠かったが、スタートしてから2時間20分後、ゴールの黒松内町特産物手づくり加工センター「トワ・ヴェール」に着いた。
 そこのレストランで少し遅い昼食を摂ったのだった。                 

          
          ※ ゴールのトワ・ヴェール(緑の屋根の意)が牧草畑の中に建っていました。

 そして、その後次のコースのスタート地点になる黒松内町役場まで約4Kmを引き返さねばならなかった。(№4のレポートは後日に)

《フットパスウォーク実施日 ’13/06/22 距離約10㎞ + 4㎞》