モモちゃんへ
日々の出来事を亡きモモに教えます。
 



葉室麟の小説は 大体いつも読んでいます。 今回は 【花や散るらん】 文春文庫 です。

毎年12月になるとテレビで放送される忠臣蔵なんですが 今までとは少し違い、尾形光琳が出てきます。

過去に観たことありません。 細川幽斎の古今伝授の事とか面白いこと色々・・ そうそう・・・

大奥では30を過ぎた女はたとえ御台所であろうとお褥御免となって 将軍の寝所に入らなくて済んだそうです。

 

【千人参り】 糟屋北部新四国八十八箇所霊場  

四国八十八ヶ所 西国三十三観音 私は色々経験がありますが、昔は遠くて行けない人たちが ○○四国 として 団体でお参りしていたのですね。

必ず団体で・・・千人参りの千人とは 団体の事なんですね。

 

糟屋北部新四国八十八箇所霊場 の場所です。 幾つかは行ったことがありました。

糟屋北部新四国八十八箇所霊場  詳しくは こちらをご覧ください

 

 

28番札所 清瀧寺 お参りした時の記事   

本堂ですが、この日お籠りの行事でしたので、邪魔にならないように静かに1枚だけ撮らせて頂きました。

注連縄?が数珠のように繋げられているのは初めてみました。瓦も懸魚も変わってるんですよ。不動明王は広田弘毅の父親の作  権現堂には行基の作と言われる像がある・・・友人のお兄様が資料を作ってくださってますから又ぜひ行きたいです。

 

23番札所 医王寺 今年菜の花を観に行った時 お参りしました。 

他に薬王寺もあったけど 温泉に行っただけでお寺さんには行っていません。

千人参りの巡礼者を迎えるのに 近所の人たちは お接待の準備をしたのですね。

 

【養老孟司の幸福論】養老孟司 中公文庫

あまり馴染みがなかったけど、たまたまテレビで2時間も観たから もっと知りたくなりました、

子供でも大人でもいじめには、逃げ場や隠れ家を見出せたらいい 花鳥風月の世界に逃げられればいい。 

確かに自然が一番 森について色々 私は最近 森や広葉樹についての本を色々読んでいたから興味深かったです。

 

最後に 【十三夜】 樋口一葉  これは読んだことはなく 友人から借りた 45分くらいの朗読を聴きました。 省略してあるのか全編かは分かりません。 泣いてしまいました。

身分不相応な家に嫁入りした娘が ある日の夜遅く 子供を置いたまま 実家に帰ってくる

離縁状を取ってほしいと訴える娘 不条理さに憤慨してもうここに帰ればよいという母親 一時の感情で離縁してわが子に会えなくなると説く父親 それぞれの気持ちを切々と訴える そして・・・・

 

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アマゾンで程度のいい中古を買うこともありますが 中村哲医師に関しては 少しでもペシャワール会を支援することになればと 新品を買います。

【希望の一滴】 中村哲、アフガン最期の言葉 西日本新聞社 写真が多いから すぐ読み終えます。

 

生い立ち編で火野葦平の家で親族と。 白の野球帽の少年が中村哲さん 後ろに立っているのが 火野葦平

 

アフガニスタンで水路を造るのに 筑後川の山田堰を参考にしたことは 繰り返し記事にしています。

ここです。 アフガンの人たちが今後 生コンが無くてもできるよう 江戸時代に石だけで造った堰です。

 

今回 この本で 知ったのは 筑後川だけじゃなく 他にも参考にされた・・熊本県緑川 石出し水制 とありました。

ネットで調べたら甲佐町  過去の記事から探しました、 緑川は石橋探訪で15年間通い、知っています。

甲佐地域は昔、古緑川と津留川の二つの川が流れていた。1600年加藤清正が肥後の領主となった後、原野を掘りぬいて合流させた。これが現在の緑川である。(郷土史研究会の資料より)

「鵜の瀬堰」です。 ふつうは堰は川の流れの通りですが横向き でしょう? 二つの川の合流する所です。


1608年、鵜の瀬堰が造られ、そこから灌漑用の水を引いて約300町歩の水田を潤しているのが大井手川である。

ホントにきれいな見惚れるほどの景色の中 先人の土木治水事業の偉大な功績に拍手を送りたいです。

他には網の目のように張り巡らされた排水路の柳川も出てきました。木の部で 柳も沢山植えられました。

 

これもいつも読む葉室麟さん  大体 最初からイメージできるのが 麟さんですが この本は半分くらいまで退屈でした。一人称の【私】がシーボルトの息子アレクサンダー・シーボルト 幕末の頃 外国人憎しの時代です。半分から面白くなります。

【星火瞬く】 葉室麟 講談社文庫 

 

【啄木 ふるさとの空遠みかも】三枝昂之 私は啄木をあまり好きじゃありません 昔【節子】を読んだ時に あまりにも自分勝手で・・・

ここで以前にも 【26年2か月 啄木の生涯】をご紹介しましたが たったの26年しか生きてない 20歳で結婚して6年しかないのに 妻も母親も子供も友人に預けて東京で好き放題

それでも 中学生が知っているのは ほんと啄木ばかり

★不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心

★東海の小島の磯の白砂に われなき濡れて 蟹とたはむる

★故郷のなまり懐かし・・・・・・  ★たはむれに母を背負いて・・・・ ★ひとがみな我より偉く見ゆる日よ・・・・

研究書で、私には難しい本でした。

 

最後のご紹介するのは  【かみさまへのてがみ】 谷川俊太郎=訳 葉祥明=絵 読むっていうのじゃなく・・・・読むなら数分  可愛いのです。新鮮です。

 

たとえば

いつも どようびには あめを ふらさずに おくことくらい どうして できないの? ローズ

何処をめくってもこどもたちのことばには 敵いません。

 

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ブログは隔日で更新していますが しつこく長話してまして ほとんどは引きこもりです。

読んだ本の中で 面白かったよ というのをご紹介します。 したがって全部★5つです。

【ゴッホ 生涯と作品】圀府寺司著 東京美術

芸術の事は別として とりあえず 知ることが出来ました。 

 

【フィンセントの寝室】という作品です。

 

数年前 国東町に行った時  この部屋を そっくり再現している方に出会いました。 

北九州市若松区から移住された方です。

壁の絵も 模写してあります。引き出しの金具などご苦労話を伺ったものです。

 

【橘花抄】 葉室 麟 著  新潮文庫

私の場合 葉室麟さんは ハズレがありません。 【橘花抄】 登場人物が多いけれど どんどん読み進められるのが麟さんの小説です。

 

友人のお兄様が 以前メモして下さった薦野立花氏略系です。 まさに これがあると分かり易い・・・

【丘の上の賢人】 原田マハ著 集英社 

原田マハさんは 絵や美術館の へ~ という話を読んでましたが、これは珍しい展開 他人の旅行を代理でする 偶然テレビでもありました。

 

【月夜の森の梟】 小池真理子著 朝日新聞出版

コロナ禍では 書店で暫く立ち読み なんてできませんから・・・。月とか星とか このところ 興味を持った森 鳥では梟 こんなのが好きで 全部タイトルに出てくる

58編だったか・・・亡くなった御主人との思い出話だけど 私はそれぞれのエッセーの最後数行の森の描写が好きでした、

 

【雨と詩人と落花】 葉室麟 著 徳間時代小説文庫

前に紹介した 霖雨 PHP文芸文庫出版 広瀬淡窓と 弟、久兵衛の物語から 久兵衛のことがもっと知りたいと思いました。 そしたら末弟 でしたがこれまた よかったです。

淡窓を支えた 弟 久兵衛 のように最初にご紹介した ゴッホにも 支える弟テオ がいます。

 

どの本も いっぱい付箋を付けているから いつかまた 斜め読みしたいです。でも付箋するだけで安心して読み返さないことが多いです。

 

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以前に読んだ【後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ】の著者 ペーター・ヴォールレーベンの作 早川書房出版 訳者は長谷川圭 【樹木たちの知られざる生活】をご紹介します。 星は ★★★★★ です。

 

おー と思った所に付箋をするのですが 付箋だらけです。 まるで樹に意志があるように いえ 意志があるんです。

今までの事を反省しました。 山ガール 植物好きの友人 がいて 低山歩きやハイキング 結構行ったんです。でも 虫がいそうで樹を観ずに 虫が落ちてきそうで傘をさして歩いていました。神社仏閣の 銀杏か楠 以外では 知ってるのは 杉や檜 そして わが町には松・・・ 針葉樹ばかりです。

本にはナラ・ ブナ これが 繰り返し繰り返し 出てきます。私は意識して ブナ と書いているのはこれだけです。

(正面にずっと続くのはブナの林です。八甲田・十和田ゴールドライン。2,008年の記事です。)



冬には葉を落としてしまうことが大切なんですって・・・
樹は隣同士で協力するそうです。菌類や虫や鳥も 擬人化した文章を小学生のように夢中で読みました。

あーー それなのに 全部書くには10回あって書ききれません。

 

ナラは、はっきりと知っています。 宗像大社のご神木です。

まず カケスという鳥がブナの実をナラの根元に埋める カケスは他にも食べるものがあるので結局ブナの実は翌年の春に発芽し それから数十年をかっけてブナはひっそりと ナラの足元で育つ

地中で ならの根の範囲内の隙間全部にはいって 水分や養分を奪う…ナラは弱っていく(本文より)

 

ブナは 150年もすればナラの樹冠に届くほどの高さになっている(本文より)

そうなんですね~ 300年 500年 の長さの話です。。 すぐにでも 森に行きたくなります。

 

ではナラはひ弱かと言えば ナラの樹は ブナより分厚くて丈夫な樹皮しているので 外敵の攻撃に対して強いため 強さのシンボルとされている(本文より)

    葉っぱは こんな形です。 樹齢550年 宗像大社の神紋になっているそうです。

 

そういえば 宗像の銘酒 楢の露 きっと宗像大社のご神木からでしょうね。 勝屋酒造さんには 沖ノ島 というお酒があります。

 楢の露の 勝屋酒造さんの酒蔵開き 印の新しい杉玉が飾ってあります。(以前の写真)

 

話が逸れてしまいましたが 【樹木たちの知られざる生活】樹には 人のように意思があり 工場のように動いていることを知りました。

 

進物のお酒を買いに行った時 チラシを頂きました。 今年も コロナ禍で 宿場祭りは中止ですが 勝屋酒造さんの酒蔵開放は 2月19日 20日 開催されるそうですよ

 

 

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わたしは「セロ弾きのゴーシュ」NHK「ラジオ深夜便」で語った魂の記録をご紹介します。

中村哲医師の著書は 過去にもご紹介していますが 今回はインタビューそのままで 書物と違って 声が聴こえる気がします。

まして福岡県人で なんというか 言葉の選び方 ニュアンス っていうか・・・

それに 私は 賢治ファンですから これ ★★★★★ です。NHK出版 1,760円

 

普通の引用と違います。本の中に そっくり「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 が挿入されています。32ページを割いて紙の色を変えて・・・です。

セロをうまく弾けず楽団に迷惑をかけるゴーシュは家に帰ると まずバケツの水を飲みます。

毎日 猫 カッコウ 狸 野鼠たちが 練習の邪魔をします。

 

そして演奏会の日 不思議なことに、ちゃんと弾けたんです。 邪魔じゃなくそれぞれが トロイメライを弾いてくれ とか 練習だったのです。 回り道をさせられなが本当の目的に導かれていた。そんなお話です。

中村哲医師は ハンセン病を治すお医者様ですが 他の病人を見過ごすことはできない そして 治療よりも 飲み水が先 井戸を掘ります。

干ばつ・基金 栄養も摂れない  今度は 作物を作れるように 川を造ります。まわり道のようで 病気の予防になる まさに ゴーシュです。

 

今までたくさん中村哲さんの本を読んだけど 話し言葉だから本当に分かり易かったです。

なにーをくよくよー 川端やーなぎー~  蛇篭工法、前にも説明しましたが 番線で造った大きな篭に石を詰めて護岸に使うのですが 針金はそのうち腐食します。だから最初から土手に柳を植えると根がどんどんどんどん張って 自然の蛇篭になるんですって。

文字ばかりで読んで頂くほど 上手く書けないので 段落に 自慢の本を並べました。

 

寺田寅彦集 より 柿の種 をご紹介します。

ブログ友の縄文人さんが紹介された時、本棚を探したらありました。 箱に付箋があって定価より高い1,100円  参考の為 ネットで探したんですね。 ポプラ社 定価は320円 昭和33年ですからね。忘れていたけど一気に読みました。 

 

ところで 寅彦って もしかして寅年生まれ? 気になります。 巻末の年表を見ました。

1878年生まれ 今年寅年 (2022ー1878)÷12=12  ピンポーンです。

 

因みに縄文人さんのご紹介は 上皇后さまが毎朝音読される そうなんです。 柿の種

柿の種そのものは話の中に出てこない・・描写がとっても細かい・・デパートの食堂での食事風景(隣のテーブルの家族)など

私も音読しようかな? 物を言わない日もあるから・・ 音読するなら セロ弾きのゴーシュの方がいいかな・・

 

 

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葉室麟 著  霖雨 PHP文芸文庫出版 2014年の本です。

どんなに辛いことがあっても、決して諦めてはいけない――。 そんな思いを伝えたかった。 帯に記された著者のお言葉です。

 

日田で私塾咸宜園(かんぎえん)を主宰する 広瀬淡窓と家業を継いだ弟、久兵衛の凛とした生き様が描かれています。

以前日田に行った時に観た 咸宜園です。

飢えにあえぐ民衆を救うために 私利私欲を肥やす豪商を襲った【大塩平八郎の乱】言葉は知っていても読んだことなかったけど これもよくわかりました。

 

鋭きも鈍きも ともに捨てがたし

      錐と鎚とに 使いわけなば    広瀬淡窓の歌碑です。 上津江の道の駅で観ました。

君は川流を汲め、我は薪を拾わん 友人の石橋進さんの口癖です。

 

もう一つご紹介するのは 後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ

最近やたらと テレビで動物園の話が多いと思いませんか? なんか私 この本読んでるんじゃないかと思いました。

 

著者はペーター・ヴォールレーベン本田雅也訳 早川書房 出版 これは説明しだしたらきりがない 興味深い話です。

目次を観ただけで 読みたくなります。 ご覧になれるでしょうか・・・倒れるほどの母の愛(リス)

人間への愛について(ニワトリ・イルカ・トナカイ) 

 

死がふたりを分かつまで(ワタリガラス・コウノトリ)  悲しみ(シカ) 利他主義(シジュウカラ・チスイコウモリ)

小型ノアの箱舟状態のように 色んな動物が住んでいる森なのですが 名前があります。。 それぞれに 例えば豚にでも・・ 

 

私は 大の虫嫌いなのですが この本には昆虫もいっぱい出てきます。 ハチの話では 涙が出そうになりました、

困ってしまう蟻だって・・・けなげですね。

 

証明されてない事実を私は知っています。犬は自分の姿を分かっていません。

momoが 死んでしまった後 姉妹犬のナナちゃんは暫く生きていました。ある日 姿見に向かって 突進しました。

私には聴こえました。自分の姿に向かって モモちゃん こんなとこにおったと~? と喜ぶナナちゃんの声が・・・

 

 

 

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伊予原 新 著 新潮文庫 【青ノ果テ】をご紹介します。  【月まで三キロ】を読んで面白かったので この著者の本2冊目です。

★★★★★ 金色の星 です。 

 

【宮沢賢治 銀河鉄道の夜】を読んだことの無い方は この本を読む前に ぜひ先に読んで頂きたいです。

全体が 銀河鉄道へと つながっていくからです。 

副題になっている 花巻農芸高校地学部の夏 モデルは 現在の花巻農業高校です。

精神歌の最後の部分が大きく書いてあります。  ワレラヒカリノミチヲフム

 

校内に 賢治先生の家 羅須地人協会があります。 パソコンの会の仲間6人で賢治の会を作り 2017年 そこを訪ねたのですが 偶然 鹿踊り(ししおどり)部活風景に出会いました。

その部活練習から 話は始まります。

 

総文 だったか? 総合文化祭が終わる迄 ネットに出さないで欲しいとの要望が 生徒さんからあり

当時ブログにUPしませんでした。 【青ノ果テ】でもその文化祭の事があり この真ん中で立って踊っている生徒さんのような子が主役の1人です。

 

韮露青 という言葉が出てきますが 賢治さんの造語のようです。 詩集にあります。

みをつくしの列をなつかしくうかべ 韮露青の聖らかな空明のなかを・・・

因みに韮露 (かいろ)は

 (「薤」は「にら」で、その上に置く露がかわきやすく落ちやすいところから) 人の世や命のはかないこと、人の死、またはそれを悲しむ涙などにいう。(コトバンク より)

 

鹿踊りの練習中にけがをして 暫く部活が出来なくなったことから 地学部創部に引き寄せられてしまいます。

 

イギリス海岸の端っこです。あらすじは割愛しますが思い出の旅行の写真です。

銀河鉄道の夜は 愛読書ですが 気になっていることがありました。ラストです。同じ思いの人がいたのはホッとしました。

 

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志賀直哉の本は中学の教科書で【清兵衛とひょうたん】がありました。でも なんといっても【 城の崎にて】がいいですね。 小さな動物の死を通して 生と死の物語です、

城崎に行った 2014年の記事 

【城の崎にて】の一節「一の湯」の前から小川は往来の真中をゆるやかに流れ、丸山川へ・・

一の湯です。その通りに丸山川まで歩いたものです。12月初め 雪が残っていました。

 

志賀直哉が父親と不仲だと言っても  一体どんなもんか 【大津順吉】と【和解】を読みました。

緊急事態宣言下の頃 巣ごもりの為 アマゾンで買いました。【和解】新品で506円だったかな? ★★★★★

状況というのは ホントに細かい描写で すっかりわかり 少しずつ 氷が解けるように 溶けていく様子が分かります。

 

家族というのは 厄介なもので また愛おしいものです。ここにこじれた原因を書くのも大変ですが知りたいので 今度は 【大津順吉】を探しました。 これがすごく状態の悪いのしかなかったのです。そこんとこアマゾンは 悪いのは悪いと示してあります。

だから会社の同僚に メルカリで探してもらったのがこれです。 新品未開封?

 

父親との仲がこじれた原因の一つ 女中(原文通り)との恋 突然離されます。他にも初めて生まれた子供を何が何でも汽車に乗せて呼び寄せ それが原因で死亡  

が その内容よりもこの本 上の方が繋がってます。

 

これは名著復刻版ですから きっとこの状態で売られたんですね。送料含め1,089円でした。

これを切り外して 理不尽な様子を読みました。(女中さんの立場に立って理不尽)

 

それに旧仮名遣いですが それでも内容が面白くて 寝ずに読みました。 ★★★★★

 

もう一つ 中学の教科書で読んだ (清兵衛とひょうたん)に再会したのです。。憶えていたのは 禿げ頭と比べるくだり でも落ちがあってとっても面白いのです。

それから夢の話で私と同じというのもありました。 短編どれも面白かったです。

 

 

10月19日の 14日月 きれいでした。 小望月・待宵月ともいうそうですよ。

 

私は 風景の続きの お月さまが好きで どうしても小さなお月さまになります。

 

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お月さまの2m右の明るい星は・・・なんていう話を よくします。

月まで38万キロと 呪文のように覚えていましたが・・・伊与原 新さん 初めて読みました。

月まで3キロ をご紹介します。★★★★★

28日 追記 月という集落まで3km という標識のある場所でした。

 

タイトルにもなっている 【月まで3キロ】

自殺場所の下見のため乗ったタクシーのドライバーとの出会い 月まで3キロのところに案内されます。

あらすじは省略します。私が気になった事 月は毎年 3,8cmずつ 地球から遠ざかっているというのです。

小説だから サンパチ か・・ とも思ったけど もともと 38万キロですからね。。。

 

左は 今年の十五夜 右は1日後の 十六夜・・・ となると・・・ 3.8cm=38mm 

38/365=約0.1    十六夜の月は 十五夜よりも 0.1mm 遠くなっているんですね。

 

 

次の【星六花】 読んでいる時に ちょうど 義弟がスーパーで買ってきたというお土産をもらいました。 ご存知の方も多いと思いますが 六花亭のお菓子です。 六花とは雪の結晶の事です、それを確認できるかもしれない・・・

黒い傘を用意します。 そこに付着した雪の粒を、カメラモードにしたスマホでまず観察し100円ショップにある マクロレンズをスマホに取り付けると 細かな構造までよく見えるそうです。(本文より)

冬が待ち遠しくなりました。

 

 

【アンモナイトの探し方】【天王寺ハイエイタス】それぞれに興味深い描写がありました。

 

そして・・・【エイリアンの食堂】 短い期間に祖母と母親を亡くした少女が プレアデス星団から来たに違いないと思うお姉さんに出会います。 彼女の話の素粒子に 夜空に母親感じて少女は癒されます。

 

素粒子・・・ノーベル賞などの話だと全く受け付けませんが 私は熱心に何度も読みました。

「マグロも豚も、わたしもあなたも 生き物だけじゃない。このテーブルも椅子もコップもお水も、この世界に存在する物質は全部がぜーんぶ、クオークとレプトンでできている」

おしまいまで読んで 書店のカバーを外したら、著者の本の中に【花巻農芸高校地学部の夏】があった

私はコロナが怖くて立ち読みできず タイトルだけ見て買ったのですが 宮沢賢治にいざなわれたのかな? 

 

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緊急事態宣言下で 家にいる時間が長いので、本はよく読みます。 目がショボショボして減りましたが・・・

葉室麟 著 【風かおる】 幻冬舎時代小説文庫 をご紹介します。

前回の【螢草】も そうでしたが 仇討ちの話です。 妻に裏切られ妻敵討ち(めがたきうち)の旅に出る

それが策略であったり・・ 人間の哀しみがいっぱい・・

【私たちはよい風にならねばならぬ。この世によき香りをもたらす風にならなければいけないのだ】

 

次にご紹介するのは 斎藤文一著【愛と小さないのちのトライアングル】国文社 

宮沢賢治・中村哲・高木仁三郎 のサブタイトル 俄か信者!で 中村哲医師の関連本を色々読んだ中の一つです。 

中村哲・高木仁三郎 共通点は 賢治思想普及の功績により宮沢賢治学会から イーハトーブ賞を受賞していることです。

 

中村哲さんの部で火野葦平の両親 玉井金五郎・マンさんのことが 多くの紙面を使って書いてあります。

会社の近所ですから身近に感じます。

また 昆虫採集が趣味というのは 色んな本に書いてありますが ここに 古賀市の地元の歴史研究グループの書物から引用します。

 

哲医師ご本人が地元を大切にされていることは 著書の中でもよくわかります。

こちらは 前出の古賀市薦野(こもの)の歴史 からコピーさせていただきました。

 

こんなことも載ってました。

 

【愛と小さないのちのトライアングル】

哲医師と セロ弾きのゴーシュの 共通点も面白かったです。

宮沢賢治の部では 斎藤文一さんって 多分初めて読んだと思うのですが 賢治さんの事を書いた本では好きでした。

【銀河鉄道の夜】【よだかの星】【どんぐりと山猫】【セロ弾きのゴーシュ】これが私の 今の順番です。 よく変わります。 これらが集中的に解説してありました。

そうそう。どんぐりと山猫の出だし おかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。

ですが そのはがきの日付 九月十九日なんですよ。 今日ですね~ 

 

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