尾籠な話と言うなかれ!口には出さねども、高齢者にとってはけっこう深刻な病気の一つなのである。私自身も尿の切れが悪くなっていることを感ずる昨今である。高齢者が罹りやすい病気の一つ「尿失禁」についてお話を聴いた。
私にとって一昨日レポした「かでる講座」と同じように、毎月一度開講されている札幌西円山病院主催の「地域で暮らす高齢者のための医療公開講座」を都合が許すかぎり受講している。その8月講座が8月19日(土)午後、かでる2・7で開講されたので受講した。
今回のテーマは「尿失禁 ~隠さない・あきらめない~」というもので、同病院の看護師・土屋隼人氏が講師を担当した。また、「尿失禁予防体操と骨盤底筋群体操」を同じく同病院の理学療法士・高間望氏が担当した。

※ 講師を務めた札幌西円山病院の看護師・土屋隼人氏です。
尿失禁は必ずしも高齢者特有の病気というわけではないが、やはり65歳以上の方の約8割が何らかの排泄障害を有しているという。
その排泄障害には次のような種類があるという。
◇頻尿(昼間・夜間) ☆
◇尿勢低下
◇残尿感
◇尿意切迫感 ☆
◇切迫性尿失禁 ☆ ★
◇腹圧性尿失禁 ★
◇溢流性尿失禁 ★
以上の内、☆印の場合は、医師に相談した方が良い。★印の場合は、隠さない、あきらめないで適切な治療・運動・適切なパッドを施すのが良いとの助言があった。

※ 会場内には最近出回っているさまざまな軽失禁パッドやパンツが展示されていました。
それぞれの症状や傾向については省略するが、もし排尿障害に悩んでいる方がいたら、次のことを知ってほしいということだった。
(1)排尿障害に悩んでいる方は多数存在する。
(2)歳だからしょうがないという時代ではない。
(3)適切な治療や対応をすることで、今までと同じ生活を続けられる可能性がある。
(4)隠す・あきらめる必要はない。
そして適切な治療や対応にはどのようなものがあるか、ということだが、一般的には①骨盤底筋体操、②軽失禁パッド、布パッド、③薬物療法、手術療法、などがあるという。
軽失禁パッドや軽失禁パンツの性能が向上し、使用感も優れたものが出回っているということだ。軽度の場合には、①や②の方法で対処し、深刻さを増した場合には専門の医師に相談するのが適当ということだろう。

※ 講義の後に行われた尿失禁予防体操の方法を紹介してくれている一コマです。
最後に講師の土屋氏が強調したことは、尿失禁症状のために外出をためらったり、不安な毎日を過ごすよりは、さまざまな対処方法があるので積極的に対策を講じて、QOL(生活の質)をこれまで同様に保ち続けることを考えてほしい、ということだった。
心に留めておきたいお話だった。
※ このブログを投稿したところ、拙ブログに時折りコメントをいただく通称「出ちゃっ太」さんから直ぐにコメントをいただきました。悩める者にとっては勇気をいただくコメントです。そちらもぜひお目を通しください。
私にとって一昨日レポした「かでる講座」と同じように、毎月一度開講されている札幌西円山病院主催の「地域で暮らす高齢者のための医療公開講座」を都合が許すかぎり受講している。その8月講座が8月19日(土)午後、かでる2・7で開講されたので受講した。
今回のテーマは「尿失禁 ~隠さない・あきらめない~」というもので、同病院の看護師・土屋隼人氏が講師を担当した。また、「尿失禁予防体操と骨盤底筋群体操」を同じく同病院の理学療法士・高間望氏が担当した。

※ 講師を務めた札幌西円山病院の看護師・土屋隼人氏です。
尿失禁は必ずしも高齢者特有の病気というわけではないが、やはり65歳以上の方の約8割が何らかの排泄障害を有しているという。
その排泄障害には次のような種類があるという。
◇頻尿(昼間・夜間) ☆
◇尿勢低下
◇残尿感
◇尿意切迫感 ☆
◇切迫性尿失禁 ☆ ★
◇腹圧性尿失禁 ★
◇溢流性尿失禁 ★
以上の内、☆印の場合は、医師に相談した方が良い。★印の場合は、隠さない、あきらめないで適切な治療・運動・適切なパッドを施すのが良いとの助言があった。

※ 会場内には最近出回っているさまざまな軽失禁パッドやパンツが展示されていました。
それぞれの症状や傾向については省略するが、もし排尿障害に悩んでいる方がいたら、次のことを知ってほしいということだった。
(1)排尿障害に悩んでいる方は多数存在する。
(2)歳だからしょうがないという時代ではない。
(3)適切な治療や対応をすることで、今までと同じ生活を続けられる可能性がある。
(4)隠す・あきらめる必要はない。
そして適切な治療や対応にはどのようなものがあるか、ということだが、一般的には①骨盤底筋体操、②軽失禁パッド、布パッド、③薬物療法、手術療法、などがあるという。
軽失禁パッドや軽失禁パンツの性能が向上し、使用感も優れたものが出回っているということだ。軽度の場合には、①や②の方法で対処し、深刻さを増した場合には専門の医師に相談するのが適当ということだろう。

※ 講義の後に行われた尿失禁予防体操の方法を紹介してくれている一コマです。
最後に講師の土屋氏が強調したことは、尿失禁症状のために外出をためらったり、不安な毎日を過ごすよりは、さまざまな対処方法があるので積極的に対策を講じて、QOL(生活の質)をこれまで同様に保ち続けることを考えてほしい、ということだった。
心に留めておきたいお話だった。
※ このブログを投稿したところ、拙ブログに時折りコメントをいただく通称「出ちゃっ太」さんから直ぐにコメントをいただきました。悩める者にとっては勇気をいただくコメントです。そちらもぜひお目を通しください。