田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

めだかの学校 給食会

2015-09-16 22:16:36 | その他
 めだかの学校の「給食会」に誘われ始めてからすでに1年以上が経過した。給食会とはいうものの、実態は飲み会なのだが、これが実に興味深い。先日の給食会は特にめだかの学校が目指しているものの一端を伺えたように思われた。 

 めだかの学校は平均して月に2回の市民向け講座を開催している。その内訳は映画鑑賞だったり、施設見学だったり、企画委員が計画するさまざまな講座である。
 その月2回開催する1回の講座の後に必ず「給食会」が設けられている。つまりめだかの学校では毎月飲み会が行われているということなのだ。私はその「給食会」にかなりの密度で参加させてもらっている。

 「給食会」での歓談の内容は他愛ない話がほとんどであるが、そうした中からときどき秀逸な企画が生まれることがあるという。
 私も別な機会で経験があるが、適度な酔いが心の垣根を低くし、思わぬアイデアが飛び出し、それが好企画に繋がることが多い。まさに「歴史は夜に創られる」のである。

              

 さて、先日の14日(月)の給食会である。私はたまたま「めだかの学校」を運営する会の、会長と事務局長、そしてベテランの方の席の近くに座った。
 すると話題は「道民カレッジ」のことに話が及んだ。実は「めだかの学校」を運営している方々は、道民カレッジでの学びを通して知り合った方々だという。彼らは道民カレッジの単位を2千単位、3千単位と取得している猛者ばかりのようだった。ちなみに私はまだ500単位強しか取得していない。

 そんな中、道民カレッジで学んだ成果を生かすシステムがないのではないか、ということが会長、事務局長、あるいはベテランの間での話題となっていた。確かに2千単位も、3千単位も取得した方にとっては、それを生かしたいという思いが生れてくるのも分かる気がした。私のように学び始めたばかりの者にとっては、「自らの雑学が深まればいいや」的な思いしか抱いてはいなかったのだが…。

 めだかの学校を運営している方々は、道民カレッジの運営に、学ぶ側として関わっているということが話の中からうかがえた。
 道民カレッジそのものは、北海道、あるいは北海道教育委員会が主管しているものと解されるが、その運営主体である(公財)北海道生涯学習協会に対して、彼らは意見や希望を述べることができる方々のようなのだ。(私の解釈が違っている場合も考えられるが…)

 私は全く外部から、特にリタイアした方々の生涯学習機会を提供してくれる「道民カレッジ」として、有り難がっているところがあった。しかし、意識の高い方々はその一歩先を見据えているということが、今回の「給食会」で初めて知ることができた。

 今後、ますますリタイア組が増えてきて、そうした方々の生涯学習に対する欲求も高まってくると考えられる。その受け皿としての「道民カレッジ」の学びのシステムが、より学習者にとって励みとなるようなシステムが整備されていることを願いたい。
 そして、「めだかの学校」を運営されている方々が、より良い「道民カレッジ」のシステム構築のために寄与されることを期待したいと思った「給食会」だった。