空知支庁10市14町では空知総合振興局の勧め(?)で各市町それぞれ1コースずつのフットパスコースを設定し、それをまとめたルートガイドを発刊した。いずれもが各市町の見どころを満載したルートとなっている。私はこの24のコースを時間をかけて、ゆっくりと完歩したいと思い立った。
馬追自然の森ル ート
長沼町の馬追丘陵の中に造られた「馬追自然の森」はほど良い整備が施された心地良い遊歩道が伸びていた。ところが私はスタートして間もなく、自分の大失態に気付かされるのだった…。
自宅から車で約1時間かけて長沼町コースのスタート&ゴール地点である「なかぬま温泉」に降り立った。「なんでわざわざ車で出かけてウォーキングなんて?」といぶかる向きもあるかもしれないが、趣味の世界などというものは同好の士以外から見ると理解しがたい行為なのかもしれない。
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※ ながぬまコミュニティ公園からながぬま温泉の建物を撮ったところです。
スタート&ゴール地点の「ながぬま温泉」の駐車場に立った私は早速ウォークを開始した。ながぬま温泉に続いて広がっている「ながぬまコミュニティ公園」、「マオイオートランド」がある。公園では町民がパークゴルフを楽しんでいたが、オートキャンプ場であるオートランドの方はさすがに人の気配がなかった。
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※ まだ季節ではないということでしょう。マオイオートランドには人の気配がありませんでした。
そしてコースは馬追丘陵に向かう農道をしばらく歩くことになる。するとその突き当りのところに「馬追の名水」と呼ばれるカルシウムやマグネシウムを含んだ湧水が出ているところがある。何人かの町民の方がその水を汲んでいたたこともあり、私はそこをパスしてしまった。
※ 「馬追の名水」では地元の人が水を汲んで家に運ぼうとしていました。
「馬追の名水」のところに「馬追自然の森」遊歩道の入口があり、その先は鬱蒼とした森林の中を進むことになる。入口には「熊注意!」などという物騒な看板も立てられていた。
ここから延々と「馬追自然の森」の中を歩くことになるのだが、私はこの自然の森の様子を「ほど良い整備が施されている」と表現した。その意味するところは、遊歩道の人の歩くところは下草が刈り取られ、路上は枯れ葉が積み重なった足に優しいコースとなっていた。そうでありながら、人工的な造営物は最低限に抑えていることを窺わせてくれたことがこうした表現に繋がったのである。(後編で出てくる長官山の展望台はいただけないが…)
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※ 「馬追自然の森」F地点の入口の表示です。
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※ 自然の森内は写真のような遊歩道が延々と続いていました。
ところで私は「馬追自然の森」を馬追山の山頂を目ざしているとき、大失態をしていることに気付かされた。私はいつものようにポイント、ポイントで写真を撮りながら歩を進めていた。すると突然カメラから「内臓メモリーの空き容量がありません」というメッセージが表示された。ここで私は初めてカメラのメモリーを装着していないことに気付かされたのだ。内蔵メモリーではせいぜい15枚程度しか記録することができない。私はこの長沼町のフットパスの写真記録を厳選して撮らねばならないことになってしまった。情けないことがしかたがない。
※ 遊歩道の中には人がようやく潜れるくらいのトンネル道もありました。
さて、気分を変えて話題をフットバスに移すと、「馬追自然の森」を歩く中で、最初の目的ポイントは入口から2,800mほど上がった馬追山の山頂である。標高わずか272.8mの山であるが、標高的にはスタート地点から約250mほど登っている。ちょっとした登山気分を味わうくらい私の息はけっこうあがっていた。
途中でトレッキングを楽しむ婦人と出会った。彼女は熊対策のためかラジオを鳴らしながらトレッキングをしていた。私もたまたまラジオを持参していたので、彼女に真似てそこからはラジオを聞きながらのトレッキングとなった。ラジオを聞くと、木々を渡る風の音を聞くことができなくなるのだが、熊の怖さには勝てない。
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※ 写真のように金網のフェンス越しに長沼町の田園地帯を眺める頂上の瀞台です。
この馬追山の山頂は通称「瀞台(しずかだい)」と呼ばれている。その理由は、明治19年北海道庁技師 内田瀞氏がこの山に登り、植民地地区選定を行った業績を讃えて「瀞」の一字を入れたことによるそうだ。
瀞台には小さな標識があり、その向こうに長沼の田園地帯の眺望が広がっていた。ただ、辺り一帯は自衛隊が管轄する土地が迫っており、金網が張り巡らされているため金網越しの展望となっていたのが艶消しだった。
ここで小休止をしたあと、私は「馬追山」を下り、続いて「長官山」に向かったのだった。(以後は後編にてレポートすることにする)
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馬追自然の森ル ート
長沼町の馬追丘陵の中に造られた「馬追自然の森」はほど良い整備が施された心地良い遊歩道が伸びていた。ところが私はスタートして間もなく、自分の大失態に気付かされるのだった…。
自宅から車で約1時間かけて長沼町コースのスタート&ゴール地点である「なかぬま温泉」に降り立った。「なんでわざわざ車で出かけてウォーキングなんて?」といぶかる向きもあるかもしれないが、趣味の世界などというものは同好の士以外から見ると理解しがたい行為なのかもしれない。
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※ ながぬまコミュニティ公園からながぬま温泉の建物を撮ったところです。
スタート&ゴール地点の「ながぬま温泉」の駐車場に立った私は早速ウォークを開始した。ながぬま温泉に続いて広がっている「ながぬまコミュニティ公園」、「マオイオートランド」がある。公園では町民がパークゴルフを楽しんでいたが、オートキャンプ場であるオートランドの方はさすがに人の気配がなかった。
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※ まだ季節ではないということでしょう。マオイオートランドには人の気配がありませんでした。
そしてコースは馬追丘陵に向かう農道をしばらく歩くことになる。するとその突き当りのところに「馬追の名水」と呼ばれるカルシウムやマグネシウムを含んだ湧水が出ているところがある。何人かの町民の方がその水を汲んでいたたこともあり、私はそこをパスしてしまった。
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※ 「馬追の名水」では地元の人が水を汲んで家に運ぼうとしていました。
「馬追の名水」のところに「馬追自然の森」遊歩道の入口があり、その先は鬱蒼とした森林の中を進むことになる。入口には「熊注意!」などという物騒な看板も立てられていた。
ここから延々と「馬追自然の森」の中を歩くことになるのだが、私はこの自然の森の様子を「ほど良い整備が施されている」と表現した。その意味するところは、遊歩道の人の歩くところは下草が刈り取られ、路上は枯れ葉が積み重なった足に優しいコースとなっていた。そうでありながら、人工的な造営物は最低限に抑えていることを窺わせてくれたことがこうした表現に繋がったのである。(後編で出てくる長官山の展望台はいただけないが…)
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※ 「馬追自然の森」F地点の入口の表示です。
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※ 自然の森内は写真のような遊歩道が延々と続いていました。
ところで私は「馬追自然の森」を馬追山の山頂を目ざしているとき、大失態をしていることに気付かされた。私はいつものようにポイント、ポイントで写真を撮りながら歩を進めていた。すると突然カメラから「内臓メモリーの空き容量がありません」というメッセージが表示された。ここで私は初めてカメラのメモリーを装着していないことに気付かされたのだ。内蔵メモリーではせいぜい15枚程度しか記録することができない。私はこの長沼町のフットパスの写真記録を厳選して撮らねばならないことになってしまった。情けないことがしかたがない。
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※ 遊歩道の中には人がようやく潜れるくらいのトンネル道もありました。
さて、気分を変えて話題をフットバスに移すと、「馬追自然の森」を歩く中で、最初の目的ポイントは入口から2,800mほど上がった馬追山の山頂である。標高わずか272.8mの山であるが、標高的にはスタート地点から約250mほど登っている。ちょっとした登山気分を味わうくらい私の息はけっこうあがっていた。
途中でトレッキングを楽しむ婦人と出会った。彼女は熊対策のためかラジオを鳴らしながらトレッキングをしていた。私もたまたまラジオを持参していたので、彼女に真似てそこからはラジオを聞きながらのトレッキングとなった。ラジオを聞くと、木々を渡る風の音を聞くことができなくなるのだが、熊の怖さには勝てない。
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※ 写真のように金網のフェンス越しに長沼町の田園地帯を眺める頂上の瀞台です。
この馬追山の山頂は通称「瀞台(しずかだい)」と呼ばれている。その理由は、明治19年北海道庁技師 内田瀞氏がこの山に登り、植民地地区選定を行った業績を讃えて「瀞」の一字を入れたことによるそうだ。
瀞台には小さな標識があり、その向こうに長沼の田園地帯の眺望が広がっていた。ただ、辺り一帯は自衛隊が管轄する土地が迫っており、金網が張り巡らされているため金網越しの展望となっていたのが艶消しだった。
ここで小休止をしたあと、私は「馬追山」を下り、続いて「長官山」に向かったのだった。(以後は後編にてレポートすることにする)