野球評論家・岩本勉氏はうるさいとか、うざいとか、言う人もいるようだが、野球というエンターテイメントをより魅力的に伝える天才ではないだろうか!?この意見に賛否両論はあろうが、私の持論を披瀝してみたい。
※ 講演会の写真はNGだったので、今回投稿の写真は全てウエブ上から拝借した。
8月26日(土)午後、北海道博物館で開催されている特別展「~北海道と野球をめぐる物語~ プレイボール!」の関連イベントとして「ガンちゃん、北海道日本ハムファイターズを語る!」と題して、岩本勉氏の講演会があったので参加した。
さすがガンちゃんである。その人気は絶大だ。私が会場に着いた時には満杯の状況で会場後ろにかろうじて席を確保することができた。(会場のキャパは200人くらい?)
ガンちゃんは登壇と同時にエンジン全開である。彼が愛するファイターズが不振のために、自らがファイターズの一員であるかのように自虐ネタは連発し、聴衆を沸かした。
冗談ばかりではない。時には野球解説者らしくファイターズの今年の不振の原因を指摘した。その原因とは、ズバリ“慢心”であるとビシッと指摘した。春のキャンプから「チャンピオンらしく振舞おう」とする姿が岩本氏には気になったという。
また、大谷選手のことを“今まで見たことのない生命体”とか、栗山監督を“夢追い人”と、岩本氏独特の言い回しで選手や監督を評した。
そして、話の中心は自分の少年野球から高校野球に取り組んだ生活について、ややデフォルメされた感じで披露されたが、それについては省略する。
さて、ここからは私の岩本論である。
岩本氏は私の記憶では、いわゆるファイターズ専任のような形で解説者デビューした最初の人ではないだろうか?ファイターズが北海道移転した当初、バックネット裏から明るく面白くファイターズを鼓舞し続けたことを記憶している。
時には野球解説芸人ではないか、と思えるほど聴くものを笑わせてくれた。その時感ずるのは、彼の反応の良さ、地頭の良さである。その様子は、売れっ子芸人にも勝るとも劣らないと思う。
そして私が岩本氏を推すのは、彼が発する言葉の底流に“ファイターズ愛”が溢れていることだ。
こんな岩本氏の解説を、うるさいとか、うざいと評する人がいるようだが、私はプロ野球は典型的なエンターテイメントだと思っている。だから、面白く楽しくプロ野球を観戦したいと思う。そうしたときに、岩本氏はより面白くプロ野球を見せてくれる水先案内人のような役割を担っているように思う。
今、ファイターズ専任のような形で、森本稀哲氏とか、稲田直人氏が思い浮かぶが、彼らのような辛気臭い(言葉が過ぎるかな?)解説を聞いても少しも楽しく感じない。
岩本氏は講演の最後に「誰よりも分かりやすく野球を伝えたい」と語った。雑音を気にすることなく、岩本氏にはこれからもポリシーを貫き、面白く楽しい野球解説を私たちに提供してほしいと思う。
野球を楽しく伝える天才(?)としてますます岩本ワールドを展開してほしいと思う。
※ 講演会の写真はNGだったので、今回投稿の写真は全てウエブ上から拝借した。
8月26日(土)午後、北海道博物館で開催されている特別展「~北海道と野球をめぐる物語~ プレイボール!」の関連イベントとして「ガンちゃん、北海道日本ハムファイターズを語る!」と題して、岩本勉氏の講演会があったので参加した。
さすがガンちゃんである。その人気は絶大だ。私が会場に着いた時には満杯の状況で会場後ろにかろうじて席を確保することができた。(会場のキャパは200人くらい?)
ガンちゃんは登壇と同時にエンジン全開である。彼が愛するファイターズが不振のために、自らがファイターズの一員であるかのように自虐ネタは連発し、聴衆を沸かした。
冗談ばかりではない。時には野球解説者らしくファイターズの今年の不振の原因を指摘した。その原因とは、ズバリ“慢心”であるとビシッと指摘した。春のキャンプから「チャンピオンらしく振舞おう」とする姿が岩本氏には気になったという。
また、大谷選手のことを“今まで見たことのない生命体”とか、栗山監督を“夢追い人”と、岩本氏独特の言い回しで選手や監督を評した。
そして、話の中心は自分の少年野球から高校野球に取り組んだ生活について、ややデフォルメされた感じで披露されたが、それについては省略する。
さて、ここからは私の岩本論である。
岩本氏は私の記憶では、いわゆるファイターズ専任のような形で解説者デビューした最初の人ではないだろうか?ファイターズが北海道移転した当初、バックネット裏から明るく面白くファイターズを鼓舞し続けたことを記憶している。
時には野球解説芸人ではないか、と思えるほど聴くものを笑わせてくれた。その時感ずるのは、彼の反応の良さ、地頭の良さである。その様子は、売れっ子芸人にも勝るとも劣らないと思う。
そして私が岩本氏を推すのは、彼が発する言葉の底流に“ファイターズ愛”が溢れていることだ。
こんな岩本氏の解説を、うるさいとか、うざいと評する人がいるようだが、私はプロ野球は典型的なエンターテイメントだと思っている。だから、面白く楽しくプロ野球を観戦したいと思う。そうしたときに、岩本氏はより面白くプロ野球を見せてくれる水先案内人のような役割を担っているように思う。
今、ファイターズ専任のような形で、森本稀哲氏とか、稲田直人氏が思い浮かぶが、彼らのような辛気臭い(言葉が過ぎるかな?)解説を聞いても少しも楽しく感じない。
岩本氏は講演の最後に「誰よりも分かりやすく野球を伝えたい」と語った。雑音を気にすることなく、岩本氏にはこれからもポリシーを貫き、面白く楽しい野球解説を私たちに提供してほしいと思う。
野球を楽しく伝える天才(?)としてますます岩本ワールドを展開してほしいと思う。