鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

一年と七か月 (その1)

2012-10-11 15:23:33 | お知らせ

  きょう10月11日は、去年3月の東日本大震災発生から一年七か月目となります。 午前中高台移転か現地再建かで揺れていて、結果的には現地再建で復興していこうということになりそうな、名取市閖上(ゆりあげ)地区に行ってきました。 日和山です。

      

 閖上地区には今年の三月二一日にも行っています。 その時の様子を三月二八日から三回にわたってこのブログでお知らせしています。 約七か月前の閖上ときょうの閖上の状況を比べて見ていただければいいかなと思います。 現状は何も変わってはいませんが。

      

 丁度日和山に着いたとき、東都観光のバスが2台止まっていました。 練馬ナンバーのバスで、たくさんのみなさんがバスから降りてきて、日和山に登りました。 案内し、説明していたのは「語り部」さんでしょうか。 みなさんは語り部さんの話しを無言で熱心に聞いていました。 初めて津波で全く何もなくなった現状を見たら、津波の力の巨大さに言葉を無くすでしょう。 人間は沈黙するしかありません。

 以下の写真は日和山から撮ったものです。(バスの写真もです)

 

 下の写真は海の方面を撮っています。 結構荒れた海、白波がすごかったです。

 

 ここから津波が押し寄せてきたのかと思うと言葉になりません。

 

 

 この橋を渡って何回ハゼ釣り等の釣りに行ったことか。あまり釣れませんでしたが。

 

 

 

             頂上の慰霊塔です。

 

 慰霊碑等は倒れたままとなっています。

        

 上の写真の左端の石碑は何と読むのでしょうか。「震日粛部会(命)」でしょうか。 昭和8年の地震と津波のことを後世に伝えようとして設置されたようです。 

         

         『地震があったら津波の用心』

          

 「昭和八年三月三日午前二時三十分突如強震アリ  鎮静後約四十分ニシテ異常ノ音響ト共ニ怒涛澎湃シ来リ  水嵩十尺名取川ヲ遡上シテ・・云々・・・」と読めます。

 昭和八年十一月三日建立です。

 今月の21日(日)閖上湊神社の秋の例祭、閖上復興祈願祭が開かれます。

           

 大いににぎわい復興に向けて力強く踏み出すエネルギーを蓄えてほしいものです。


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