鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

今こそ、日本国憲法を!

2012-10-09 21:54:19 | 思いつくまま

  日本国憲法  前文(抄)

 『・・・・・、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを

 決意し・・・、の憲法を確定する。・・・。日本国民は、恒久の平和を念願し、

 人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する

 諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 

 われらは、平和を維持し、・・・国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

  ・・・・。』

 

 第九条 【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】  日本国民は、正義と秩序を基調と

  する国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力

  の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 ②  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

   国の交戦権は、これを認めない。

 

 日本の領土問題は、ロシア(旧ソ連)、韓国(朝鮮)、中国との間に存在し、このところ韓国と中国との間ではことのほか重大な、抜き差しならぬ、一触即発、まかり間違えば戦争に発展しかねない状況となっています。

 どうしたものか、個人としても真面目に考え、悩んでいます。 もちろん解決策は思いつくはずもないです。 新聞報道を読み、どの新聞がどういう報道をしているか注視していますし、雑誌等にも目を通して、自分なりに考えています。

 でも、いろいろ読んで行けば読んでいくほど、なるほどなるほどと思い、いろんな人がいろんな角度から自説を展開していますので、もう出尽くしているのではないかとさえ思ってしまいます。

 最近のものでは、「SIGHT 2012 AUTUMUN」の 内田樹と高橋源一郎の領土問題を巡る対談や藤原帰一の竹島・尖閣問題のインタビュー、さらに「世界 2012-11」の孫崎 亨の”尖閣問題 日本の誤解”や坂本義和の歴史的責任への意識の問題の提起は、ものごとを広く深く冷静に分析していてとっても参考になるものです。

 これらを読めば、今の日本で威勢のいいことを言っている輩の無責任さ、傲慢さ、思い上がりというものが分かると思います。 日中問題については、やはり去年出版された中公新書「日中国交正常化 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦」を、国交正常化40周年であるからこそぜひ読むべきかと思います。先人たちの熱意と努力と歴史を知れば、政治家ならば威勢のいいことなんか言えるはずがありません。 日中関係では石原慎太郎の軽率か考えての上かは別にして、責任は重大です。 日本、アジア、世界のことを考えている政治家であるならばあまりに自己満足、はた迷惑な行動でした。 今回の問題の元凶です。このことははっきり認識しておかなければいけません。

 

 あとは決断?と実行?を自慢にしている人、”ドジョウ”なる人がどのような決断をして行動していくのか、期待はしていませんが、不安を抱いています。 といっても、いまの社会情勢では民主党はもうお仕舞でしょう、来年も政権を握ってることは不可能です。 野田みたいな官僚のいうなりの男を首相にしてしまったということで、墓穴を掘ってしまったのですから今更どうしようもありませんが、鳩山の理念、空想と言われようが平和の象徴のハトの理念を、民主党員一丸となって実現に向かって突き進んでくれたら、ここまで逆戻りはしなかったことでしょう。

 もう現在は自民党時代と何が変わっているのか、何が変わったのか分からないくらいになってしまいました。 あの長州の安倍が、無責任にも責任を放棄した安倍が自民党総裁から、まもなく日本国の首相となって極右の政治を、力の政治を展開していくことになったら、一体日本はどうなってしまうのでしょうか。 ヒットラーの台頭といったら、あまりに買い被り過ぎですが、勇ましいことをまくしたて、憲法を改悪して再軍備に走り、陸海空軍を増強し、ニートや働かない者は強制的に徴兵し、強兵による富国を目指し、軍人、軍隊のパレードを目の前にして悦に入るのでしょうか。どこかの国と同じです。

 

 でも、私の考えといっていいのかどうか、気持ちは遥か40年以上も前に遡ります。 大学の時でしたが、いろいろな作家や思想家、学者に出会いましたが、そのなかの一人武田泰淳の評論(対談かも)のなかの言葉が、極めて強烈に心に突き刺さって今に至っています。理由等細かいところは全く覚えてはいませんが、『日本は中国に併合されてしまう』ということばです。妙に納得して、すんなりと自分の考えのようになってしまったのです。根底には中国が好きだったからということがあったのでしょうが、この考えは今も変わりません。 因みに言っときますが、売国奴では決してありません。それどころか右翼よりも愛国者だと思っています。

 


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