(午前9時25分頃)
朝からどんよりとした重苦しい天気となっています。いかにも冬空といった感じですね。
少し前になりますが、541CH釣りビジョンで有岡只祐さんによる四万十川の大鮎釣りの放送がありました。はっきり言って久々に面白い、見ている方も血沸き肉躍るかのような感想を持ちました。
この番組を見たら鮎釣り師なら誰でも四万十川へ行って見たい、四万十川の大鮎と格闘したいと思うでしょう。 やっぱり四万十川はすごい川である、清流の、鮎釣りの、大鮎釣りの川であるということをあらためて認識いたしました。
今回はその時の有岡さんの思わずしゃべってしまった言葉、興奮してついつい出てしまったであろう言葉を、写真とともに任意に書き出してみたいと思います。写真と文章から彼の感動が少しでも伝わったらいいのですが。
「大鮎四万十川スタイル」 「四万十川×有岡只祐」
私の所属する鮎釣りクラブでも、若かりし頃はみんなで四万十川へ行こうと積立までしたのですが、・・・・夢破れて、・・・・何十年・・・・
四万十川は10月15日で納竿というか禁漁に入るようです。今回の撮影は10月12日と13日に行われました。本当にギリギリもギリギリの挑戦です。
遠目に見れば女性的な川、近くで見れば男性的な川、四万十川です。
「面白い、楽しい」という言葉を何回使ったでしょうか。興奮しながら竿を出しているのが伝わります。
””小さい言うても25くらいかな。出し掛かりじゃ。”” ””これいいじゃない、よっしゃあ~””
””めっちゃ楽しい。重いなあ。””
””これはちょっとましやないかなあ”” ””おお曲がるねえ、身切れせんかなあ~、危ないなあ”” ””ひゃあ~こっち寄ってこない。おもしろいわ。楽しいなあ~””
””1匹1匹味わいながら、馬力が違いますよ。抜いたらバレるかなあ~、寄せよう。”” ””これかっこいい、かっこいい鮎やん。三桁釣りも鮎釣りでしょう、これも大物釣り、鮎釣りでしょう。30分しか釣っていないね、でももう満足よ。””
仕掛けは上の通りです。竿は「GK MT K95 メガトルク急瀬 プロトタイプ」です。
ハリは、9号と10号のシワリ系とストレート系、ハリスは3号です。水中糸は複合メタルの0.2号です。
””球磨川はどかっと大鮎の一発勝負、ここは上手にオトリを循環させながらそれにぽろっと大鮎が来る。”” どこでも竿を入れられる。少しずつ少しずつ、最後は尺を狙う。”” ””硬い竿で行くと一気に持って行かれる。体力のない人には、長くてもしなやかに曲がる、大きく曲がる竿、しなやかな竿で切れない仕掛けで。””
””抜けんか、出てこない。これ鮎?ウグイじゃないよね。”” ””おっしゃあ~これまた引くなあ~、うえ~対岸に走ってしもうた、どうする、参ったなあ~”” ””これちょっと大きいよ、大きいと言っても尺には足らんね。””
””何か来た!?何が来た、黄色いやん、鮎やん、これは。最高だね、鮎釣りは。”” ””やられたやん、なくなった、擦れたみたい。40センチあったか、これがあるからおもしろい。””
””尺越えを釣らんことには次のステップがない。”” ””なんか秋の大運動会が始まりそうやね。””
””おったけど、ちっさいなこれ。これは参ったなあ、強引に行き過ぎたら切れるからなあ”” ””何かきた!でかくないか、でかくないわ。でかくないけど引くなあ。何かきた!鮎なのにね。””
””(複合メタルからフロロの0.8号通しに変更)泳がせ気味に来んかなあ~これ来たらでかいと思う。これでくるとどうなるかなあ、竿投げないといかんかなあ~””
””あれっこれちょっとでかいよ。思ったよりデカイ。これから来るんじゃない、とっておきの来てほしいなあ~”” ””ドキューンとくると思う。””
””10号のハリが6.5号くらいに見える。魚がでかいから。これ取り込みが楽しいね。””
””どうこれ危なくない?来そうじゃない?”” ””うわあ~でっかい、手前を舐めてるやつ””
””もう勘弁してよね、これはないよね。ドキドキした。(小さいオイカワが掛かって)””
””けられるということは、魚そんなに大きくないよね。””
””これはいかん、いかん、体がついて行かん。これはすごい引きやん。外れるなよ。””
(以下続く)