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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

富士山登頂記 前編

2013-07-03 23:30:03 | 北海道低山紀行 & Other
 憧れだった富士山登山…。登山口の富士吉田口に着いたとき周りは霧に包まれていたがそんなことは誰一人気にすることなく、私たちは勇躍富士山登山に挑んだのだった。 

          
          ※ 吉田口コースの場合、登山路は紫色、下山路は赤色とコースが分かれていた。

 6月30日朝7時30分、新宿の集合場所に集合した私たちのツアーのAグループは45名である。(この日は私の利用したツアー会社は二つのグループを催行した)
 1度の休憩を含めて11時前に富士山5合目にあたる富士吉田口に着いた。この時点で標高は2,305mである。すでに私が体験している北海道の最高峰旭岳(2,291m)の標高を超えていた。

          
          ※ 5合目の登山口は写真のように山霧に覆われていました。          
 
 ツアー会社が契約している土産物店&レストランで登山支度を整え、名物「ほうとう」でお腹を満たし、酸素缶を購入し、さらには金50円の利用料を払いトイレを済ませて出発準備を整えた。
 私たちをリードする山岳ガイドから登山上の留意事項を聞いた後、11時40分いよいよ登山開始である。

          
          ※ 登山前に山梨名物「ほうとう」でお腹を満たしました。

          
          ※ 5合目はご覧のように登山客、そして報道陣でごった返していました。

 最初の20分ほどは関係車両の走行もできるような道が続くが、すぐに登山道に入り整備されてはいるがけっこうな上りが続く。ただ、ガイドが思っていたよりゆったりしたペースで進んでくれるし、休憩も小まめに取ってくれる。
 「これは案外楽な登山になるのかな?」と思った。しかし、今になって考えると私は登り初めからすでに未体験の高さの中を登っていたのだった。

          
          ※ バスを降りて約20分歩き、いよいよ本格的な富士山登山開始です。


          
          ※ 本格的な登山開始後すぐに写真のように横倒しになりそうな木が目に入りました。

 徐々に高度を増しているのだが、周りは霧がかかり何も見えない。風がないこともあり身体中に汗をかいている。
 登り始めて50分後の12時30分、6合目に達した。ガイドはさかんに深呼吸を勧める。(後から考えるとこれは高山病を予防するための一つの措置だった)この6合目で標高は2,390mである。

          
          ※ きめ細かに休憩を入れてくれるガイドの配慮に感謝しました。

          
     ※ 山開きとあって、どこでも報道陣に遭遇しました。私たちのグルーブでも相当数の人が取材を受けていました。

 記憶は定かでないのだが、6合目から7合目にかけても斜度はどんどん増していったが、登山路はガレ場が中心でつづら折りの登り道が続いた。
 6合目から約1時間後の13時35分、最初の山小屋である「花小屋」に着いた。ここが7合目で標高は2,700mだった。

          
          ※ 写真のようなつづら折りの登山道が続きます。
          
          
          ※ これは確か私たちの前を行くグループだと思います。

 7合目までは比較的易しい登山路だったが、山小屋が現れたとたん登山路の様相は激変し、ここからは急な岩場が延々と続くのだった。ここまで私は他の人同様に、休みの度に酸素缶を口に当て薄くなった酸素を補給していたのだが、どうやらそれだけでは体のほうは徐々に酸素不足になっていたようだ。
 鎖をつけるほどの岩場ではないにしても、相当の急角度での岩場上りが続いた…。

          
          ※ 登山道が崩れないよう写真のような保護する設備が目立ったのも富士山でした。

          
     ※ 吉田口コースで最初に現れた登山小屋「花小屋」です。登山道のすぐ脇にあるため全体像が撮れません。

(続きは明日に)