懐かしい建物が並ぶ 門司港レトロタウン
どうしてこんなに懐かしい建築物が残ったの?と思われるくらいレトロな建物が立ち並ぶ門司港界隈を散策した。古(いにしえ)とまでは云えないけれど、懐かしさを感ずるレトロタウンを巡り歩いた。
福岡の旅2日目の9月13日(金)、JRで博多駅から門司港駅に移動した。
この日私は次のような順に散策することを計画し、そのとおりに歩いた。その散策順は、
◇九州鉄道記念館⇒◇旧門司三井倶楽部⇒◇旧大阪商船⇒◇旧門司税関⇒◇国際友好図書館⇒門司レトロ展望室、の順だった。
ともかくその建物の写真を見てもらいましょう。
※ 「九州鉄道記念館」の屋内展示室となっているレンガの建物です。
※ 野外展示場には九州を走った特急「にちりん」など、歴代の列車やSLが展示されていました。
※ 旧三井門司倶楽部の建物です。(レストランと博物館的用途)
※ 旧大阪商船の建物です。(カフェとギャラリーと博物館的用途)
※ 旧門司税関です。(展示場と博物館的用途)
※ 国際友好図書館(こちらは現役の市立図書館分館として使用されています)
※ 写真は国際友好図書館の3階で、近隣諸国の原書の図書が書架に並べられていました。
どうでしょうか? 実際に自分の目で見てみたい衝動に駆られませんか?
いったい何故に門司港にこうしたいわゆるハイカラな建物が集中して残されているのだろうか。
これらの建物は明治後期から大正年代にほとんどの建物が建てられている。
しっかりと調べると良いのだが、ここでは素人の私が勝手に考えたことを記してお茶を濁すことにする。
全国的に見て門司港のようにエキゾチックな建物が多く見られるところというと、函館、横浜、神戸などが思い浮かぶ。門司も含めて全て港町であることが共通している。
ということは、全国の港町は早い時期から外国との交易によって開かれた街であったために諸外国からの影響を受けやすかったと考えられる。よって門司港にもエキゾチックな建物が次々と建てられたが、それが壊されずに残っていたものを上手く観光資源として転用されたのが現在の姿ではないだろうか?
門司港内に架かる人道の跳ね橋です。1日に6回跳ね上がるらしいですが運よく跳ね橋が上がるところに出合いました。
これらの施設を回っていて気付くことがあった。全ての施設ではなかったが、ほとんどの施設の窓口や案内の人たちの制服が同じだったことだ。聞いてみると、施設の管理・運営を市から委託されて一括して某民間会社が担っているとのことだった。
門司港レトロタウン散策の最後に「門司レトロ展望室」に上った。地上103mからのレトロタウン、関門海峡を一望できるとの触れ込みだった。
謳い文句どおり門司港レトロタウンはもとより、関門海峡、対岸の下関市が一望できる素晴らしい眺めだった。この展望室の案内嬢(某民間会社の職員)もGOODだった。
※ 黒川起章氏設計のマンションの31階部分を展望室としたそうです。
※ 展望室からパノラマ写真を試みましたが、残念ながらちょっと失敗作です。門司側を写しました。
※ 同じく展望室から対岸の下関側を写しました。面白いことに下関側にも展望タワーが左の方に見えます。
※ 門司側から関門橋を写した写真です。この橋は高速道用の橋です。(国道は海底を通っています)