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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

日ハムチームドクターは語ったが…

2014-01-20 23:13:01 | 講演・講義・フォーラム等
 日本ハムファイターズのチームドクターが語るということで、スポーツ選手の障害やそれを克服した事例などについて聞くことができるのでは、と期待したのですが…。う~ん、ちょっと期待外れだったでしょうか? 

 1月17日(金)、かでる2・7において「ほっかいどう学」かでる講座の第9回目が行われ受講しました。
 今回のテーマは「スポーツと健康」と題して、日ハムのスポーツドクターを務める北海道大学病院の横田正司医師が務めました。

          

 開講前に「?」と思うことがありました。それは受付で受講料を支払い、資料を受け取ったのですが、講義を待っていると係の人からさらに一枚のペーパーが渡されました。そこには「痛み・怪我に関するウソ・ホント」というクイズ形式の質問が20項目記されていました。受け取った資料と直接の関連はなさそうなクイズでした。
 そこで私は想像を逞しくした。「ははあ~ん。先に準備したレジュメの資料だけでは90分間持たないと考えてクイズを用意したのかな?」と…。

 横田氏は徳島大学医学部出身の方で、郷土愛の強い方とお見受けしました。講義が始まると、まずは故郷自慢から始まりました。講義の前振り(つかみ)として面白く聞いていました。
 そして、いよいよ本来の講義が始まるのかな?と思っていたところ、昨秋引退した二岡選手の肘の障害についてふれた後、配布されたクイズの話になっていったのです。
 クイズそのものは、「ひざが痛くなったら動かずに休んだ方がいい」、「腰痛になったら動かずに休んだ方がいい」、「肉ばなれになったらじっと安静にして直す方がいい」などという質問に「ウソ」、「ホント」と二者択一で答えるもので興味深かったのですが…。その20問の回答をしながら、解説を医師らしく丁寧に延々と語るのです。「これは時間が大丈夫かな?」と思いながら聞いていたのですが、案の定…。

 クイズの回答・解説が終わった段階ですでに残り時間30分少々となっていました。
 いよいよ本来の資料に沿っての話となったのですが、話のペースはいっこうに上がりません。先生のお話から、私が得たことは膝の故障で例え「人工関節」を装着したとしても膝に過度な負担をかけない軽易なスポーツだと楽しむことができる。ということと、五十肩、肩こり、腰痛など体や関節の痛みには「ヒアルロン酸注射」が効果的であるといったことくらいだった。(先生は自ら、私はヒアルロン酸信者である、などと言っておられた)

 先生としては、これからファイターズの選手の障害を例にスポーツ障害について語ろうと考えたいたようでしたが、すでに予定時間をオーバーしていて、担当者の方から「講義をストップしてほしい」との要請があり、なんだか消化不良のような形で講座は終了してしまった。

          
          ※ かでる講座には毎回多くの受講者が集い開催されています。

 私は再び想像する。
 先生はこうした講演(講義)にあまり慣れていないため、相当に緊張されて事前に何度も検討した結果、クイズ形式を思いついたのではないだろうか、と…。そのために時間配分を大きく間違えてしまったのではないだろうか?
 また、テーマも「スポーツと健康」とはずいぶん漠然としたテーマです。もう少し絞ったテーマの方が話を組み立てやすいし、先生の体験談なども引き出せたような気がしました。
 まあ、私が講義する側に廻ることは考えられないことなのでいらぬ心配ではあるのだが…。