鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

竹下恵子 ”朗読と音楽の夕べ”

2013-03-02 21:03:41 | お知らせ

 午後からの天気、一体なんですか!?昼のニュースで北日本は猛吹雪に見舞われていることを知りましたが、仙台地方も雪こそ混じらなかったものの、猛烈な風に襲われました。 テレビでは最大瞬間風速26メートルとか言っていましたが、澱橋の上での体感はそれ以上でした。 体は飛ばされそうになり、呼吸も困難になるくらいの強風でした。 川の上だからなおのこと強く吹いたのですが、橋梁補強工事に従事しているみなさんの辛さ大変さは如何ばかりか、同情に堪えません。 本当にご苦労様です。

 

 きのう午後5時30分から8時10分過ぎまで、川内の東北大萩ホールにて かたりつぎ katari-tsunagu 竹下恵子 朗読と音楽の夕べ が開催されました。

              

 入場は無料ですが、事前申し込みが必要とのことで、Eメールで申し込みました。

  

  今年は2回目の実施で、1回目は去年の3月11日に開催されたそうです。 現在東北大学震災科学国際研究所が進めている、災害アーカイブ研究分野のプロジェクト「みちのく震録伝」が集めた記録から、被災者の言葉や思いを文章に起したものを、竹下恵子が音楽とともに語るという、より東日本大震災に寄り添った企画となっています。

 構成は一部と二部からなっており、第一部は講演、報告そして高校生の合唱部の合唱、第二部は法話、朗読と演奏となっています。

 高校生の合唱は仙台南高校の合唱部で、人数は少ないけどハーモニーがとっても綺麗なよく透き通った合唱でした。 あのくらい綺麗な高音が出せたらいいのになあと、羨ましさも少し交えて聞いていました。指揮者の音楽の先生が作曲もするということで、先生の力もすごいことだと思います。こういう熱心な先生がいてこその素晴らしい合唱と言えるでしょう。先月の県合唱アンサンブルコンテストにおいて金賞を受賞、全国大会に出るそうです。 羨ましい!!私も本当に久し振りに、鮎釣り大会の全国大会に出たいです、今年こそは何としても出たい!チャンスの年ですから!!

 

 朗読と演奏、朗読はもちろん竹下恵子、阪神淡路大震災以来、ボランティアで被災者とつながる朗読を14年間続けているそうです。 「みちのく」では2回目の朗読となります。

 朗読は7編です。同時演奏はチェロとピアノ。スクリーンの映像も加わります。この演奏者が凄いのです。

 チェロの原田 哲男さんは去年の9月まで仙台フィルの首席チェロ奏者でした。 とっても人気のある方で、隠れた?ファンがたくさんいるのです。私は全く知りませんでしたが、でも彼とはベートーベンの第9で去年の#せんくら#まで一緒に演奏しました。誇りに思います。 そういえば、イズミティ21大ホールでのせんくらのフィナーレを飾ったあと、きょうを持って退団するという話しがあり、花束贈呈がありました。

 原田さんが言うには、朗読の原稿に合わせて演奏曲を選んだそうで、チェロ要の曲ではない曲も選曲したそうです。だからなのですね、それぞれの原稿の内容と、当然のことですが語り部の竹下さんの朗読と見事に一致した演奏となっていました。

 朗読とは別に演奏が2曲ありました。 ロベルト・シューマンの「幻想小曲集 作品73」とセルゲイ・ラフマニノフの「ヴォカリーズ」です。

 

 そして語り部の、朗読してくれた竹下さん、意外と小さい人だなと思ったのですが、原田さんやピアノの鷲宮さんが大きいからそう見えたのかもしれません。 会場からみてほぼ中央にピアノ、左手にチェロ、右手に椅子に腰かけた竹下さんという位置関係です。

 いやあ、さすがだなあと感心しきりです。 長年の実績があるから当然と言ってしまえば当然なのでしょうが、それにしても7人の方の言わんとしていることを、方言も交えて何とも的確に、感情に高低をつけて朗読するのです。 間違ったり言い直したりすることも当然ありません。 間がいいのですね、憎いくらいに。 声も高い声ではないのがいい。 すごい、さすが、と思わざるを得ません。

 7つの朗読の中で一番感銘を受けたのは、石巻市 阿部 邦子さんの 『ガレキはゴミじゃない』 でした。

 ・・・他人にとっては、確かにゴミかもしれないね。でも、ガレキになっているのは、もともと私達が大切にしていた「物」なんだよね。・・・。ガレキの中には、大切な物が山ほどあったはずなの。・・・。ガレキが無くならなければ次へは進めないのは、わかってる。でも、ガレキをただゴミとして処分しただけでは、いつの日か震災は風化してしまう。だからこそ、・・・、ガレキを片付けてくれる人が、私達と同じようにガレキをただのゴミだと思わないでくれれば、きっといつまでも震災のことは語り継がれると思う。・・・。

 

 これは OCTOPUSーKUN です。 

 凧のピンバッジです。南三陸復興ダコの会 YES工房 製作  380円  材料の木は、南三陸の震災被害木だそうです。


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