十勝岳連峰縦走の足慣らしとして3度目となる今回の藻岩山は、五つの登山コースの中で最も距離が長いといわれている小林峠コースを登った。このコースはまるでジェットコースターに乗ったように激しく上下するコースだった。
※ 「今日の藻岩山々頂から」的な写真ですね。
30、31日の十勝岳連峰の縦走を控え、おそらく最後となるであろう足慣らしに今日(26日)午後、「小林峠コース」を登った。
小林峠コースは、五つある藻岩山登山コースの中で最も距離が長いという。調べてみると、五つのコースの距離は次のようになっていた。
◇小林峠コース 4.5Km
◇慈啓会コース 2.9Km
◇スキー場コース 2.5Km
◇旭山記念公園コース 4.0Km
◇北の沢コース 2.4Km
※ 平日も午後とあってさすがに駐車帯はガラガラでした。
小林峠コースの登山口は、家から車を走らせることおよそ20分、小林峠の路側にある駐車帯に車を停めて、少し歩いたところに登山口がある。(登山口という表示はなくなっていたが)
今回の3度の藻岩山登山では暑い季節でもあったので、私の服装はいつもTシャツにハーフパンツという出で立ちだった。(用心のためにロングパンツもザックに忍ばせていたが)どなたかのブログに「小林峠コースは山ガールが登るにはコースが整備されていない」旨の投稿を見ていたので、ちょっと心配だった。ちょうど小林峠コースを下りて来た人と行き違ったので「こんなかっこうで大丈夫でしょうか?」と聞いたところ、「コースはしっかりと整備されていますよ」と聞いてひとまずホッとして登山口に向かった。
いきなり階段混じりのきつい登りが始まった。湿気もあったせいですぐに汗が噴き出てきた。およそ10分も登ったろうか?今度は階段付きの下りである。まるでガーッと登って、ガガーッと下る感じである。私は内心「おいおい、こんなコースよしてくれよ」と呟いていた。ところが、これはまだほんの序の口だった。
それから何度アップダウンを繰り返したろうか?大きなアップダウンだけで少なくとも4回は繰り返したのではなかったろうか。
※ ガーッと登ったかと思うと…
※ ガガーッと下って…、まるでジェットコースターみたい。
コースは予想外に整備されていた。もっともこのコースを登る人は最も少ないと言われているので、他のコースほど幅は広くない。人一人が通る程度の幅しかないが、下草は刈られていて歩くには不自由しない。また、階段が使われているのも登り始めの部分だけで、他は登るにしても、下るにしても自然の地形を利用した登山者に優しい、私好みのコースである。
※ 写真のように下草がきれいに除草されていました。
汗はかくものの、この日はけっこう強い風が吹いていたため、風が通るところへ出ると汗をかいた体に心地良い風が当たり気持ち良かった。
アップダウンを繰り返すコースの中、平日の午後とあって、「旭山記念公園コース」と合流する「T分岐」までは誰とも出会うことがなかった。
アップダウンの状況は手元の資料によれば次のとおりである。出発して30分ほどで標高406mのところを通過する。するとそこから330mコルというところまで下り、そこから381mのピークを経て、367mのT分岐に至るという具合である。
※ ここは登り始めてから何番目かのピークです。この後下りに入ります。
※ ここは330mコルと称される山中で最も低くなったところです。
※ T分岐の手前を登っていたところ、向こうに藻岩山山頂が見えました。
※ 文字通りT型にコースが分岐しているところです。
この季節、藻岩山は緑一色の単調な色彩である。他の方のブログなどを拝見すると、春はいろいろな花が咲き競っているようであるが…。私が緑以外で目にしたのは、オオウバユリの白い花だけだった。
※ 緑一色の中に白いオオウバユリがポツンと咲いていました。
T分岐を過ぎてからも一つのピークがあり、そこから急激な下りが続き、「慈啓会コース」と合流する「馬の背分岐」に至る。ここまで来ると、午後とはいえ多くの登山者と行き交う。
そして馬の背からしばらくは私が「藻岩山ハイウェイ」と名付ける三人くらいが並列でも歩けそうな広い登山道が続く。そしていよいよ最後の本格的な登りが始まる。(小林峠コースの場合はここだけが本格的な登りといって良いような気がする)
※ 私が「藻岩山ハイウェイ」と名付けた整備された立派な登山道です。
ここで面白い(?)ことがあった。登山道がやや平坦になっているところで私は同年代と思われる男性を追い抜いて先を行った。彼との歩くスピードの違いから、私は相当に前を行っているつもりだった。本格的な登りに入って、私のペースがやや落ちたのだろうか?(私はそうは思っていなかったのだが…)私をすーっと追い抜いて行く人がいる。見ると先ほど私が追い抜いた人ではないか。彼の上り方を見ていると、急坂を登っているようには見えないほどスイスイと登っていく。相当に登り慣れた人のように見えた。
※ 頂上手前の最後のきつい登りです。
最後は少し無理をしたせいあり、やや息切れ、エネルギー切れを感じながらの山頂到達となった。
そこに先ほどの彼がシャツを脱いで、汗をぬぐっていた。その彼に声をかけた。「毎日のように登っていらっしゃるのですか?」と…。すると彼は「そうですね。ここのところは毎日登っていますね」という答えだった。鍛えることで違ってくるものである。
頂上は風が吹いていて肌寒いくらいだった。私は若干の食べ物を口にしただけで、そそくさと頂上を後にしたのだった。
※ 下山の最後の最後になってこの登りはないでしょ!!
※ 午後4時をまわってさすがに私の車以外は見当たりませんでした。
【藻岩山(小林峠コース 登山データー】
標 高 531m
駐車場 小林峠の路側帯に10台程度を停められる駐車場がある。
行 程 登山口→(50分)→T分岐→(10分)→馬の背分岐→(20分)→藻岩山山頂→(15分)→馬の背分岐→(10分)→T分岐→(45分)→登山口
時 間 登山(約1時間20分) 下山(約1時間10分)
天 候 薄曇り、やや風
登山日 ‘13/07/26
※ 「今日の藻岩山々頂から」的な写真ですね。
30、31日の十勝岳連峰の縦走を控え、おそらく最後となるであろう足慣らしに今日(26日)午後、「小林峠コース」を登った。
小林峠コースは、五つある藻岩山登山コースの中で最も距離が長いという。調べてみると、五つのコースの距離は次のようになっていた。
◇小林峠コース 4.5Km
◇慈啓会コース 2.9Km
◇スキー場コース 2.5Km
◇旭山記念公園コース 4.0Km
◇北の沢コース 2.4Km
※ 平日も午後とあってさすがに駐車帯はガラガラでした。
小林峠コースの登山口は、家から車を走らせることおよそ20分、小林峠の路側にある駐車帯に車を停めて、少し歩いたところに登山口がある。(登山口という表示はなくなっていたが)
今回の3度の藻岩山登山では暑い季節でもあったので、私の服装はいつもTシャツにハーフパンツという出で立ちだった。(用心のためにロングパンツもザックに忍ばせていたが)どなたかのブログに「小林峠コースは山ガールが登るにはコースが整備されていない」旨の投稿を見ていたので、ちょっと心配だった。ちょうど小林峠コースを下りて来た人と行き違ったので「こんなかっこうで大丈夫でしょうか?」と聞いたところ、「コースはしっかりと整備されていますよ」と聞いてひとまずホッとして登山口に向かった。
いきなり階段混じりのきつい登りが始まった。湿気もあったせいですぐに汗が噴き出てきた。およそ10分も登ったろうか?今度は階段付きの下りである。まるでガーッと登って、ガガーッと下る感じである。私は内心「おいおい、こんなコースよしてくれよ」と呟いていた。ところが、これはまだほんの序の口だった。
それから何度アップダウンを繰り返したろうか?大きなアップダウンだけで少なくとも4回は繰り返したのではなかったろうか。
※ ガーッと登ったかと思うと…
※ ガガーッと下って…、まるでジェットコースターみたい。
コースは予想外に整備されていた。もっともこのコースを登る人は最も少ないと言われているので、他のコースほど幅は広くない。人一人が通る程度の幅しかないが、下草は刈られていて歩くには不自由しない。また、階段が使われているのも登り始めの部分だけで、他は登るにしても、下るにしても自然の地形を利用した登山者に優しい、私好みのコースである。
※ 写真のように下草がきれいに除草されていました。
汗はかくものの、この日はけっこう強い風が吹いていたため、風が通るところへ出ると汗をかいた体に心地良い風が当たり気持ち良かった。
アップダウンを繰り返すコースの中、平日の午後とあって、「旭山記念公園コース」と合流する「T分岐」までは誰とも出会うことがなかった。
アップダウンの状況は手元の資料によれば次のとおりである。出発して30分ほどで標高406mのところを通過する。するとそこから330mコルというところまで下り、そこから381mのピークを経て、367mのT分岐に至るという具合である。
※ ここは登り始めてから何番目かのピークです。この後下りに入ります。
※ ここは330mコルと称される山中で最も低くなったところです。
※ T分岐の手前を登っていたところ、向こうに藻岩山山頂が見えました。
※ 文字通りT型にコースが分岐しているところです。
この季節、藻岩山は緑一色の単調な色彩である。他の方のブログなどを拝見すると、春はいろいろな花が咲き競っているようであるが…。私が緑以外で目にしたのは、オオウバユリの白い花だけだった。
※ 緑一色の中に白いオオウバユリがポツンと咲いていました。
T分岐を過ぎてからも一つのピークがあり、そこから急激な下りが続き、「慈啓会コース」と合流する「馬の背分岐」に至る。ここまで来ると、午後とはいえ多くの登山者と行き交う。
そして馬の背からしばらくは私が「藻岩山ハイウェイ」と名付ける三人くらいが並列でも歩けそうな広い登山道が続く。そしていよいよ最後の本格的な登りが始まる。(小林峠コースの場合はここだけが本格的な登りといって良いような気がする)
※ 私が「藻岩山ハイウェイ」と名付けた整備された立派な登山道です。
ここで面白い(?)ことがあった。登山道がやや平坦になっているところで私は同年代と思われる男性を追い抜いて先を行った。彼との歩くスピードの違いから、私は相当に前を行っているつもりだった。本格的な登りに入って、私のペースがやや落ちたのだろうか?(私はそうは思っていなかったのだが…)私をすーっと追い抜いて行く人がいる。見ると先ほど私が追い抜いた人ではないか。彼の上り方を見ていると、急坂を登っているようには見えないほどスイスイと登っていく。相当に登り慣れた人のように見えた。
※ 頂上手前の最後のきつい登りです。
最後は少し無理をしたせいあり、やや息切れ、エネルギー切れを感じながらの山頂到達となった。
そこに先ほどの彼がシャツを脱いで、汗をぬぐっていた。その彼に声をかけた。「毎日のように登っていらっしゃるのですか?」と…。すると彼は「そうですね。ここのところは毎日登っていますね」という答えだった。鍛えることで違ってくるものである。
頂上は風が吹いていて肌寒いくらいだった。私は若干の食べ物を口にしただけで、そそくさと頂上を後にしたのだった。
※ 下山の最後の最後になってこの登りはないでしょ!!
※ 午後4時をまわってさすがに私の車以外は見当たりませんでした。
【藻岩山(小林峠コース 登山データー】
標 高 531m
駐車場 小林峠の路側帯に10台程度を停められる駐車場がある。
行 程 登山口→(50分)→T分岐→(10分)→馬の背分岐→(20分)→藻岩山山頂→(15分)→馬の背分岐→(10分)→T分岐→(45分)→登山口
時 間 登山(約1時間20分) 下山(約1時間10分)
天 候 薄曇り、やや風
登山日 ‘13/07/26