田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初スノーシュー in 白川市民の森(青山) 前編

2014-01-08 23:17:52 | スノーシュートレック & スノーハイク
 空は晴れ、微風の絶好のコンディションの下、今シーズン最初のスノーシューを楽しみました。周りには誰一人姿が見えず、雪原を一人歩き、登る気分は最高です! 実はフィールドが白川市民の森になったのは紆余曲折の末でした。 

 昨日7日、比較的早く起きることができたこと、空が晴れていたことから、以前からチャンスをうかがっていたスノーシューを実施することにしました。
 目的地は夏山も経験していない初めての山でしたが、ガイドブック(北海道スノーハイキング)によると比較的安全な山として「藤野富士(651m)」が紹介されていたのでチャレンジしてみようと思い、藤野に向かいました。

 ところが! 登山(スノーシューハイキング)のために駐車する「藤野聖山園」が7日までは正月休暇のために門が閉ざされていて入ることができません。ガーン! これでは山に近づくこともできません。諦めることにしました。
 「藤野富士」は諦めるにしても、そのまま帰宅する気にはなりませんでした。そこでガイドブックに載っていた、「藤野富士」と豊平川を挟んで対岸に位置する「白川市民の森」に向かうことにしました。白川市民の森の頂点に位置する「青山(531m)」には夏に一度登ったことのある山でした。

     
     ※ 「白川市民の森」ルート図です。私の登ったルートは1⇒6⇒7⇒8⇒21⇒20⇒19(青山山頂)という順です。

 そんなこんなで「白川市民の森」の駐車場に着いたときには時計の針が11時を回っていました。
 さっそく急いで準備をし、11時25分に駐車場のところをスタートしました。
 ところでガイドブックは「青山」を目ざしているのですが、最短ルートを示していませんでした。夏山で登ったときとは違い、スタート直後に大きく迂回するルートを示しています。最短ルートに触手が動いたのですが、ガイドブック通りに行くことにしました。
(マップ上でP6に向かうためにP26を通ると近いのですが、P1を通り迂回してP6に向かったのです)

          
     ※ 駐車場から藤野の山が望めました。おそらく右側が「藤野マナスル」、左側が私が登ろうした「藤野富士」です。

          
      ※ スタート直後はこのようなハイウェイのような踏み跡が…。これは別ルートへ向かう踏み跡でした。

 スタートしてからP1までは踏み跡がしっかり残っていてスノーシューもいらないほどでしたが、P1を過ぎると踏み跡がまったくありません。やはり青山を目ざす人はこのルートを使用していないようです。ただ、人が通った跡がないからこそスノーシューの醍醐味や楽しさを味わえるとも思いました。

          
          ※ P1を過ぎると、様相は一変し人跡未踏のバージンスノーが!

          
          ※ 踏み跡といえばリスかウサギの通ったような跡しかありません。
 
 ルートはリスかウサギが通ったような跡が残っているだけ…、そのルートを黙々と歩きます。(まだ登るという感覚よりは、歩くという感じのルートでした)
 そうするとルート上に大きく深い足跡が目に入りました。その足跡がずーっと続いているのです。人のツボ足とは明らかに違います。 かなり大型の野生動物の足跡です。その深く刻まれた形状からはタヌキかアライグマの足跡なのではと思いましたが、あの山にはどんな野生動物が棲息しているのでしょう?

          
          ※ ところがしばらく行くと、まるで人がツボ足で歩いたような跡が!

          
          ※ 明らかに人と違う大型野生生物の足跡と思われます!

 約30分の新雪ラッセルを終え、P6に到達しました。「白川市民の森」はポイント、ポイントで現在位置を示してくれているので迷う心配はまずありません。P6からはかつて夏山を登ったときと同じルートです。そしてそこからはたくさんの市民が通った踏み跡で固められていて、とても歩きやすくなっていました。

          
          ※ ポイント、ポイントに表示されている案内板です。まったく不安は感じません。

          
          ※ P6からはまたご覧のようなしっかりした踏み跡がつけられていました。

 P7、P8くらいまでは緩やかな斜面が続きます。
 空は晴れ、風は微風、歩いていると汗が噴き出そうです。冬山ではできるだけ汗をかきたくありません。私は歩きはじめて直ぐに着ていたフリースを脱ぎ、まったく軽装で歩き、登り続けたのでした。 (以下、明日の後編に続きます)

          
          ※ このように雪を被った森の中を行くのは気持ちの良いものです。