田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

フットパスウォーク №8 百合が原からモエレ沼公園

2013-06-06 23:49:05 | フットパスウォーク & トレッキング
ウォーキングとフットパスウォークの間に大きな違いはない。私の認識では、前者が歩くことを主体とした健康づくりを考えているのに対して、後者は歩くことによって体験できるさまざまなことも楽しみながら歩こう、とする違いかな?と捉えている。この欄ではフットパスと呼称している札幌内外のフットバスコースを巡った体験をレポートする場としたい。 

 マップの表現に問題があるのか、私の読図力に問題があるのか、これまでのウォークの中でも最も悩まされ、最後には現在地がどこなのかさえ判然としないままのウォークとなった。疲労感だけが残った残念なウォークだった…。
 

  

 昨日投稿した「拓北からトンネウス沼」コースを終えた私はJRで「あいの里教育大」駅から「百合が原」駅に移動し、「百合が原からモエレ沼公園」コース(太平百合が原フットパスの会設定)8.5キロを歩くことにした。

 私が降り立った「百合が原」駅は百合が原公園側なのだが、駅の正面の反対側なのだろうか? 閑散としていて駅前らしくない。集合住宅が並んでいるだけの殺風景な光景だ。

          
          ※ 閑散として殺風景な百合が原駅前の様子です。

 そこを通り過ぎ、大きな道路を跨ぐと「百合が原公園」である。百合が原公園は札幌市内にある総合公園の一つだが、緑のセンターも併設していて花の種類や樹種も明示されている整美の行き届いた公園である。
 百合が原公園の名物のバラの開花はまだだったこともあり、通過するように公園を後にした。

          
          ※ 広々としたグリーンが広がる百合が原公園です。

 問題はこの後発生した。マップ上に「烈々布北支線6号線橋を左折する」とあった。この橋が見つからないのだ。沿線に同じような橋がいくつもあるのだが、ほとんどが「丘珠○号橋」というもので、わずかに一つだけ「烈々布北支線5号線橋」というのを見つけたが6号線橋は付近を往復して探したが見つからなかった。
 しかたなく、コースが丘珠飛行場の外縁を行くようになっていたので、マップを無視して(回り道をして)そのコースに取り付いた。

          
          ※ 「これが目ざす橋か?」と何枚も何枚も橋の写真を撮りました。

          
          ※ 飛行場の滑走路の端は火山灰がむき出しの状態で、これから整備されるようです。

 この長い一本道がほとんど使われない道らしく、鋭角の砕石(バラス)が敷き詰められているため足を挫く恐れがあり注意深く歩まねばならなかった。足元ばかり注意して歩いていたため、飛行機が飛び立ったのに気付くのが遅れ、カメラを向けることができなかった。離着陸の便があまりないと言われる丘珠飛行場の貴重なシャッターチャンスを逃してしまった。

          
          ※ ご覧のような砕石を敷いた道が延々と続きました。

          
          ※ フェンス越しにはツドームが見えます。

 2キロ弱の飛行場横の道を終えたところでまたまた問題が発生した。前に進むべき道が無くなってしまったのだ。周辺は工事のためにフェンスで囲まれていてどうすることもできない。しかたなくフェンスの外縁を辿っていくと、工事関係者が苦笑しながらやってきて工事中の中を通してくれた。
 ところがマップ上ではこの辺りが非常に複雑な経路を辿ることになっている。私は現在地を見失ってしまった。現在地を特定しようにも手がかりがない。困って立ち往生した私は遠くにモエレ山の姿をかすかに認めた。「ゴールはモエレ沼公園なのでそこを目ざして進もう」と決断し歩を進めた。

  ※ かなりパニックに陥っていた私は写真を撮る余裕もなかったようだ。

 結果、マップとはかなり違ったところを歩いていたようだ。マップ上にある丘珠高校も通らずじまいだったが、なんとか「さとらんど」に着くことができた。平日の午後遅く(4時近かった)とあって、園内に人はいたものの閑散としていた。

          
          ※ さとらんどの周縁部の歩道は気も良く整備されていました。

          
          ※ 午後遅かったため、園内は閑散としていました。

 「さとらんど」を通過し、となりの「モエレ沼公園」に向かったが、公園の外縁にある積雪場にはまだ融け切らぬ雪がうず高く積まれていて、改めて札幌の積雪の多さを実感させてくれた。
 モエレ沼公園は何度も訪れているところなので、特にどこかを見物するということもなく、午後も遅かったので公園近くのバス停に急いだのだった。

          
          ※ ご覧のようにまだ解けきっていない雪山が…。

          
          ※ モエレ沼公園のシンボル(?)「モエレ山」です。

          
          ※ あまりにも美しい白樺林についパチリと…。

          
          ※ こちらもモエレ沼公園のシンボル「ガラスのピラミッド」です。

 これまで札幌市内をはじめ非常にたくさんのウォーキングコース、フットパスコースを踏破し、ウォークのベテランを自認していたのだが、これほど迷わされたコースは初めてではないかと記憶する。
 コースを設定される方も、「より魅力あるコースを!」と工夫されるのであろうが、初めて訪れる者にも迷うようなことのないコース設定、コース説明が求められるのではないだろうか? そういう意味では疑問符の残るコースだった。

《フットパスウォーク実施日 ‘13/06/03 距離8.5㎞》