札幌市内を中心に全道的に活躍されているフルート奏者の大島さゆりさんが自らのキャリアや現在の音楽活動について語った。併せて彼女の華麗なるフルートの音色が室内に響き渡り、心地よいひと時を味わった。
10月23日(火)、道民カレッジ主催の「ほっかいどう学」かでる講座の第8回講座が開催された。今回の講師はフルート奏者の大島さゆり氏が「フルートの調べにのせて」題して、トークと演奏を披露してくれた。
※ ウェブ上から拝借した大島さゆりさんのポートレート(懐かしい言葉ですねぇ)です。
大島さゆりさんについては、今年のカルチャーナイトの際に北海道銀行本店ロビーで行われたトリオで演奏する一人として登場していた。その際、フルートの腕前の素晴らしさはもちろんのこと、その美貌が記憶に残った音楽家だった。
この日のトークでは、彼女の生い立ちから、フルートとの出会い、そして学生時代、ハンガリーでの留学生活、中米・南米の音楽に影響されたこと、等々について語るものだった。
さらには現在の音楽活動として、道内の各学校51市町村、250校に及ぶ演奏会を実施ししていること、東北や厚真町の震災地域へのチャリティー活動などにも力を入れていることなどを語った。
※ 自らの生い立ち、音楽のあれこれを語ってくれた大島さんです。
また、フルートの仲間であるさまざまな種類のフルートを持参してくれ、それぞれの音色の違いを披露もしてくれた。それは、ピッコロ、木製のフルート、銀製のフルート、金製のフルート、そしてバスフルートの5種だった。
※ さまざまなフルートの仲間たちを紹介してくれました。
そして休憩を挟んでのミニコンサートを行ってくれた。その曲目は…、
◇愛の賛歌
◇ラ・クンパルシータ
◇花は咲く
◇この道
◇こきりこ節
◇上を向いて歩こう
◇チャールダーシュ
の7曲だった。大島さんは本来クラシック畑の演奏家であるが、披露していただいた曲目からも想像されるとおり、けっしてクラシックだけにこだわることなく、さまざまなジャンルの曲に取り組まれているようだ。それは私たち受講者がクラシックに特別親しいわけではないという大島さんの読みもあるのだろうが、これまでの活動で学校訪問やチャリティー活動に熱心に取り組まれていることが影響しているのではないか、と思われた。
※ ミニコンサートの最期には受講生の近くまで寄ってこられて演奏してくれました。
これからもあの優しい笑顔と共に、広く道民の方々に素晴らしい音楽を届けてほしいと思ったかでる講座だった。