どうも私の山行のレポは嘆き節が多く、拙ブログをお読み下さる方にも辛い思いをさせているのではないかと反省している。しかし、私は嘆きながらもその達成感に浸っているところがある。これからも嘆き節を続けるより他ないのかもしれない…。

※ 秋らしい光景です。登山道脇にキノコが姿を現していました。名前は分かりません。
今回の山行で、自らの体力の衰えを自覚させられる場面を何度も遭遇した。
まず、登山の時である。急坂を登りきり、山頂が望める稜線に出たササの葉を刈り取り、それが登山路に敷き詰められているところだった。何かの拍子にササの上で滑ってバランスを崩したとき、私はもんどりうって倒れてしまった。以前ならなんとか態勢を立て直すことができたのに…。
さらに上部の細い登山路に入ったとき、足元は大きな岩石が飛び飛びに並んでいた。そこでも私はバランスを崩してしまい、こらえ切れなく思わず手をついてしまった。以前ならそんなことはなかったのに…。
下山時である。ガイドブックにも「雨の後は大変滑りやすい」と出ていた。確かに注意していないとズルッと滑ってしまう。注意をしながら「あっ、次のところは危ないな」と思いながらも、そこのところで滑り尻もちを2度もついてしまった。以前なら注意していればそんなことはなかったのに…。
この歳(私は先日69歳を迎えた)になると、身体の老化や運動能力の低下は著しいものがある。仕方のないことだか、受け入れねばなるまい。問題はその老化や能力の低下の進行速度をいかに鈍化させるかということだろう。
その方策に一つが登山の継続ということになってくる。
私は無意根山の登頂を果たしたことにより、当面の目標としてきた北海道新聞社が発行する「夏山ガイド」に掲載されている札幌・小樽近郊の山17座のうち16座の登頂を果たし、残るは奥手稲山だけとなった。ところが奥手稲山は冬山登山の山らしく、夏には山頂に立てないらしい。その上、民有地に入らねばならないというハードルもあり、躊躇しているところだ。
そんな折の昨日、息子から「一緒に山に登ってみるかい?」と誘いがあった。
これはいいチャンスである。新たな目標を見つけて、息子と一緒にその第一歩を記すというのもいいかもしれない。さて、何処を目ざそうか?しばらく考えてみることにする。
ということで、最後は無意根山で出会った数少ない高山植物の花や実を紹介して無意根山の山行レポを閉じることにする。
まずは、余市岳でも目立った「エゾオヤノリンドウ」の紫の花です。花がほとんど見られない秋の山では、この紫の花が余市岳同様目立ちました。

続いて、「大蛇ヶ原湿原」が近づいてきたときでした。湿地のところに大きな葉が目立ちました。「ミズバショウ」の葉ですね。ミズバショウはあの白いガクが散った後も葉だけは成長し続けるのですね。軽く1メートルを超える巨大な葉となっていました。

無意根尻小屋から梯子場を登り、いったん平坦なった登山道に赤い実が点々と散らばっていた。「何の実だろうか?」と思っていたら、特徴のある葉に付いている実が目に入った。その特徴のある葉とは「オオカメノキ」だった。その実が写真の紅い実だった。

きつい上りを登りきった後で、路傍で怪しいほどの紫色の光沢をたたえた実が目に入りました。3年前の秋、ニセコ高原で見たことを思い出しました。そこのページを開いて「ツバメオモト」の実と分かりました。

「エゾオヤノリンドウ」ばかりが目立つ中で、白と黄色の可憐な花が目に留まりました。私の鑑定(?)では「ヤマハハコ」ではと思われるのですが、どうでしょう?

下山時に登山道上で見かけた赤い実だった。葉の特徴を写真に撮り、帰宅して調べたところ「コケモモ」の実と判断した。

無意根山登頂から2日を経過したが、まだ身体じゅうに疲労が残っている。それは目標を達成した後の安堵感とないまぜになった感覚である。
この感覚をまた味わうために、何時の日かまた山を目ざそう、と思う。

※ 秋らしい光景です。登山道脇にキノコが姿を現していました。名前は分かりません。
今回の山行で、自らの体力の衰えを自覚させられる場面を何度も遭遇した。
まず、登山の時である。急坂を登りきり、山頂が望める稜線に出たササの葉を刈り取り、それが登山路に敷き詰められているところだった。何かの拍子にササの上で滑ってバランスを崩したとき、私はもんどりうって倒れてしまった。以前ならなんとか態勢を立て直すことができたのに…。
さらに上部の細い登山路に入ったとき、足元は大きな岩石が飛び飛びに並んでいた。そこでも私はバランスを崩してしまい、こらえ切れなく思わず手をついてしまった。以前ならそんなことはなかったのに…。
下山時である。ガイドブックにも「雨の後は大変滑りやすい」と出ていた。確かに注意していないとズルッと滑ってしまう。注意をしながら「あっ、次のところは危ないな」と思いながらも、そこのところで滑り尻もちを2度もついてしまった。以前なら注意していればそんなことはなかったのに…。
この歳(私は先日69歳を迎えた)になると、身体の老化や運動能力の低下は著しいものがある。仕方のないことだか、受け入れねばなるまい。問題はその老化や能力の低下の進行速度をいかに鈍化させるかということだろう。
その方策に一つが登山の継続ということになってくる。
私は無意根山の登頂を果たしたことにより、当面の目標としてきた北海道新聞社が発行する「夏山ガイド」に掲載されている札幌・小樽近郊の山17座のうち16座の登頂を果たし、残るは奥手稲山だけとなった。ところが奥手稲山は冬山登山の山らしく、夏には山頂に立てないらしい。その上、民有地に入らねばならないというハードルもあり、躊躇しているところだ。
そんな折の昨日、息子から「一緒に山に登ってみるかい?」と誘いがあった。
これはいいチャンスである。新たな目標を見つけて、息子と一緒にその第一歩を記すというのもいいかもしれない。さて、何処を目ざそうか?しばらく考えてみることにする。
ということで、最後は無意根山で出会った数少ない高山植物の花や実を紹介して無意根山の山行レポを閉じることにする。
まずは、余市岳でも目立った「エゾオヤノリンドウ」の紫の花です。花がほとんど見られない秋の山では、この紫の花が余市岳同様目立ちました。

続いて、「大蛇ヶ原湿原」が近づいてきたときでした。湿地のところに大きな葉が目立ちました。「ミズバショウ」の葉ですね。ミズバショウはあの白いガクが散った後も葉だけは成長し続けるのですね。軽く1メートルを超える巨大な葉となっていました。

無意根尻小屋から梯子場を登り、いったん平坦なった登山道に赤い実が点々と散らばっていた。「何の実だろうか?」と思っていたら、特徴のある葉に付いている実が目に入った。その特徴のある葉とは「オオカメノキ」だった。その実が写真の紅い実だった。

きつい上りを登りきった後で、路傍で怪しいほどの紫色の光沢をたたえた実が目に入りました。3年前の秋、ニセコ高原で見たことを思い出しました。そこのページを開いて「ツバメオモト」の実と分かりました。

「エゾオヤノリンドウ」ばかりが目立つ中で、白と黄色の可憐な花が目に留まりました。私の鑑定(?)では「ヤマハハコ」ではと思われるのですが、どうでしょう?

下山時に登山道上で見かけた赤い実だった。葉の特徴を写真に撮り、帰宅して調べたところ「コケモモ」の実と判断した。

無意根山登頂から2日を経過したが、まだ身体じゅうに疲労が残っている。それは目標を達成した後の安堵感とないまぜになった感覚である。
この感覚をまた味わうために、何時の日かまた山を目ざそう、と思う。