平日にも関わらず多くの老若男女が藻岩山登山を楽しんでいた。藻岩山に五つある登山口のうちで最も人気のある登山コースだそうだ。快晴に恵まれた今日、久しぶりの藻岩山登山を楽しんだ。

高校野球の私の夏が想像以上に早く終わってしまい、ポッカリと空いたスケジュールに「はて?どうしょう」と思ったときに、藻岩山登山を思いついた。というのも、月末に十勝岳連峰の縦走登山が控えている。富士山登山の疲れも癒された今、少しは足慣らしをしておく必要がある。
そこでこれまで体験のなかった「慈啓会コース」を登ってみようと思ったのだ。
これまでも藻岩山は冬も含めて3~4度登っていたが、それは全て「旭山記念公園コース」だった。できればいつかは五つのコース全てを体験してみたいと思っていたのだ。
今日(7月18日)昼過ぎ、我が家から車でおよそ10分、「慈啓会コース」の登山口がある駐車場に着いた。この駐車場は公共のものではなく、慈啓会病院のものだそうだ。登山者にはありがたい話である。
駐車場から一歩山に踏み入るとそこはもう藻岩原始林である。こうしたロケーションが大都市でありながら自然が直ぐ近くにある札幌の魅力である。

初めはやや緩やかな上りが続き、道の脇にはところどころに石仏が置かれている。その昔、藻岩山は霊場として登山道を開削したそうだ。
やがて登山道は徐々に傾斜を増していく。それほど急ではないが、絶えず上り続けるところが「旭山記念公園コース」とはやや違うところかもしれない。
時には階段登りやつづら折りに登るところもあった。


空は快晴だが、コースは林間コースのために絶えず木陰になっているのが有り難い。
かなり高度を上げたところにコンクリートの土台が残っていた。戦時に造られた高射砲台座の跡だそうだ。

かなり急な沢地を登ると「旭山記念公園コース」との合流地点に至る。標識には「馬の背付近」とあった。登山口から30分が経過していた。すでにこの時点で体全体が汗にまみれていた。
ここで小休止をして初めて冷たい飲み物を口にした。

ここからしばらくは尾根伝いのようなコースを行く。私はその登山路を見て「藻岩山のハイウエイ」と呟いていた。私が登ったときさえ、20~30人の人と挨拶を交わしたが、年間ではおそらく6ケタを下らない人たちが藻岩山登山を楽しんでいるのではないだろうか。
それくらい多くの人が通る登山道は整備も行き届いていた。たまたま私が「馬の背」を前に登っているときにもコース脇のササなどを刈り取り作業をしている人を目にした。


コースはやがて岩がゴツゴツと連なる胸突き八丁(と私が呼んでいるだけだが)に差しかかった。山頂前の最後の上りである。
そして藻岩山山頂展望台が建っている山頂に到達した。
今回初めて分かったのだが、山頂直前に「藻岩観音奥の院」というのがあって、そこに「水かけ観音」という像があった。女性登山者がその像に水をかけながら「帰りに交通事故に遭わないようにお願いしますね」と言いながら水をかけていた。それを見て、私も殊勝にも真似て観音様にお願いしたのだった。



また、頂上の位置を示す三角点が山頂展望台の建物の陰になるところにあることも今回初めて知った。
山頂から眼下に見る札幌の街はもちろん素晴らしい眺めだった。
【藻岩山(慈啓会コース 登山データー】
標 高 531m
駐車場 公共の駐車場ではないが、慈啓会病院が所有の駐車場を利用させてもらえる。
行 程 登山口→(30分)→馬の背(分岐)→(25分)→藻岩山山頂→(15分)→馬の背(分岐)→(25分)→登山口
時 間 登山(約1時間) 下山(約40分)
天 候 快晴
登山日 ‘13/07/18

高校野球の私の夏が想像以上に早く終わってしまい、ポッカリと空いたスケジュールに「はて?どうしょう」と思ったときに、藻岩山登山を思いついた。というのも、月末に十勝岳連峰の縦走登山が控えている。富士山登山の疲れも癒された今、少しは足慣らしをしておく必要がある。
そこでこれまで体験のなかった「慈啓会コース」を登ってみようと思ったのだ。
これまでも藻岩山は冬も含めて3~4度登っていたが、それは全て「旭山記念公園コース」だった。できればいつかは五つのコース全てを体験してみたいと思っていたのだ。
今日(7月18日)昼過ぎ、我が家から車でおよそ10分、「慈啓会コース」の登山口がある駐車場に着いた。この駐車場は公共のものではなく、慈啓会病院のものだそうだ。登山者にはありがたい話である。
駐車場から一歩山に踏み入るとそこはもう藻岩原始林である。こうしたロケーションが大都市でありながら自然が直ぐ近くにある札幌の魅力である。

初めはやや緩やかな上りが続き、道の脇にはところどころに石仏が置かれている。その昔、藻岩山は霊場として登山道を開削したそうだ。
やがて登山道は徐々に傾斜を増していく。それほど急ではないが、絶えず上り続けるところが「旭山記念公園コース」とはやや違うところかもしれない。
時には階段登りやつづら折りに登るところもあった。


空は快晴だが、コースは林間コースのために絶えず木陰になっているのが有り難い。
かなり高度を上げたところにコンクリートの土台が残っていた。戦時に造られた高射砲台座の跡だそうだ。

かなり急な沢地を登ると「旭山記念公園コース」との合流地点に至る。標識には「馬の背付近」とあった。登山口から30分が経過していた。すでにこの時点で体全体が汗にまみれていた。
ここで小休止をして初めて冷たい飲み物を口にした。

ここからしばらくは尾根伝いのようなコースを行く。私はその登山路を見て「藻岩山のハイウエイ」と呟いていた。私が登ったときさえ、20~30人の人と挨拶を交わしたが、年間ではおそらく6ケタを下らない人たちが藻岩山登山を楽しんでいるのではないだろうか。
それくらい多くの人が通る登山道は整備も行き届いていた。たまたま私が「馬の背」を前に登っているときにもコース脇のササなどを刈り取り作業をしている人を目にした。


コースはやがて岩がゴツゴツと連なる胸突き八丁(と私が呼んでいるだけだが)に差しかかった。山頂前の最後の上りである。
そして藻岩山山頂展望台が建っている山頂に到達した。
今回初めて分かったのだが、山頂直前に「藻岩観音奥の院」というのがあって、そこに「水かけ観音」という像があった。女性登山者がその像に水をかけながら「帰りに交通事故に遭わないようにお願いしますね」と言いながら水をかけていた。それを見て、私も殊勝にも真似て観音様にお願いしたのだった。



また、頂上の位置を示す三角点が山頂展望台の建物の陰になるところにあることも今回初めて知った。
山頂から眼下に見る札幌の街はもちろん素晴らしい眺めだった。
【藻岩山(慈啓会コース 登山データー】
標 高 531m
駐車場 公共の駐車場ではないが、慈啓会病院が所有の駐車場を利用させてもらえる。
行 程 登山口→(30分)→馬の背(分岐)→(25分)→藻岩山山頂→(15分)→馬の背(分岐)→(25分)→登山口
時 間 登山(約1時間) 下山(約40分)
天 候 快晴
登山日 ‘13/07/18