田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

フットパスウォーク №7 拓北からトンネウス沼

2013-06-05 20:51:55 | フットパスウォーク & トレッキング
 ウォーキングとフットパスウォークの間に大きな違いはない。私の認識では、前者が歩くことを主体とした健康づくりを考えているのに対して、後者は歩くことによって体験できるさまざまなことも楽しみながら歩こう、とする違いかな?と捉えている。この欄ではフットパスと呼称している札幌内外のフットバスコースを巡った体験をレポートする場としたい。          

 このコースは昨年秋一度歩いている。今回オヤジの会6月例会の幹事として、このコースを案内するためにもう一度事前踏査として歩いたのだが、何度歩いても素晴らしいコースである。 

          
          ※ あいの里地区を取り囲むように造られた「あいの里緑道」の入口です。

 初夏である。爽やかな札幌の初夏である。
 「札幌はなぜ日本人が住みたい街№1なのか」の著者林心平氏はこの6月の爽やかな気候を「サッポロジューン」と称した。その待ちに待ったサッポロジューンが到来したのだ。
 その爽やかな6月に、私はオヤジの仲間たちをフットパスの世界に誘うことにした。
 コースは自然と歴史、そして近代的・人工的な装いを施した路が適度にバランスよく配された「拓北からトンネウス沼」コース(太平百合が原フットパスの会設定)とすることにした。そこで私は6月3日このコースを事前踏査のため再訪した。
(コースの様子については昨年の記事を参考にしてほしい。コース前編 コース後編

 このコースを短く表現すると、新興住宅街である札幌北区のあいの里地区を取り巻くように造られた遊歩道を一周するコースである。

 木々をふんだんに配した遊歩道は完成してから年月が経ったこともあり自然が一杯である。今回歩いたときには春の山野草がたくさん花を咲かせていた。
 また、トンネウス沼という河川から切り離された沼があるが、多くのトンボが棲息している沼で、特にカラカネイトトンボという準絶滅危惧種が棲息している沼として知られている。

          
          ※ 木々がふんだんに配されている「あいの里緑道」です。

          
          ※ あいの里緑道の脇に咲いていた山野草「エゾムラサキ」でしょうか?

          
          ※ こちらの黄色い花は「ヤマブキ」でしょうか?

          
          ※ 貴重なトンボが棲息する「トンネウス沼」です。

 歴史については、指定のコースから少し外れるけれど、藍栽培ゆかりの地の碑や開拓時の馬頭観音、さらには仙人庚申塚(せんにんこうしんつか)などが点在し、地域の歴史に触れることができる。

          
          ※ 藍栽培ゆかりの碑が立つ広場です。開拓記念碑なども建っていました。

          
          ※ コース途中に鎮座している「仙人庚申塚」です。

 近代的・人工的な装いということでは、コースの大半がレンガ舗装されていて歩きやすくなっている。また、コース上にはベンチ、東屋がふんだんに配置されていて、歩くのが楽しくなるコースである。現在機能しているかどうかは分からないが、コース上には夜間の歩行も大丈夫なように足元を照らす照明も完備されている。
 また、コースの後半は住宅街に入っていくのだが、そこは「あいの里北公園前緑道」、そして「あいの里駅前緑道」と名付けられ、人工の小川が流れていて人々を癒す装置が施されているのである。ただ、事前踏査をしたこの日はその人工の小川に水が流れていなかったのはなぜなのだろう?

          
          ※ あいの里緑道にはこのような東屋やベンチがふんだんに配置されています。

          
          ※ 住宅街の中を流れる人口の小川です。この日は水が流れていませんでした。

 このように魅力的なコースを6月24日(月)私はオヤジの会の仲間に紹介することにしている。その際、昼食は初めての経験だが東屋で6月の風をスパイスにして野外で弁当を食べることにした。
 はたしてオヤジたちの遠足に天候の神様は微笑んでくれるだろうか?

          
          ※ 藍栽培ゆかりの碑の傍の畑で昔の農機具を使って作業していた婦人がいました。

《フットパスウォーク実施日 ‘13/06/03 距離 約9.5Km》