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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

東京下町ウォーク 5 両国界隈編 後編

2013-07-13 20:54:11 | 道外の旅

 両国界隈ウォークの後編は「国技館」、「旧安田庭園」、「東京都慰霊堂」、「東京都復興記念館」と前編同様見どころたくさんのウォークとなった。 

 JR「両国」駅は国技館前の駅らしく周辺に力士像が散見される大相撲城下町の様相を呈していた。しかし、その力士像が想像していたより小さな像だったのは意外だった。

          
          ※ 意外に小さな像だったが、周辺にいくつもお相撲さんの像が設置されていた。

 JR「両国」駅の向こう側にはお馴染みの緑の屋根をした「国技館」が見えてきた。大相撲は名古屋場所前とあって、国技館周辺に幟などは立っていなかったが、若者たちが大勢たむろしていた。後から調べてみると、国技館が貸館として若者向けのイベントが開催されていたようだ。
 せめて「相撲博物館」でも見学しようと思ったのだが、運悪く休館日のため入場することは適わなかった。

          
          ※ 緑青の屋根が特徴的な「国技館」の建物です。

          
          ※ 国技館の壁に描かれていた力士たちの錦絵(?)です。

 「国技館」と道路一本隔てたところに「旧安田庭園」がある。もともとは元禄年間に築造された庭園を明治になって安田財閥が所有することとなり、大正年間に東京都に寄贈された庭園だそうである。この庭園は潮入式回遊庭園として知られているが、現在は人工的に水位が調節されているそうである。
 庭園ではちょうど和式の結婚衣装を身に付けた若い男女が記念写真を撮っていた。

          
          ※ 「旧安田庭園」の入口の門です。

          
          ※ 潮入式回遊庭園として有名ですが、現在は人工的に水面を上下させているそうです。

          
          ※ 結婚式を控えたカップルが旧安田庭園を背景に前撮りをしていました。

 この庭園でもそうだったが、都内の公園を巡っていて所在無げの人がベンチにポツンと座っている姿を見かけることが多かった。勤めをリタイア人なら分かる気もするのだが、現役世代と思われる人も目立ったことが気になったのだが…。

 「旧安田庭園」の斜め隣りが「横網(よこあみ)町公園」である。この公園の中には「東京都慰霊堂」と「東京都復興記念館」がある。
 「東京都慰霊堂」は関東大震災と第二次世界大戦の東京大空襲において犠牲になった人たちを安置する施設だそうだ。両方合わせて15万人以上の犠牲者が眠る慰霊堂だということだ。

          
          ※ 「東京都慰霊堂」本殿正面からの写真です。

          
          ※ こちらは本殿内の様子です。

          
          ※ 慰霊堂の横にあったのは遺骨堂でしょうか?鳩を象った花壇が目に止まりました。

 また、同じ横網町公園内には関東大震災の惨禍を永く後世に伝えることを目的とした「東京都復興記念館」がある。昭和6年の建設ということで、やや古びた建物ではあるが当時の遺品などが展示され、関東大震災の凄まじさを伝える内容となっていた。

          
          ※ 同じ横網町公園内にあった「東京都復興記念館」の外観です。

          
          ※ 大震災の際に熱風で飛ばされ、飴のように下り曲がった自転車が展示されていました。          

 横網町公園を出るとゴールの都営大江戸線「両国」駅は直ぐだった。
 両国界隈ウォークは、前後編2回に渡るレポートだったが、それだけ中身の濃いコースだった。
 現代的な建築物と由緒ある施設や碑が混在していて、歩いていても楽しい街だった。
 東京下町の光景を代表する街の一つが「両国」なのではないだろうか、と思えた両国界隈のウォークだった。